馬入日記

【馬入日記:9月22日】明日はアウェイで岐阜戦!阿部選手インタビュー

明日はJ2リーグ第35節、アウェイで行われるFC岐阜戦です。(19:00キックオフ)
月曜日に行われた岡山戦後、岐阜戦に向けて、一体感のあるトレーニングを行ってきました。
1試合1試合、学んだことを力にしているという実感のある日々を過ごしています。

練習後、阿部選手に話を聞きました。
まずは前節の岡山戦を振り返って。今季2度目の3失点(それも前半で3失点)を喫した試合でした。

「入り方はそんなに悪くない印象だったんですけど、入りから少しずつ感じていたストレスが30分すぎの15分に凝縮されてしまったかなと思います。3失点全部が痛かったけれど先制点が一番痛かった。チームとしては、最後の3失点目が一番かもしれないけど、キーパーの立場からすると、当然先制点を与えないということでやっていたので、そこでやられてしまったことには責任を感じています」と阿部選手。

先制点となったシュートはGKが防ぐことは難しいと思われる、ファインゴールでした。
「でも、そのシュートに至るまでの段階で、打たせないようにできるシーンがいくつかありました。シュートを決められたことは悔しいですけど、それ以上にあそこで仙石選手がシュートを打てるようにしてしまったことにフォーカスして、反省しています」

先制された後、さらに2失点が続く形となりました。
「気持ちが動揺したところもあると思いますが、食い止めなければいけない雰囲気や気持ち、そういうタフさが足りなかったと思います」と悔しそうに振り返りました。

しかし後半、チームは大きく変わりました。ビハインドを感じさせず、本来の湘南スタイルを取り戻しました。
「いい意味で前半を忘れて、45分を戦い抜くことができた。試合が終わった後すぐに、後半の戦いが次に繋がると率直に思いました。大前提で、もちろん反省しなければいけない試合なんですけど、前半も後半もやられてしまったという試合ではなくて、後半、自分たちで返すんだという気持ちで45分間通してやれたことは絶対に次に繋がると感じました」

試合後、サポーターの皆さんは試合中から歌い続けていた歌を、終了のホイッスルが鳴った後も、そのまま歌い続けてくれました。
選手が挨拶に行き、ロッカーに入るまで、その歌はスタジアムに力強く響いていました。

「試合が終わった後に、サポーターの皆さんがずっとコールをしてくれていました。負けたけど、あの後半ができたから、きっと次への期待を込めて歌ってくれていたんだと思う。あそこまで来てくれて、また期待してくれている方たちがいるということを感じて、そういう方たちに応えたいと、すぐに思った。みんなそう感じていたと思います」

そして…
「実は、前半が終わった時に頭の中で“こんなはずじゃない”と思ってしまったんです。でもそれは、間違っていた。ロッカーに帰って、サブの選手たちがすごく声をかけてくれて、その時に本当に切り替えられた。起こった現象を受け入れて、次にどうするかということをもっと早く、起こった後にすぐに考えなければいけなかったのに、ロッカーに帰るまで“こんなはずじゃ”…と思ってしまった自分がいたのはよくなかったです」と阿部選手。

多くを感じ、またひとつ成長するための糧となった一戦でした。

「“何があっても”というのが大事だと改めて感じました。例えば岡山戦の前半のようになっても、自分たちの力でやり直せるんだということを後半で証明できたと思う。だからこそ、たとえ先制点を食らっても、芯がブレないような揺るぎないものをもって、準備しなければいけないんだと感じています。そのために、まずは先制点を与えないようにプレーするんですけど、何か起きたとしても、どっしりとしていられるような選手でなければいけないと思いました」

さぁ明日は、いよいよ岐阜戦。
並々ならぬ想いで迎える一戦。今の心境は?と聞くと。

「今こそ、いつもどおり。“いつもどおり”に自信を持っているので、自信をもってやりたいです」と頼もしい一言。

残り8試合。心を込めて応援してくれるサポーターの皆さんと迎えるラスト8試合です。

「腹はくくっています。ピッチに立ったら思い切ってやるだけだという気持ちです。サポーターの皆さんには、敗戦した時にああやって声をかけてもらったことは忘れないですし、本当にチーム一丸となって、あの声援に応えたいという気持ちと、また一緒に戦って下さい、という気持ちです。そういう強い気持ちで臨みたいと思います」

どこにも負けないチーム力で、まずは目の前の岐阜戦に集中して挑みます。
熱いご声援、よろしくお願いします!