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2009Jリーグ ディビジョン2 第32節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第22節
2009年8月5日(水)19:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 0 1 後半 0 |
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60 >> 63 | 勝点 | 55 >> 55 |
77分 3 ジャーン | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 本間 幸司 | 0 |
3 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 16 | 下田 光平 | 0 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 30 | 中村 英之 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 32 | 大和田 真史 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | MF | DF | 2 | 小澤 雄希 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | DF | 8 | 菊岡 拓朗 | 0 |
2 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 14 | キム テヨン | 0 |
0 | 鈴木 伸貴 | 6 | MF | MF | 7 | 村松 潤 | 0 |
1 | アジエル | 10 | FW | MF | 19 | 森村 昂太 | 0 |
3 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 9 | 荒田 智之 | 0 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | FW | FW | 11 | 高崎 寛之 | 3 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 31 | 原田 欽庸 | – |
– | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 4 | 鈴木 和裕 | 0 |
0 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 23 | 遠藤 敬佑 | 0 |
0 | 猪狩 佑貴 | 28 | FW | MF | 6 | 堀 健人 | – |
3 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 13 | 吉原 宏太 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 5,510人 [天候] 曇、弱風 [気温] 25.7℃ [湿度] 82% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 高橋 正紀 [主審] 野田 祐樹 [副審] 山口 博司 [副審] 穴井 千雅 [第4の審判員] 守屋 友和 [記録員] 亀井 信也
坂本選手コメント
3トップは練習でも前日の紅白戦で10分だけだったので、とにかく自分にできることを整理してやりました。
ただ、ポジションが変わっても、やることや自分の持ち味、チームの中で自分が活きる方法は基本的に変わらない。チャンスのときには攻撃の先端にいようという気持ちではいましたが、いつもどおり攻守に貢献しようと思っていた。
いきなり要領を掴めるとは思っていなかったので、まずは走力で補おうと最初から飛ばしていきました。これから1点差勝負はさらに増えるはず。最後まで隙を見せず、1-0で勝ち切るいいイメージをつくって、第3クールに向かっていきたいと思います。
永田選手コメント
連敗をずっとピッチの外から見ていたので、とにかく今日は走ることだけを考えてピッチに入りました。ボランチなのでやることはハッキリしていました。
みんなの気持ちでゼロに抑えられたと思います。
今日の試合は、僕とシマ(島村)が新しく入ったので、二人で絶対に頑張らなあかんと話をしていました。
勝ち続けなければいけないと思っています。
阿部選手コメント
とにかく勝ててよかった。できれば自分が点をとってチームを楽にさせたかった。
今日は前からいこうと試合前から話していました。引いて守るのではなく前から抑えていったので、それがハマったと思います。
いつも言っていますが、日々本当にいいものを与えてもらっているので、ピッチで表現できないのは選手の責任です。
とにかく今日は気持ちで闘おうと思っていました。
田村選手コメント
3-4-3のシステムがやっていて面白かった。
