馬入日記

【馬入日記:9月19日】残り8試合!一戦一戦を大事に。高山選手インタビュー

草津戦、そして中2日での岡山戦と連戦を戦い、また日曜日の岐阜戦に向けたトレーニングがスタートしています。

アウェイで行われた岡山戦では、前半に3失点を喫し、後半に1点を返すも及ばず1-3。7試合ぶりの敗戦(今季5敗目)となりました。

前半の30分から45分の15分間で3失点。これまでにない展開でした。しかし後半は湘南サッカーを取り戻し、62分には古橋選手のゴールに繋がりました。

その古橋選手のゴールをアシストしたのは、2試合連続アシストとなった高山選手。左サイドからドンピシャのクロスを入れました。

「あの時は途中から入ったし、自分がなんとかしたいという気持ちもありました。あそこで仕掛けるのに時間をかけると相手も何人か来てしまうので、早めに仕掛けようと思ったらうまく抜けました。ボールを入れる時、マイナスは見れていなかったんですけど、ここまで持ち込んだらキーパーは多分ニアに立ってるし、ファーに絶対に誰かいるんじゃないかと思って蹴ったらフルさんがいてくれました」と高山選手。

高山選手は前半40分すぎの途中出場でした。岩上選手と二人同時の交代。これまでにはない早い時間の交代でした。

「2点とられた時点でこれはやるしかないなと思って、アドレナリンがちょうど爆発したところで呼ばれました。その前の試合で少し痛めていたところもあったんですけど、2点決められた瞬間に吹っ飛んだ感じ。アドレナリンの力はすごいです」ということ。

後半には、何度も何度もチャンスを作りました。
3点のビハインドを感じさせず、前へ前へとチャレンジを続けました。

「そこがいいところだと思う。昔だったら、例えば学生の時とかは3点とられてしまったら、これは厳しいなと思うこともあったけど、岡山戦の時はそんなことは思わなかった。同点にできる、逆転できると思いながらプレーしていました」

ピッチに立っていた一人ひとりがそういう想いだったはずです。
結果的には2点目が奪えず敗れましたが、最後の最後までもう1点という気持ちを感じる試合でした。

岡山戦の前の試合、ホームでの草津戦でのアシストについても聞きました。
キリノ選手のヘディングシュートに繋がる前、高山選手は深い位置からドリブルで持ち上がり、約60mほど突破。試合後、「行けるところまで行こうと思った」と話していました。

「やっぱり悩んだらダメなんだと思う。チャンスの時にミスしてしまうのは、選択肢が多すぎて選び切れないということがけっこうあると思う。迷いがせっかくのチャンスを潰してしまったりすると思うので、その時にすぐ判断できたほうがいい形になるのかなと思います。あのときは前にスペースがあったし、パスという選択肢もあったと思うけど、1回前まで持っていこうと判断しました。そうしたら、相手も誰がいっていいのか分からない感じになって、スルスル深いところまでいけて、同時に亮太(永木選手)が抜けてくれたので、相手がどっちに付こうかと迷ってる間にまた中に抜けられました」

キリノへの、シュートのようなクロスのような鋭いボールは…
「あれはシュートではなくて、実はキリノを狙ったわけでもないんです。あの時も中は見れていなかったんですけど、大介(菊池選手)が“ヘイ!”って呼んだから、声のするほうに蹴ったんです。でも映像を見たら、大介はそんなところにいなかったけど(笑)」と。

アグレッシブに走り果敢にゴールを目指す高山選手、湘南スタイルを献身的に支えています。

さて、次節は再びアウェイでFC岐阜との対戦です。

「岐阜はヴェルディに勝ったり、前節も勝っているしいい状態だと思います。それに今年はJFLとの入れ替えもあって、JFLとJ2の違いは本当に大きいものがあると思うしそれを考えたら絶対に死に物狂いで戦ってくると思う。そういう中、受けて立つわけじゃなくて変わらずチャレンジャーの気持ちで戦いたい。自分たちは1位ではなく2位にいるわけだし、甲府を抜いてやるんだという気持ちでこれからの一戦一戦に臨みたいと思います」

残された試合は8試合。
アウェイ岐阜戦をみんなで乗り越え、9月30日にホームに帰ってきます。一戦一戦、大切に戦う8試合です。

※9月30日熊本戦情報はこちら
http://www.bellmare.co.jp/63047