馬入日記
【馬入日記:7月2日】後半戦がスタート。岩上選手が待望の復帰!
J2リーグは早くも後半戦を迎えました。後半戦の初戦、第22節は松本山雅FCを迎えてのホームゲームでした。
島村選手の有言実行のゴールで先制するも、後半のアディショナルタイムに失点を許し、アウェイで戦った前半戦と同じスコアの1-1の引き分け。
主導権を握り決定的チャンスを多く作り出しましたが、追加点を奪うことができず、悔しいドローとなりました。
さて、この松本戦で3月25日の熊本戦で負傷した岩上選手がついに復帰しました!
「サポーターの声援がすごく力になりました。忘れられてなくてよかった(笑)」と岩上選手。
開幕から3試合連続ゴールと衝撃を与えたルーキーの存在を忘れるわけはありません。
大きな歓声に迎えられてプレーした岩上選手、3か月のブランクはまったく感じさせませんでした。
「思ったより緊張せず試合に入れたのでよかったです。前日とかスタジアムに着くまでは緊張してたんですけど、スタジアムに入ってからは自分のリズムでできました。開幕戦みたいな気持ちでした」と。
復帰戦はベンチスタートではなく、いきなりのスタメン出場でした。
「前日はスタートからいくかは分からなかったんですけど、朝の散歩の時に曺さんから“スタートでいくぞ”という話があったのでスタートからいく準備はできていました。僕自身も途中から出て何かをするというプレーヤーではないと思うので、交代選手がいてくれるのも心強いし、最初から飛ばしていこうと思って入りました」
全体練習に合流してからは、早い復帰でした。
「先週の相模原との練習試合の時は、まだ体が重くて怖さも少しあった。自分自身100%ではできていない感じでした。でも今週は先週と違って身体が軽かったし、早稲田大学と練習試合をやった時も怖さがなくて100%でいけるという手ごたえがありました」
正確なキックをはじめ、岩上選手らしさも随所に出ていました。
「キックはある程度自信があるところです。薫さん(高山選手)とコバショウ(古林選手)が本当に頑張って走ってくれるので、走っているところに狙って蹴るだけという感じでした。セットプレーはチームの中でも武器になっていると思います。僕がちゃんと中に蹴れば合わせてくれるので、中を信じて上げました」
チームとして、最後まで追加点を狙いにいきました。なんとか2点目がほしいところでした。
「相手はペナルティエリアの中にすごく人数がいたので、ペナの外でもう一工夫できたらよかったんじゃないかと紘司さん(坂本選手)とも話していました。もったいない試合だった。振り返ると、やっぱり勝ちたかったという気持ちです。グギョンもオリンピックの前は最後の試合だったし、勝って送り出したかった。でも、みんな動けていたし決して悪くはなかったと思う。マイナスに考えることはないと思います」
改めて、3か月というリハビリ期間については…
「長かったです、本当に。チームが勝てない時期もあったし、そういう時は自分の中でも落ち着かなかった。チームが勝ち出すと自ずと自分のコンディションもよくなってくるところもあって、
そういった部分ではチームに左右されているなぁって(笑)。チームの調子がいいと気持ち的にも乗ってくるし、気のせいかもしれないけど治りも早くなってくるような…」と岩上選手。
実際に試合に出て、細かなことも含め多くのことを感じた様子。今後に向けては…
「徐々にコンディションも上がってきているし、次はベストでいけると思う。あと試合の中でのゲーム体力がもうちょっと上がってくれば。あとは簡単なミス、細かい部分のコミュニケーション、合ってない部分もあるので、そこは練習で合わせていければと思います」と語りました。
待ちに待った復帰。今後の岩上選手に、ぜひご期待下さい!
尚、22節は上位の山形、千葉が敗れ、大分が引分けたため、ベルマーレは引分けながらも順位は4位から2位に浮上。それだけ勝点差は詰まっている状態といえます。
次節はアウェイで水戸と対戦します!