サイドにスペースがあったり、ダブルボランチなので挟み込むこともできた。また違ったうちのオプションになったと思います。
監督も、最初の人の配置は変わるけどやることは変わらないと言っていました。うちらしさというものは変わらずに出せたと思います。
やっと厳しいトンネルを抜けたけれど、まだまだこれから。次が本当に大事だと思っています。
野澤選手コメント
相手が10人になったことで体力よりも精神的な面で気を遣いました。本当にきつかった。
亮太(永田)とシマ(島村)が本当に頑張って90分やってくれたことが嬉しかった。
この一勝の大きさを感じています。
水戸は素晴らしかったです。5月にやった時とは逆の展開で11人だったらどうなっていたのかと思います。
そういう意味でも、まだ湘南の流れじゃないと思います。でも、こういう試合を続けて運を自分たちで引き寄せていきたい。
今日のことはもう忘れて、気を抜かないで次の鳥栖戦を戦いたい。いいきっかけになる試合にしたいと思います。
(泣いていたように見えましたが?)泣いてません!(笑)汗が目から出ただけです。
ジャーン選手コメント
背中に背負っていた重荷がやっととれました。
選手だけでなく、スタッフ、フロント、サポーターとみんなの力を集結させて勝った試合。4連敗をしていた中で本当に大きな一勝でした。
連敗する前のいいリズムに戻れるような試合だったと思います。
スタートからの3バックは初めてでしたが、変化は必要だったし監督の意向を選手がしっかり理解して、ピッチで表現しようとしました。
11人だけじゃなくて、リザーブのメンバーやメンバーに入っていない選手も含め、全員の力があってこそのシステム変更だったと思う。監督の気持ちにみんなが応えたい
という想いでした。
(3バックの3人が絡んでとった得点でしたね?)大輔(村松)が上げたの?それは嬉しいことですね。後ろの選手だから守るだけ、前の選手だから攻めるだけというのがサッカーではないということだと思う。
島村選手コメント
ファールが多かったりと課題はありますが、無失点で勝てたので今は喜びたいと思います。次の練習からまた気持ちを引き締めてやりたいと思います。
シュートまでやり切れたり、CKも多くとれたので守備で慌てることはなかった。楽しんでプレーできました。
最後少し攻められましたが、みんな本当に集中していたし、気合いの声もすごかった。守り切れるという自信がありました。
(アシストのシーンは?)大輔と目があって、くるなと思った。ジャーンが見えたので落としました。決定機が多くあったのになかなか決まらなかったけど、攻めの姿勢を失わなかったことがよかった。
ゼロで抑えることは本当に目標でした。無失点は次に繋がると思う。
水戸 木山監督 試合後コメント
総評
選手は非常によく戦って素晴らしかった。もうそれだけです。
質疑応答
-荒田選手が交代したことおよび10人になってからの狙いは?
今日のゲームでどんなことがあっても勝点を取る、勝点3を取ることを考えた時に、2点は取れないだろうと。引いて粘ってワンチャンスもしくはセットプレーのチャンスを粘り強くチームとして待つ。そこに勝機を見出すしかなかったので、1トップにしてしっかり守備をすることに尽きます。本当に選手はよく戦ったし、これだけ頑張れる選手たちの監督をやれていることを誇りに思います。
-逆に10人になる前の戦いぶりはどうだったか?
相手が3-4-3にして前から圧力をかけて押し込むという手だったと思いますが、もう少し自分たちで落ち着いて自信を持ってプレッシャーに行ったり、ある程度ラインを下げたとしてももう少し自由にさせないようプレーできたりすればよかったと思う。またボールを取った後にうまくプレーして前にボールを運べたらよかったと思う。そこはちょっともったいなかった。粘って頑張っていればまた展開も変わったと思うので、ちょっとそこは残念です。
-前回の対戦では1-5、今日はひとり少ないなかで0-1だったが、選手たちの成長ぶりは?
湘南さんとゴールデンウィークにやった時は、荒田や中村などセンターラインの中心選手にケガ人がたくさんいて苦しい状況でしたが、今日の16人は今の時点でのほぼベストメンバー。ベストメンバーでやれたら、そんなに力の差はないのではないかと。もちろん技術的なことで言えば、湘南さんの方がうまい面はたくさんあると思いますが、十分やれたと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
非常に厳しい試合でした。
失いかけていた自信ですとか、やってきたことを少し後退させるようなやり方になりましたが、いまチームに必要なのは勝つことでそれ以外何もないというスタンスで、短い期間ですが準備してきました。
メシものどを通らず、寝られずに、ない頭を使ってやってきた成果かなと。
それが僕だけじゃなくてコーチングスタッフも、僕に気を遣っているのかもしれませんけども、やりやすいように常に近くにいてやってくれたということは非常に有難いことでした。
あと19試合あるので、こんな感傷的なことを言っている場面ではないのですが。
今までの話はここまでにして、次のゲームにいかに勝つか、それに全力投球してやっていきたい。
質疑応答
-今日のメンバー、3バックに2ボランチはいつ考えたのか?
