馬入日記
【馬入日記:8月21日】明日は徳島戦!古林選手&亀川選手インタビュー
日曜日に東京ヴェルディ戦を戦い、明日にはアウェイで徳島戦。暑い中での3連戦となります。
東京V戦ではキリノ選手のゴールで先制するも、セットプレーから失点を許し1-1で引き分けました。
「選手たちは120%の力でファイトしてくれたし湘南らしさもずいぶん出せた。決して下を向く内容ではなかったと感じるだけに、悔しい思いでいっぱいです」とは試合後の監督のコメント。
目の離せない展開の中、最後まで走り抜き、懸命に勝点3を求めました。連戦であろうとも、変わらぬ精神で戦う徳島戦となることでしょう。
東京V戦でも本当によく走っていた古林選手。精度の高いクロスも光りました。
「どんな時間帯でも走れる選手でありたいと思っています。まだまだこれで満足するようなことはないです。ヴェルディ戦の前半は相手がけっこう守ってきたので、なかなか攻められなかった。後半のような動きを最初からやらなければいけなかったと感じています。クロスに関しては、いい時と悪い時の波をなくしたい。いかに精度の高いクロスを上げ続けられるかということが重要だし、それはFWとの信頼関係にもなってくると思う。いいボールを上げ続けることで、みんなも信頼して入ってきてくれると思うので、確率も上がる。10本あったら8本くらいはいいボールを上げたいと思います」
攻撃のバリエーションも増えたように感じます。
「最初は外、外にいっていたんですけど、中で崩すことも覚えてきました。仕掛け方も増えてきたし、それは試合で学べていると思います。同じサイドの大介(菊池選手)とは、お互いのやろうとしていることもだいぶ分かっているし、連動した動きも増えてきていると思います。試合の中でもお互いに話すし、いい関係ができてると思う。でももっと崩したい。僕は、出して走るところが特長なので、ワンツーだったり、大介がターンしたら絶対に追い越すことだったり、スルーパスを出すことなど、いろんな崩し方があると思います」
守備面に関しては…
「とにかくDFライン3人が本当によく守ってくれているし、対応もすごくうまい。信頼して自分も前に出れるし、怖いシーンもあまりないですね」と。
暑い日がずっと続く中での連戦。特に運動量が求められるポジションですが…
「去年も連戦はあったし、その中でコンディションを崩さずにできていました。そこが自分の強みだと思っているので、心配していません。体力がついたのかと聞かれるんですけど、いきなり体力がついたというよりは、いい意味で試合に慣れてきたというか、緊張したりすると無駄走りも多いんですけど、そういうものもなくなってきてうまく試合に入れているんだと思う。試合の経験を積んで得られたことだと思います」と古林選手。
徳島とは5月末に戦い、0-0の引き分けでした。珍しく無得点で終わった試合です。
「絶対に前半からどんどん仕掛けていって、複数得点をとりたい。前半で決着をつけれるくらいの勢いでやりたいと思います」
これまでどおり、目の前の1試合に集中を。
明日もご声援、よろしくお願いします!
さて、先日、亀川選手が長いリハビリからついに復帰しました!
ピッチの上で溌剌とプレーしています。
昨年、高校3年の10月に負傷し、以来約10ヵ月間、懸命にリハビリする日々を過ごしてきました。
一度、4月頃に復帰するも、3週間ほどで再度負傷し、再びリハビリに戻るという苦しい時期も乗り越えてきました。
「こんなにサッカーができなかったことは初めてだし、ましてやプロという世界に入ったにもかかわらずプレーができないということに、自分の中でかなり焦りがありました。でも、今こうしてサッカーができてるということは、素直に嬉しいです。本当に幸せなことだと感じています」
10ヵ月という長い期間。経験した人にしか分からない苦しみもたくさんあったことでしょう。
「一番は、1回復帰してまたなってしまった時がきつかったです。でも、他の人はあまり味わっていないことでもあると思うし、そこをプラスに変えていければと思っています。気持ち的には強くなれたと思う。かなり長かったけど、でもすごくいろんな人に助けてもらって、感謝の気持ちが大きいです」と、この期間を振り返りました。
今は痛みもなく、全開でプレーできているということ。思い切りサッカーができる喜びを噛み締めてプレーしています。
改めてどんなプレーを見せたいかを聞きました。
「一番は頑張るところ。走り回って、攻撃面でスピードを生かしたプレーを見せたいです。はじめはどうなるかと思ったけど、実際にやってみたら感覚的には衰えてないと感じました。高校とプロを比べるとスピードはかなり違いますけど、個人的なもの、もともと持っていたものは衰えたという感じはないのでよかったと思います。でもまだ全然なので、これからだと思っています」
チームにとっても、本当に嬉しい復帰です。
今後に向けての想いを聞きました。
「ずっと曺さんから“高卒だからって今年一年は経験して終わるっていう気持ちは持つな”と言われていました。そう言ってもらった分、リハビリでも頑張って、まずはここまでこれたので、これまでの分も練習をしっかりやって、いつ呼ばれてもいい準備をしたい。選んでもらった時に、しっかり自分のよさを出せるようにいいコンディション保って、勝点3をとれるように頑張りたい」
「こんなに人が多い中でやってみたいなと、ずっと思いながら試合を観てた」という亀川選手。
どんな時も歯をくいしばって頑張ってきたことは、大きな糧となり心の強さとなっていることでしょう。
ぜひご期待ください!