馬入日記
【馬入日記:10月25日】選手がホームタウンの小学校へ。「ベルせん」第7回開催!
今シーズン、湘南ベルマーレの“選”手が“先”生を務める「ベルせん」を継続的に実施しています。
このベルせんでは、サッカー選手になるという夢を叶えた選手たちが、ここまでの道のり、そして夢を叶える過程で支えてくれた人の話をすると共に、子どもたちの夢についても一緒に一緒に話をしています。
今日は平塚市の勝原小学校を訪問!
6年生の3クラスだったので、これまでで最多となる7選手が小学校へおじゃましました。
まずはこちら!馬場選手&高山選手コンビ。
皆さん予想がつくと思いますが、やはり…最初から最後まで、笑いの絶えない授業でした!
子どもたちがリラックスできるように、最初は「なんでも質問コーナー」!
馬場選手は「馬場」を聞き違えて「さば」とあだ名をつけられ、高山選手は「金髪」とあだ名をつけられていました。
元気いっぱいの子どもたちに、負けず劣らず二人も元気。楽しい授業は続きました。
そんな中、もちろん夢の話も。
馬場選手は「僕は小学校1年生からサッカーをやってきたけれど、人よりも頑張ってきたぞって思えるところもある。駄菓子屋さんに行ったり、みんなと一緒に遊びたいなと思うこともあったけど、我慢して一人でサッカーの練習に行ったり。夢を叶えるためには、そうやって時には何かを我慢しなきゃいけないこともある。そこに向かって自分自身がどれだけ頑張れるかだと思う。そうしたら、夢に一歩ずつ近づいていくと思う。みんなも、今からでもこれやれるかなって思うことは頑張ってほしい」とメッセージ。
高山選手は「自分のやりたいこと、好きなことを見つけるのって大変なことだけど、好きなことをみつけるのはすごく大切なこと。みんな好きな男の子とか女の子のためだったら、頑張れるって思うでしょ?僕にとってはサッカーもそれと同じで、本当に好きなことだから頑張れる。だからそれくらい好きだと思えるものを見つけたら、一生懸命頑張ろう!」とメッセージを。
「僕は心から親友と呼べる友達が3人いて、それは小学校時代の地元の友達です。今でも一緒にお酒を飲みながら懐かしい話をして、ずっと友達でいられてよかったなって思っています。みんなにも大事にしたい友達がいたら、一生素晴らしい付き合いができると思う。だから今から周りの友達を大事にして下さい。それから、お父さんとかお母さんのことが面倒だなぁって思う時がくるかもしれないけど、大人になったら親の有難味が本当によく分かる。僕はそれに二十歳くらいで気がついて遅かったなぁって思うから、両親や周りのお世話になっている人に感謝の気持ちを持てると素晴らしいなと思います」
そして高山選手が「そう、僕も中学の時にお母さんとケンカばっかりしたけど、今ではめちゃ好きだよ」と。
そんな二人からのメッセージを、子どもたちは真剣な眼差しでじっと聞いていました。
最後に集合写真を撮影!
そして、ホーム最終戦となる11月4日(日)の鳥取戦の招待券をプレゼントしました。
サインをして、元気いっぱいの子どもたちとお別れ。あっという間の時間でした。
そしてこちらは…
阿部選手、ハングギョン選手、イミンス選手のトリオ!
阿部選手はベルせん2回目。ハングギョン選手とイミンス選手は初めてのベルせんです。通訳の金さんも一緒に、4人で大いに盛り上げました。
実は前日からかなり話し合っていた3人。入り(掴み)の部分はリハーサルもしていました。
その甲斐もあって、素晴らしい連携!
最初、ハングギョン選手とイミンス選手の二人がジェスチャーを行い、何に見えるかというクイズを行いました。
「ヘリコプター」や「お医者さん」など二人がジェスチャーを見せるたびに教室中が大きな笑いに包まれ、子どもたちは一気にリラックス。
そして、子どもたちからの質問もたくさん受けました。
「サッカーをする時に一番大切なことは?」という質問にハングギョン選手は「情熱を持つことが一番大切。情熱がなければサッカーを続けることはできません」と。
また「どうしてサッカーを始めようと思ったの?サッカーをやっていなかったら何になっていましたか?」という質問には「98年のフランスワールドカップを見て衝撃を受けたのがきっかけです。サッカーをやっていなかったら…うーん、サッカーが好きすぎて、考えたこともありません」と答えていました。
そして阿部選手は「僕は二人のように代表に入ったり、いい成績を残してきた選手ではありません。でも結果は出なかったけど、中学の時も高校の時も“サッカーをうまくなりたい”という情熱を持った仲間と共に3年間を過ごして、今は全然違う仕事をしているけど、今でも大切に思える関係を築くことができた。それは、一生懸命やったからこそ、そういう仲間ができたし、真剣に夢を追ったからこそ分かり合える友達ができたんだと思います」とメッセージ。
また、「いま夢をもってる人はホントにすごい。そこに向かってたくさんの人にサポートを受けながら努力をしていってほしいと思います。でも、いま夢がなくても大丈夫。心配することはないです。そのかわり、いろんなことに興味をもつことが大切です。自分にとって刺激となるものはたくさんあると思います」とも語りました。
そしてイミンス選手は「U-20韓国代表に入っていたけど、そこに辿り着くまでには苦しいことや我慢しなければいけないこともたくさんありました。でも、サッカーに対する気持ちがあったので、一心不乱に努力しました。結果、選ばれることができました。でも、U-20の試合の前日に前十字靭帯断裂のケガをしてしまいました。辛いことはあります。でも、そこからまた懸命にリハビリをして、そしていまこうしてサッカー選手としてみんなの前に立つことができています」と。
また、「どうやったらボールがうまく蹴れますか?」という質問には…
「技術を身に着けるということは、もちろんこれから練習すればいいこと。その前に、パスを受ける相手のことを考えることが大事です。味方を信頼してボールを出してあげること。想いを持って蹴ることが一番大切です」と答えていました。
そしてこちら!坂本選手&大槻選手のコンビ!!
二人とも2回目のベルせんでしたが、それはそれは大変な盛り上がりで、小学生の心をぐっと掴んでいました。
まず最初、ベルマーレクイズを行う時から、二人は絶妙なコンビネーションで、漫才師のようなやりとり!大槻選手が必ず子どもたちからつっこまれるという構図を坂本選手が完璧につくり、笑いが絶えませんでした。
そして「ホントにサッカー選手かなぁって思ってる子もいるかもしれないので、大槻選手がリフティングを披露したいと思いまーす!」と坂本選手。
しかも、せっかくなのでサッカーをやっている男の子と対決することに。
いろいろ条件はありましたが、大槻選手、まさかの敗戦!しかも、泣きのもう1回も負けるという事態に、クラス中大爆笑。
その後、質問を受けたり、子どもたちの夢を聞いたり。
「スランプの時はどうすればいいんですか?」という質問には「投げ出してしまうんじゃなくて、うまくいかない時こそ今までの2倍3倍努力しよう。その時にできることを精一杯やること」と坂本選手。
この他にも、たくさんの話をした二人、子どもたちは夢中で聞いていました。
最後に11月4日の鳥取戦のスタジアムで再会しよう約束し教室を後にしました。
今回もたくさんの笑顔に会えた「ベルせん」。
今後もホームタウンで活動していきます!