前節から2日しかないわけですよね。むこうは3日ある。まず体力的な問題がひとつあると思いますが、夏場の連戦で、しかも富山で重馬場でゲームをやってきたと。さらに、勝って帰ってくれば精神的にもまだ楽なんですが、負けて帰ってきたということは非常に精神的にも肉体的にも疲労のピークだということですね。
ここでどうするか。疲労の選手を頑張って押し出すのか、それともフレッシュな選手を『おまえ、今回どうだ』と送り出すのであれば、僕は後者を取った。これはシーズン前から、長いシーズン必ずみんなにチャンスが訪れると。その時に力を発揮するために今日も午前中メンバーに入らなかった選手は練習していますし、明日も慶応と試合をしますが、そうやって常に彼らを自分の近くに置いた。それがチャンスをもらった時に、全く同様に力を発揮できる。これが全体の層を上げることが勝点を取るための遠いようで近道だと思っている。だから100%信頼して送り出す下地はあるので、疲労も加味しながら。
また相手のストロングポイントですね。今、高崎選手は浦和レッズにもし戻ったとしても最初から試合に出られる力があると思います。日本の選手にない3拍子が揃っていますね。そういうストロングを考えつつ、自分たちの良さも出しつつ、しかも勝点3を取らなければいけない。私もこの世界、36から始めて、木山監督も37歳ですからこれからたくさん経験すると思いますが、経験した中でベストウェイを探し出すというところでここに行き着いたのだと思います。ただ、次のゲームは全く違う戦い方になるでしょうね。
-今日新たにスタメンに入った島村選手については?
シマはふてぶてしい性格で、センターフォワードでも後ろでもああいうふてぶてしい性格というのは非常にいいですよね。サッカープレイヤーを見る時にキャラクターを見るのは大事ですから。ちょっと無骨なところはありますが、今チームに必要なのは無骨でもしっかり自分の仕事を100%全うできるかというところなので、そうした意味ではよかったと思いますね。
-田原選手のケガは時間がかかりそうですか?
かかると思います。まあ、8月は無理でしょうね。9月も難しいんじゃないですかね。10月も難しいかもしれない。11月も難しいかもしれないですね。天皇杯の決勝ぐらいに間に合うかもしれません。
-田原選手のケガによる影響で戦い方は変わってくるか?
次のプランは一応頭の中で描いていますが、先ほども言ったように総合力ですよね。田原がいないと何もできないと思われたくないですし、まあ、別に田原に依存しているようなチームではないような感じはしますが、今日も消極性がありましたからね。我々は常に同じベクトルで同じ意識をもってやっているので、次、豊に代わって出る選手が何人かいるかもしれませんが、その選手たちに思い切り期待したいですね。
-人数の少ない相手に終盤かなり押し込まれたのは、今の流れと言えるのか?
難しいところですね。相手にスペースを与えないで後ろにラインを揃えるのか、それともボールの出所にプレッシャーに行ってスペースを与えるのか。僕は今日後者を選びました。それだけの話だと思います。
長いボールを入れて跳ね返して、次のところにいないよりもいたほうがいい。それはしょうがないでしょうね。どこかを棄てなければいけないですから。交代で入ってきた遠藤にしても宏太(吉原)にしても、スピードがあって1対1なら抜いていく力、スペースに入っていく力がありますから、向こうのボールを入れさせた方が我々にとってはマイナスの要素が少ないかなというだけの話ですね。
-危ないというわけではなかったということか?
そうですね。もちろん自分たちでやったのもあると思いますよ。それは逆に言うと、この4連敗した時に学んだことかもしれないです。