馬入日記

【馬入日記:5月17日】見えたもの、生かしたいこと。菊池選手インタビュー

今週末はアウェイで栃木SCとの対戦です。(20日16:00キックオフ)
栃木戦に向けての1週間、練習試合なども行いながらいい準備を進めています。

練習後、菊池選手に話を聞きました。
まずは前節、1-1で引き分けた大分戦の話から。

「前半に関しては、VTRで見直しても前にいくパワーが足りなかった。相手も同じようなスタイルのチームだったので、いつもと違うなとかやりにくいなと思っても、考えすぎずいつもどおりバイタルエリアに入ったらシュートを狙ったりとか、迫力をもって怖い位置に入っていこうと思っていたんですけど、前半、そういうプレーはないに等しいぐらいだった。そういうプレーを前の3人がどんどん出していかないとチームとしてものっていかないと思う。僕ら前の選手の迫力、ゴールに対するパワーが足りなかったことが、ああいう形に繋がってしまったのかなと思います」と菊池選手。

なぜそうなったのかということについては…
「ボールがくる前の準備不足という反省点があります。準備しているつもりでも周りが見えていなくて、ボールを少し持ってしまい、そうすると相手も寄ってきてコースをふさいでくるので、選択肢がなくなってしまう。周りの選手が、ボールを持ってる時の前での動き出し、フリックやワンタッチプレーなどを出してリズムを作れないと相手に持っていかれてしまうと感じました。シンプルなプレーをもっと増やしていかなければいけないと思っています」と。

ただ、大分戦では改善された部分もありました。
「愛媛戦など引き気味になってコンパクトさがなくなっていたので、大分戦の試合の前に自分たちのスタイルを見つめ直してやろうということを話していました。そういうチームのやろうとしているスタイルというのはよくなってきていると思います。DFからFWへのラインもコンパクトにできていて、奪われても味方がすぐにいける距離だった。ただ、徐々によくなってきてると思いますが、やっぱりサッカーは点をとれないと勝てないし、前半の早い段階から前での起点やパワーを出していかなければ苦しい展開になるということを感じた。いい時の自分たちというのは、先手をとれていたし、自分たちからアクションを起こしていた。もっとそういうものを出していかなければいけないと思っています」

大分戦の後半には、前半の戦いからは大きく改善されました。アグレッシブに前へ前へいく姿勢が見られていました。

「一人ひとり、プレーしながらなんとかしなければという想いもあったし、ハーフタイムに監督に厳しく言われました。でもそれじゃ情けない。自分たちで気づいて、前半から一人ひとりが責任をもってやらなければ同じことの繰り返しになってしまう。個人的にも、最近は前半のアクションの大きさ、多さが物足りない感じるところなので、しっかり前半から自分のよさを出さなければいけないと思っています」

何を聞いても、悔しそうな表情から反省や改善したい点が口をついて出てきますが、菊池選手自身は体のキレがありボールに多く絡んでいることも事実です。

「体の調子はすごくいいです。ただそれをうまく活かせてない。一番やらなければと思っているのは、ボールを受けて、出した後の動きの部分。出した後の動きにいまひとつパワーがないので、そのあたりの意識を強く持ってやっていきたい。コンディションのいい状態を試合に生かしたいです」

さぁ次節はアウェイでの栃木SC戦です。
「負けて感じることもすごく多いし、やらなければいけないこと見えているので、次の栃木戦で勝てればまたひとつ成長することに繋がると思う。毎回重要だけど、本当に次が重要だと思っています。大分戦で感じたことをしっかり爆発させたい」

前半からフルパワーで。湘南スタイルで栃木に挑みます。

当日はぜひスタジアムでチームにパワーを送って下さい!
でも、現地へ行かれない!という方は平塚駅前のまちかど広場で行われるパブリックビューイングにぜひご参加下さい。

※パブリックビューイング詳細
http://www.bellmare.co.jp/54285