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2009Jリーグ ディビジョン2 第29節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第29節
2009年7月22日(水)19:05キックオフ ユアテックスタジアム仙台
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0 前半 1 2 後半 0 |
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54 >> 57 | 勝点 | 60 >> 60 |
80分 9 中原 貴之 89分 9 中原 貴之 |
得点者 | 35分 11 阿部 吉朗 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 林 卓人 | 16 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
3 | 菅井 直樹 | 25 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 1 |
2 | エリゼウ | 6 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 渡辺 広大 | 3 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 朴 柱成 | 27 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 1 |
4 | 斉藤 大介 | 31 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 2 |
1 | 千葉 直樹 | 7 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 1 |
1 | 関口 訓充 | 11 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
1 | 梁 勇基 | 10 | MF | FW | 10 | アジエル | 2 |
0 | 中島 裕希 | 13 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 3 |
0 | 平瀬 智行 | 14 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 4 |
– | 桜井 繁 | 22 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | – |
0 | 一柳 夢吾 | 5 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | 0 |
– | 富田 晋伍 | 17 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | – |
3 | 中原 貴之 | 9 | FW | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
2 | サーレス | 19 | FW | FW | 20 | 原 竜太 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 14,346人 [天候] 曇、無風 [気温] 19.6℃ [湿度] 74% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 沖野 隼夫 [主審] 田辺 宏司 [副審] 岡野 宇広 [副審] 浅野 正樹 [第4の審判員] 矢部 鋼治 [記録員] 平井 恵美子
野澤選手コメント
試合が終わった後も、次いこうっていう声がみんなから出ていたし、誰も下を向くことなく本当に強い気持ちを継続しています。
それだけのことをやった、出しきったということだと思う。
10人でも11人でも“ベルマーレ”として90分間本当に気持ちを入れて戦った。この悔しさを、もちろん次の仙台戦には必ず晴らしたいし、まずは次のホームゲームにみんなでぶつけたい。
中原とは新潟で一緒にやっているので、中原の恐さというのは僕が一番知っていたはずです。だからこそ、もっともっと声を出して、もっと飛び出していけばよかったというのが、僕の反省点です。
手が使えるのは僕だけだし、みんな本当によく走って、身体をはっていた。絶対にゼロで抑えて終わりたかった。
でも、間違いなく今日の戦いは血となり骨となります。
絶対にこの先の戦いで、その成果が表れる日がくると、みんなそう信じています。
田村選手コメント
今日の試合を戦って、何が何でも、絶対に上がってやると感じました。苦しくても何でも、やるしかない。本当に奮い立つものがあります。
甲府との第1クールでも、前半でいいサッカーをして後半退場者が出て悔しい思いをした。でも、甲府戦の後にチームはよりまとまった。
今日も最後にやられてしまったけど、気持ち的に落ち込むような試合ではなかったと思います。
一生懸命応援してくれたサポーターの皆さんに、伝わるかどうか分からないけれど、でも、本当に改めてうちはいいチームだと思ったし、このチームで上がりたいと強く感じています。
坂本選手コメント
全員が立ち上がりから気持ちを前面に出していました。
前節の敗戦を引きずることなく、しっかりした試合ができたと思うし、やってきたサッカーの質も少しずつ上がっていると感じました。
自分たちの力を信じて、次も戦っていきたいと思います。
山口選手コメント
最後までゼロで抑えたかったので、本当に悔しい気持ちですが、次に繋がる試合だったと思います。
久々のスタメン出場でしたが、チーム全体として泥くさいハードワークを求められていたので、まずは自分の役割として守備でしっかりハードワークして貢献したいと思っていました。
