馬入日記

【馬入日記:10月13日】いよいよ大一番!甲府との対戦。阿部選手&高山選手インタビュー

明日はいよいよアウェイでヴァンフォーレ甲府との対戦です。(15:00キックオフ)
甲府は引分け以上で昇格が決まるという状態。
首位との重要な大一番。これまで積み上げてきたものを、自信をもって出す試合にしたいところ。

今週水曜日に天皇杯3回戦、柏レイソル戦を戦いました。
先制するも、同点にされ、後半アディショナルタイムに失点し結果は1-2で敗戦となりましたが、90分間“湘南スタイル”を出し続けました。

阿部選手に話を聞きました。
「手ごたえはあります。でもあれだけいいポジションをとり続けるというところは、やはりひとつ上のチームだということを体感しました。最後のネットバイアーノ選手のプルアウェイも、自分が見切れなかった部分なので、悔しい。大胆さよりも繊細なポジショニングがとれていなかったと思うので、もっと味方を助けるポジショニングがとれればよかったと思っています。質の高いプレーヤーが多いという意味では甲府も同じだと思うので、次に向けてしっかり確認すべき点をトレーニングして、甲府戦に向かえると思います」

柏戦ではファインセーブを連発。
DF陣と共に集中した守備は1試合を通じて発揮されていました。

「僕自身は足りないところばかり。うまくなるために追求しなければいけないし、まだまだ達していないと改めて感じました。でも同時に、どうしようもなく縮まらないわけじゃないということも感じられた。ちゃんと努力すれば埋めることができる。最後の失点シーンにも、目をそむけずに、ちゃんと練習したら防げるようになるはずだと思って取り組みたい。協力して守ればどうにもできないという失点はないと思うので」

甲府は、天皇杯は2回戦で敗れていたため、今週は明日の1試合のみ。
甲府のほうがコンディション的にはいい状態ということは言えます。

しかし、選手たちは口を揃えて言います。
「気持ちが前を向く試合だったから柏戦があってよかった」「涼しいし移動も少ない。疲労感は問題ない」「改めてJ1に行きたいと思う試合だった。甲府戦の前に経験してよかった」と。

阿部選手も「明日への活力になる試合だったと思う」と語りました。

「選手間を密にしてボールを奪う時にいいアングルでもらえるように。自分たちのペースでパスをまわしてフィニッシュまでいくということが柏戦でできたので、そうやってうちのスタイルを出す試合にしたい。甲府は、勝点差があると言っても、試合が始まれば奢りなんてないと思います。だからこそ今の順位にいるんだと思う。うちはうちのスタイルを出す。気負うことなく、腹をくくって戦うのみだと思います」

最後尾からチームに勇気を与え続けます。

 
そして、高山選手に話を聞きました。

まずは水曜日の柏戦について。
「技術的な部分では相手のほうが勝っているところはたくさんあったけど、自分がプロ2年目になって、いろいろできるようになったと感じるところはありました。もちろん差はあったけど、プレーの精度を上げるために、一人ひとりがもっと頑張れば戦えない相手じゃないと感じました」

柏戦でもとにかくよく走り、サイドで存在感を発揮しました。
コンディションは?と聞くと「いい感じです。全然大丈夫」と頼もしい答えが。

明日、いよいよ甲府との大一番。注目の高まる一戦です。
「柏戦の時のような気持ちで試合に挑みたい。相手は強いけど、もう相手じゃなくて、自分たちが一年間やってきたことを思い切って出すことだと思う。守りに入ったら面白くないし、それで負けたらめちゃくちゃ後悔する。自分たちがやってきたことにチャレンジしたい」

積み重ねてきたものを発揮する、チャレンジするというのは、選手たちが迷いなく口にする言葉。
やってきたこと、湘南スタイルに自信をもっています。

「相手は昇格がかかっている試合。引き分けでもよくて、残り5試合で1勝すれば上がれるという状態だと思うけど、自分たちはもう負けられない。だからその底力を見せたい。絶対に負けたくないし、そのために、チャレンジャーの気持ちで戦いたい」

先輩から2009年の小瀬での戦いを少し聞いたようです。
「紘司さん(坂本選手)が前に甲府とやった時にめちゃくちゃブーイングされたけど、逆にそれでさらにやる気が出たと言っていました。自分もそうやって、声援も相手のブーイングも力に変えて戦いたい。本当に勝ちたいし、絶対にあと5試合、後悔したくないと思っています」

どこにも負けない一体感で、いざ勝負へ。
共に戦いましょう!