馬入日記

【馬入日記:7月4日】「やりがいがある」菊池選手インタビュー

今週は水戸、来週は大分とアウェイでの連戦となります。
今週も、毎日充実の練習が行われています。練習後、菊池選手に話を聞きました。

松本山雅戦では、決定機を多く作り出すも追加点が奪えず、最後に失点を許し1-1の引き分けとなりました。
一番多く決定機の場面を作っていた菊池選手は…
「悔しいですね。今は試合に入れているという実感があるんですけど、その中でたくさんチャンスがきたのに決められないというのは甘さがあるなと感じました。ああいうところを決められなければ。これから先、昇格争いをしていく中で1点というのは本当に大事になってくると思うので…」と悔しさを噛み締めました。

しかし、ここ最近の菊池選手の動きのキレは試合中随所で見てとれます。

「山雅戦は決定機という部分では、ここ最近の中でも一番多かった。ゴール前に入っていく回数も、チャンスも多々あった。でも決められず、追いつかれてしまったことで、より1点を重く感じました。やっぱり2点目3点目をとれるチームが強いチームだということを感じさせられた。それを、いま感じられたということはよかったと思う。反省して、またやれるというのは大きいかなと思います」

ゴール前での判断や駆け引き。
あのほんの一瞬の間に、選手の間では実に細かな駆け引きが存在しているということです。

「シュートにいくまでは完璧に崩せたし自分のイメージ通りだった。ただ最後のところでGKとの駆け引きやディフェンダーとの駆け引きという部分、それから自分でシュートコースをつくるという部分でも甘かったなと感じます」と菊池選手。

とはいえ、チャンスを作っているのも自分自身。チームとしてもひとつ成長の階段を上がったような印象です。

「味方の特長は分かってるし、自分の特長も理解してもらえていると思うので、自由にやっている中で意思疎通がより合ってきていると思います。あとは後ろの選手たちが自分をうまく動かしてくれているのも大きい。特にパサーの選手が自分を動かしてくれている印象が強いです。例えば紘司さん(坂本選手)が後ろからきたボールをダイレクトで前につけてくれたりすると自分もイメージが沸きやすいし、味方がいい持ち方をしてくれると自分も身体の向きを作りやすい。そういう成果というのはこの前の試合でも出たかなと思います」

「やってて楽しい」という言葉は、多くの選手から聞かれるものですが、菊池選手もやはり…

「最近は“うちらしいサッカー”がよくなってきてると思うし、やってて本当に楽しい。変な意味じゃなくて負ける気がしない。チームメイト一人ひとりが心強く感じられます」と頼もしい言葉。

次節は、水戸との対戦です。
今シーズン、初めて敗戦を喫した相手です。
「正直、特に嫌だなということは感じないです。調子がよくなってきてるというのもあるし、自分もいい状態にあると思うので、チャレンジャーの気持ちで向かって行けば結果は出ると思う。この前の松本も堅いというか守備重視のチームだったけど、水戸も本当に堅いという印象。そういうチームと対戦する時は自分の力が試されると思うし、前線の選手としてはやりがいがあるので楽しみです」

やりがいがある、と言える充実感。
前節の悔しさを水戸戦のピッチでぶつけます。