【馬入日記：7月10日】より逞しくなって、遠藤選手が戦列復帰！

馬入日記

2012.07.10

【馬入日記：7月10日】より逞しくなって、遠藤選手が戦列復帰！

馬入日記

日曜日の水戸戦で、ケガからの復帰を果たした遠藤選手！
5月27日の徳島戦で右足首を負傷し戦列を離れていましたが、途中出場でピッチに姿を現しました。

「早い復帰でびっくりした！」という声が多いですが、遠藤選手は「自分の中では早いという感じはなくて、これくらいの目標でした」と語っていました。

リハビリ期間のことや復帰を果たした心境などを聞きました。

「リハビリ期間はずっとサッカーやりたいな、という気持ちでいました。チームの調子がよかったので、僕も治ったらまたスタメンをとれるようにしっかりやらなければという刺激を受けました。サッカーができなかったことで、自分自身また原点に返れたというか、サッカーを楽しめることは幸せなことなんだということを感じていました。ただ、全然ネガティブにはならなかったし、これをプラスに変えるというか、サッカーができなくてもできることはあると思った。例えば、筋力をつけたり体を一回り大きくすることなど、自分の課題に取り組めたのでいい期間になったな思います」

ポジティブに捉えて、1日1日を大事に過ごすことができたリハビリ期間は充実したものになりました。
それでも、徳島戦でケガをした瞬間は苦しかったに違いありません。

「あの時はPKも外してしまって、頑張って取り返そうという気持ちでやっていた時にああいう形でケガをしてしまった。チームに迷惑をかけたし個人としても悔しい気持ちでいっぱいでした。取り返したいのに、何もできなくなってしまって、自分が不甲斐なかった」とその時を振り返ります。

しかしすぐに「ケガをしてしまったものは仕方がないという切り替えができた」という遠藤選手。
前だけ見つめ、地味なリハビリトレーニングから一歩ずつ進んできました。

ずっと試合に出続けていたので、スタンドから試合を見ることはありませんでしたが、今回初めてスタンドから見たチームはどんな風に映ったのでしょうか。

「DFラインはよりラインが高くなっていたし、全体的にも勝てなかった時に少し欠けていた部分、湘南らしさが取り戻せてきていると感じました。全然心配ないというか、みんなは絶対にやってくれるんだという気持ちで見ていました。センターバックの真ん中に入ったカズくん（大野選手）がすごく安定してるので、早く復帰しないとヤバイなと（笑）。そういう姿を見て、またスタメンを取り返してやろうっていういいモチベーションになりました」

水戸戦では途中交代で出場しましたが、ボランチに入りました。
「紅白戦でもボランチをやっていたし、公式戦でも途中から出るならセンターバックよりボランチで出るのかなと思っていました。監督からもボランチでいく可能性があるよと試合前に言われていたので、イメージを持っていたしやるべきことは整理できていたので、落ち着いて入れたと思います」

ボランチはこれまでも何度か経験がありますが「前線への距離がより近くなるので、前にボールをつけやすい。体力的には疲れるけど楽しいです」ということ。センターバックの時とは違う遠藤選手の強みをまた感じることができます。

「選手として、センターバックだけをやるより、まだ若いのでいろんなポジションに挑戦してプレーの幅を広げることも必要だと思っています。そのほうがより成長できるんじゃないかと。もともとセンターバックの右とか左とか、ボランチにも挑戦したいと思っていました。曺さんにもそうやって言ってもらったことがあるんですけど、曺さんが分かってくれていたというのは有難いことだと思ったし、本当にさすが曺さんだなぁと思いました」

少し戦列を離れていた分、ここからさらに、エンジン全開です。

「できなかった分、よりアグレッシブにいきたい。今まで以上に、試合に出て活躍したいという気持ちも強くなっています。あとは、また点が取りたいです！」

どんな経験でも、心持ちひとつで自らよい経験に変えることができる。そんな風に感じさせてくれる話であり、実際にリハビリ中の遠藤選手からはとても前向きなエネルギーが出ていました。

ますますの活躍、ぜひご期待ください！

　
さて、今週末は大分とのアウェイゲームですが…