馬入日記

【馬入日記:9月6日】「苦しい時にチームの力に」猪狩選手インタビュー

前節の京都戦で、76分に途中交代で出場した猪狩選手!
ケガから復帰後、4試合連続でメンバーに入るも出場はなく、ついに前節の京都戦で5月27日の徳島戦以来の出場を果たしました。

「ずっと試合に出たくて、途中からでも最初からでも、とにかく出たかったので出るための準備はずっとやってきたつもりでした。もう少し勢いを与えたかったですけど…。今後はもっと自分らしいプレーをしたいと思っています」

2-1でリードしていたものの、非常に緊迫した状態のゲームへ入っていくこととなりました。
「あの時間に入る意味というのは、みんな疲れているし、もう一度チームに元気を与えるためだと思ったので、絶対に後ろ向きなプレーはせず前にいこうと思っていました。それに、ひとつのプレーが大きく響いてくると思ったので、いつも以上に集中してやらなければと思っていました」と猪狩選手。

今年は長いケガから待望の復帰を果たしたと思った矢先、磐田との練習試合で再び負傷をするという悔しさを味わいました。
試合出場への想いは人一倍強く抱いています。

「ケガで離れる時間が今年も多くなってしまったんですけど、自信をもつということは、練習ももちろん大事だけど公式戦に少し出るだけでも大きく変わると感じました。もう一度、引き締めてやろうという気持ちになりました」

京都戦で担ったポジションは右のサイドハーフでした。

「サイドがだんだんしっくりくるようになってきました。サイドといえば、めちゃくちゃキツくて最初の頃は“キツすぎだろう!”って思うこともあったんですけど、だんだん慣れてきた部分もあって、キツいながらも走れるようになったなと思う。それはやっぱり、練習からの運動量の多さにあると思います。ゲーム形式のトレーニングでもすごくキツイし、練習の時の運動量は去年や一昨年と比べるとすごく多いなと感じます。だから、いつの間にかというか、自然に試合で必要な分、走れるようになっているんだと思います。多分、僕自身これまででで一番走れるシーズンになってると思います。キツイけど、でもすごく充実感があるし、練習で手ごたえを感じることができています」

次なる目標は、もちろんスタメン出場。そのために考えていることは…

「足りないことはいっぱいあるんですけど、苦しい時に、チームを盛り立てるような声とかプレーをもっと増やしていかなければいけないと思っています。細かいところで足りないところは、自分の中でたくさんあるけど、まず、苦しい時にチームの力になれる選手でありたいし、いい声を出していきたいと思っています」と猪狩選手。

いつも明るく、チームに元気をもたらす猪狩選手。ピッチの上での躍動も、ますますご期待ください!

 
ところで、昨日(5日)のことですが…

いつもベルマーレがお世話になっている、平塚商工会議所青年部(YEG)の9月例会にて、「平塚YEG×湘南ベルマーレの軌跡」と題し、平塚YEGとベルマーレの関わりについて、その歴史や絆がどういったものであるかをテーマに話し合いが行われました。

普段から、様々な形で熱いご支援をいただいている平塚YEGの皆さん。
YEG賞(アウェイMVP賞)や小学生駅伝大会の共同開催、福島の子どもたちを受け入れる「KIDS GUARD SHONAN」をはじめ、多くの場面で支えていただいています。また、YEGご所属の多くの企業の皆さまに、クラブパートナーやサポートコーポレーションとしてご協賛いただいています。

今回の例会では、平塚YEGのOBでもある眞壁社長、そして選手会の山口選手、馬場選手もパネラーとして壇上に上がりお話をさせていただきました。
もともと眞壁社長はYEGの一員として、1999年のクラブ存続危機の時に、地元にベルマーレを残さなければならないという想いで、YEGのメンバーの皆さんと共に存続に向けた必死の活動を行っていました。

時を経て、10年以上前の存続危機から湘南ベルマーレの誕生、そして現在に至るまでの様々な曲折を改めて知っていただき、地域のために、共に手を取り合って何ができるのかということを一緒に考える機会となりました。

エネルギー溢れる、平塚YEGの皆さん。日頃の熱いご支援に心から感謝をし、地域をもっと元気にしたいという同じ想いを抱く仲間としてまた共に歩んでいくことができたらと願っています!