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「FIFA U-20女子ワールドカップジャパン2012」ニュージーランド代表チームキャンプ報告

平塚市で8月10日~8月15日の期間にて行われました、U-20女子ニュージーランド代表の事前キャンプの模様をレポートします。

本キャンプは、1996年、1997年ベルマーレ平塚に所属していた宮澤浩氏の仲介にて実現しました。宮澤氏は現在、ニュージーランドでサッカー指導者の道を歩んでいます。

現在ニュージーランドは真冬で、気温5度程度とのこと。蒸し暑い日本の夏に対応するための事前キャンプとなりました。

アーロン監督の意向もあり、練習および練習試合はもちろん、平塚市民との交流プログラムも取り入れたキャンプとなりました。
 

練習試合は、12日に神奈川大学戦、14日に日テレ・ベレーザ戦が組まれ、本番に向けた良い調整になったようです。

一般公開された神奈川大学戦は暑さと長旅のため、動きに切れがありませんでしたが、ベレーザ戦はコンディションも上がり、ベレーザに試合を支配されながらも、ニュージーランド代表らしさを見せてくれました。練習や試合での選手たちがボールを引き出したり、指示するときの大きな声が印象に残りました。
 

フォワードのロージー・ホワイト選手とハンナ・ウィルキンソン選手はA代表でもあり、ロンドン五輪参加後にチームへ合流しました。本大会でも注目です。

交流プログラムでの彼女たちの積極性が目立ちました。来日翌日に行われた平塚市サッカー協会所属少年チームとのサッカー教室が暑い中で行われ、ミニゲームを通じて子どもたちとのサッカーを楽しんでいました。

また、レセプションでは、相州平塚七夕太鼓の皆さんを驚かせる太鼓パフォーマンスを発揮し、茶道・浴衣体験では大喜びでお茶菓子やお茶を口にし、浴衣姿を写真に収めていました。
 

最終日に訪れた山城中学校では、サッカー部の子どもたちと選手がペアになり、飛行機を作っての飛距離競争や折り鶴を作りました。代表の子どもからのお別れの言葉では、来校してくれたお礼や折り鶴は大切な願い事をするときに心を込めて折ると願い事が叶うとの説明を真剣に耳を傾けていました。

また、山城中学校サッカー部コーチが東日本大震災で親族を亡くされたこと、また当日は終戦記念日であり、皆で復興と平和を祈りました。

最後にアーロン監督からは、「ニュージーランドでも大震災があり、日本の皆さんの気持ちを十分に理解します。お互いに復興に向けて頑張りましょう」と声が掛けられました。

ホテル出発に先立ち、ニュージーランドの選手・スタッフが集まり、平塚市、平塚市サッカー協会、湘南ベルマーレに対するお別れのセレモニーがホテルロビーにて行われました。

記念品や選手一人ひとりのサインが入った色紙をキャプテンのロージー・ホワイト選手から手渡しされました。アーロン監督からは本キャンプが実り多かったと語られ、心からの感謝の言葉が寄せられました。

本大会でのジュニアフットボールファーンズ(U-20女子ニュージーランド代表の愛称)の活躍を祈ります!

湘南ひらつかニュージーランドキャンプ地支援実行委員会では、8月22日に開催されるFIFA U-20女子ワールドカップ予選リーグ 日本 vs ニュージーランド戦をShonan BMW スタジアム平塚にてパブリックビューイングを以下の通り実施します。

◆日時
8月22日(水)18時30分開場(キックオフ19:20)
※入場料無料

◆場所
Shonan BMW スタジアム平塚(中央ゲートのみ開放)