馬入日記
【馬入日記】千葉戦で待望の復帰!下村選手インタビュー
フクアリで行われた日曜日の千葉戦、90分間目の離せない熱い熱い試合でした。
先制を許すも高山選手の3試合連続ゴールで同点に。両チーム最後までゴールを目指し続けましたが、結局1-1の引き分けでした。
そして、この千葉戦でシーズン折り返し。
順位は4位ですが、なんと2位から5位までが同じ勝点40で並ぶ(しかも首位は勝点41でわずか1差)という大混戦状態。
ここからの後半戦、痺れるような試合が続きそうです。
さて、その千葉戦でついに下村選手が復帰を果たしました!
4月1日、アウェイで行われた鳥取戦で左足ふくらはぎの肉離れにより戦列を離れることとなり、リハビリを続けてきました。
「時間は短かったですけどピッチに立てたということへの嬉しさはありました。とても緊迫した試合だったので、集中力120%で戦いました。みんなも本当にギリギリのところでやっていたので、普通のテンションで入っていくのではなくみんなと同じテンションで入っていくことも大切だと思ってプレーしました」
最初に入ったのはボランチの位置。そしてその後センターバックの真ん中でもプレーしました。
「練習でもちょこちょこやっていたし、そんなに違和感なくプレーできました。ボールに触る機会が多くなかったので、特に何もしていないんですけど、みんな終盤で本当にきつそうだったから鼓舞したり、みんなが疲れてる分僕が頑張らなければと思っていました」
しかも、待望の復帰は奇しくも古巣・千葉戦の舞台となりました。
「懐かしかったですね。一緒にプレーしていた選手もいたので、不思議な感じもありました。率直に、やっぱり勝ちたかったです。前半からベンチメンバーもかなり熱くなっていました。次、ホームでやる時は必ず勝ちたい」
4月の負傷から、長いリハビリ期間を過ごしました。
「かなり悩むというか、チームに全然貢献できていないという想いがあったので、精神的にきつかった。もともとケガは少ないほうで、2年半くらいケガをしていませんでした。ケガをしても4週とか6週くらいのもので、初めて2ヵ月くらいかかってしまった。リハビリをしている時は、サッカー選手というよりも、練習場に来て足を冷やして筋トレをしてる…という状態で、自分は一体何をしてるんだろうと思った時もありました」
責任感の強さゆえ、チームに対して何もできていないという悔しさが募っていったようです。
「みんなの躍動している姿を見ると、自分がそこに立てない悔しさもあった。でも勝ってる時はすごく嬉しいし、アウェイでの山形戦の時も、行きたかったけどどうしても間に合わなかった。でも薫(高山選手)のゴールが決まった時は、嬉しくて家で思わず叫んでしまった(笑)」と下村選手。
全体練習に合流してから、そんなに時間が経たないうちに先週の相模原との練習試合で30分プレーし、そして千葉戦で復帰を果たしました。
「リハビリの期間が長かった分、しっかり体を作れる時間があったので、合流して体力的にきついとかはあまり感じなかった。この2ヵ月外れた分、シーズンが終わるまで毎日全力で120%を出すプレーをしていかなければと思っています。もちろん体をしっかり作れたということはあるけど、自分の中では2ヵ月を失ったと思っているので、シーズンが終わるまでにいかに取り戻していくか、いかにチームに貢献できるかということ。そこしか考えてません」
なんという頼もしさ。
1試合1試合の重みが増す後半戦を迎えるにあたり、一層の力強さがチームにもたらされた印象です。
毎年「混戦」と言われるJ2ですが、おそらく今以上の大混戦はなかったのではと感じるほどの状態です。
「勝点で並んでますからね。チーム一丸となって、我慢してやり続けられるチームがそのまま上に残ると思います。みんなで団結して頑張るというのは、うちはどこにも負けないと思うし、それを続けていければその先は見えてくると思います」
これまでどおり、一戦一戦大切に戦っていきます。
まずは今週末の松本山雅戦。(7月1日18:30キックオフ)
熱戦続くスタジアムへ、ぜひお越し下さい!
※松本山雅戦試合情報はこちら!
http://www.bellmare.co.jp/56377