馬入日記

【馬入日記:6月7日】富山戦へ。「ひとつになって」阿部選手インタビュー

明後日はホームBMWスタジアムにカターレ富山を迎えます。
9日(土)16:00キックオフです。

今日の練習後、阿部選手に話を聞きました。
チームは初めての敗戦(水戸戦)の後、連敗。その後5試合引分けが続き、前節今季3敗目を喫しました。辛抱強く引分けを続けたのちに負けたということを、どんな風に捉えているのでしょうか。

「正直に言ってこの前の負けは痛かったと思います。試合を重ね、引き分けが続いていた中で、これは言い方なんですけど、5試合引分けて次に勝てば“6戦負けなし”という言い方もできる。引分けってポジティブにも捉えられるギリギリのところがあったと思うけど、ここで負けたことでそういうものもなくなった。ずっと我慢してきた中で、それでも勝てれば波にのっていけるなと思っていました。そういう意味では、ここで負けてしまったことは正直痛かった」

引分けていた時と負けた時の、違いとは…
「まずは自分のミス。失点に直結するミスだったので、そのミスは本当に痛かった」と阿部選手。

“自分のミス”と語るのは2失点目。オウンゴールとなったシーンでした。その時の現象を細かく振り返ってもらいました。
「あの失点は、一言で言うなら僕の集中力の欠如です。ちょうどボールを上げられる時に2列目にフリーの選手がいて、僕はそこを1回見て、その後にボールを見た。きっと上げるならそのフリーの選手に上げるだろうと思って、上げるより先に動き出してしまったんです。あそこでヘディングを叩かれたらちょっと触れないなと思ったので、上げられた瞬間にクロスボールにチャレンジしようと思って、二歩くらい出てしまった。でもボールはゴールのほうに上がってきた。人に気ととられてしまってボールに集中できていなかったというのが一番のダメなところ。ボールに集中していれば絶対に防げたシーンでした」

あの一瞬には多くの要素が詰まっていました。
阿部選手はミスを認めて深く反省した上で、冷静に分析していました。

また、気持ちの浮き沈みについては…
「浮き沈みは激しかったと思います。監督にも“ミスはいいからミスをした後、自分がどうだったかということは思い返してやってくれ”と言われました。2失点目以降、自分の中での細かいミスは増えてしまったと思います。その後の時間でうちも点をとったし相手も点をとったけれど、あの失点以降は完封して、仲間が点をとってくれるような試合にできていたらと考えたら、失点をした後の僕の状態は反省すべき点が多いと思います」と。

そして、もうひとつは先制点を与えたことの反省。
「今までで一番、相手に簡単に先制点を与えたという印象があります。例えば、甲府にしても前半は押されていても自分たちが先制できたし、松本にしても難しい試合になった中でも80分すぎまで失点しなかった。今回は相手というより、こちらに問題があってやられたという感じ。なんとなくやられてしまったという感じがあった」

今、チームとしてもう一段階上へ。ということを目指し、もがいている最中です。

「相手に分析されて、相手のやり方も変わってきた中、第2ステップとしてもっと自分たちが判断の質を上げなければいけないという時期にきて、いまそこの成長過程にいると思います。シーズン序盤は判断の答えは“GO”というひとつだった。だからすごく反応が早いし、それに伴ったポジションもすぐにとれた。ただ、今はGOという判断以外のものも考えなければいけない。判断の質を上げなければいけないし判断のスピードが求められている。それを、あれだけ走って、プレーしている中で求められるというのはキツいと思うんですけど、でも今、トレーニングでそこに取り組んでいるので、次の試合で出したい。判断の質を高め、尚且つ共有すること。それが出せれば必ずいい試合になるんじゃないかと思っています」

また、北九州戦でのベルマーレの1点目、菊池選手のゴールは阿部選手のフィードから生まれたものでした。
「泰右(宮崎選手)との連携は積み重ねです。今シーズンの練習がスタートしてから、ずっと泰右は“まず見てほしい”と言っていました。練習試合でも、見ないことがあれば試合中でもハーフタイムでも強く言ってくれていたんです。それが今回はひとつの形になったと思います。賢治(馬場選手)もそうだけど、いつも動いてくれるので助かります。ちょうど先制点を決められた後だったので、ああいう攻めのキックも必要かなと思った。キックって、劣勢の時に一発で状況を変えられることがある。改めて自信をもって蹴っていいんだと感じました」

さぁ次節、ホームに戻って臨む富山戦です。重要なこととは。
「一番はチームとしてひとつになって戦うこと。よくあるフレーズですけど、今の状態には改めて必要なことだと思っています。勝てていなかったけど、負けていないという言い方もできた引分けの状態が続いたけど、ここで負けてしまったことで、ある意味、状態が悪いということを潔く認めなければいけない。そういう中で、一人でプレーしても絶対にうまくいかない。僕自身、試合が終わった後にチームメイトから厳しい言葉も温かい言葉もかけてもらって、いまこうしてもう1回頑張らなければいけないという、火がついた状態でできている。チーム一丸となってひとつの試合に集中することが大事。その根底がないと、戦術もポジションもボールの取り方も攻め方も、何も意味がないものになってしまう。うちは、どのチームよりも、そういうことができるチームだと思うので」

最後に、阿部選手は決意の表情でこんな風に語っていました。
「改めて本当に、緊張感をもって、責任感をもって、立たなければいけない場所だと思いました。もちろん今週、自分に確約されたポジションはありません。自分がピッチに立つことになったならば、もしくはそうではなくとも、やることはたくさんある。みんなで次の試合に集中して臨みたいです」

決意のもとで挑む富山戦。
重要な一戦であることは言うまでもありません。

 
さて、こちらは…
徳島戦で右足首を負傷し、現在懸命にリハビリ中の遠藤選手です。

心配の声もたくさんいただいていましたので、元気に頑張る遠藤選手の笑顔をお届けします。

そして、そんな遠藤選手が手にしている、白く四角いもの。一体何かと言いますと…
「オリジナル携帯スピーカー」なんです。

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