今日の前半のような戦いが次もできるように、とにかく次のホームで絶対に勝てるように頑張っていきたいと思います。
阪田選手コメント
一人少ない中でしたけど、なんとか守り切って最後までゼロで逃げ切ろうと思って入りました。
逆転にされた時のマークは僕だったので、本当に悔しい。一歩先に、相手に負けていた。ホンマに悔しいです。
急に入ることになったけど、試合の入り方はよかったと思う。自信をもって、前を向いてやっていきたいと思います。
阿部選手コメント
勝ちたかった。監督もコーチも信頼して先発で使ってくれたから、勝つことしか考えていなかった。使ってもらったからには負けるわけにはいかない。だから点が取れたときは嬉しかったです。
(相当な運動量でしたが?)後半、一人少なくなったけど、でも攻撃の際にもっと走れば相手も守備に引っ張られると思った。もっと動ければよかった。とにかく負けて悔しい。チームが勝たなければ皆いい思いをしないし、結果を残したかった。結果を出すことが一番です。
仙台とはホームでの試合が残っているから、この悔しさをもって闘える。ここからはプラスに考えて、前半は悪いサッカーではなかったし、あと少しのところを詰めればチームはさらに成長できると思う。
いい意味で引き締まった。うちは自分たちから先にアクションを起こすことが大事。
パワーが前に向かっていいサッカーができている。ディフェンスもオフェンスも先にアクションを起こすことをこれからもやっていきたい。
仙台 手倉森監督 試合後コメント
総評
前節に傷を負ったチーム同士の戦いで、どちらが悔しさを持って挑めるか、どちらが自信を回復して挑めるかというゲームでした。前半に明らかに自信を持って挑んできたのは湘南だった。うちは何かの金縛りにあったかのような出来でした。そのような中でも、決定的なチャンスを演出できたのは我々が2度3度で決定的なピンチを湘南に1本取られて、苦しい展開になってしまいました。
前半の状況を見た時に0-0で終われればいいと考えながら、後半にサーレスを本当は30分くらいでしか使えないだろうというようなところだったが、1点を取られたからにはそうも言っていられないので、とにかく今節に勝つことを考えて、サーレスを頭から出そうとした。ブラジル人選手が出て、意外とジャーン選手も最初のプレーで当たってきたのが退場に繋がった。退場者が出て守ることがはっきりした時に、湘南は逃げ切るゲームプランでも賢いチームなので、一瞬嫌なところはありました。ただし、高い位置までいける時には頭しかないと思い、残り30分はそこを徹底的にやっていこうとしたところ、中原がうまく2つ決めてくれてよかったと思います。
選手にはそれでも1人我々の方が多かったのだから謙虚に受け止めようという話と、何よりも結果が出たことで次に勢いを持って進もうという話をしました。次もまた大きいゲームなので勝って4位以下を引き離したい。
質疑応答
-高さのあるジャーン選手の退場で中原選手を投入しやすくなったか?
後半のプランから言えば、平瀬を長い時間走らせておいて、後半は中原かなというところはプランとして持っていました。ただし、中原も前回に90分プレーした後の45分間というよりは、フレッシュなサーレスの方が、こうなればいいだろうと考えました。1人少なくなった時点で、湘南の選手がペナルティエリアの中に帰るだろうと予測されたので高い方がいいと思いました。あとは、新潟で中原はGKの野澤選手とプレーしているので、相手も中原の強さを知っていると思ったから、入ってこられただけでも嫌だったでしょう。
-FWの選手による5試合ぶりの得点となったが?
これで本当に吹っ切れてくれて、次からは量産してくれればいいと思います。
-前半の湘南を崩せなかったが、前線の動きについては?
前線の動き出しと取った後の落ち着きというところで言えば、相手の3人の中盤の脇を突いていこうとした。しかし、出し手と受け手が前半の中でも梁が受けていた時にはチャンスを作れていたが、今日は関口が前半はブレーキになっていました。あそこで受けられなかったということと、あとは守備のところで飛び出したままブロックに帰ってこられなかった時間が続いていたので、その辺で今日はちぐはぐになった。前半を見た時に関口を代えようかと悩むくらい今日は彼が彼らしくなかった。
-湘南の前半の入り方や仙台のシンプルな攻撃の形は予想の範囲だったか?
我々の攻撃については、取った後にすぐ相手のユニットを破る時にシンプルな形を狙いすぎて単調になってしまった。湘南があそこまで最初からかかってくるとは思わなかったということが正直ありました。もう少しコントロールしてスローに入ってくるのかと思っていたが、最初にあそこまで来たところで我々も慌てたところがあったと思います。
逆に試合を見ていてアウェイで戦った我々とまるっきり反対の状況になったと感じながらゲームを見ていました。どこで落ち着くのかと思った時に我々は攻撃のところで縦に急ぎすぎたのも災いしました。
-今日デビューを飾ったサーレス選手と、9戦ぶりに先発した朴選手の評価を。
朴が出た時の勝率が高いということは証明された(笑)。サーレスはしっかり相手をスクリーンしてボールを受けられる動きをして、そこから前に走ってくれることが効果的だと思いました。あとはサイドからのボールに対して飛び込んでこられるということを考えれば、破壊力のあるFWだということを今日は感じました。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
試合後に選手たちにも話しましたが、今まで29節戦った中で前半は一番いいゲームをしたと思います。
多分、仙台の皆さんも驚いたのではないかと思います。
ハーフタイムに選手にこう言いました。「レフリーは後半、間違いなく向こうに吹く」と。サッカーはそういうものです。リズムがいいとそうなってしまう、恐ろしいところがあります。それを引き出していたのは、サポーターの力かなと思います。
サッカーが根付いているなと感じました。
一人少なくなった状態でしたから、両サイドバックが上がってくるのは織り込み済みでしたので、そこを抑えてカウンターを狙いました。
ジャーンがいなかったので空中戦で高さがないなと思っていましたが、結局そこからやられてしまった。
ただ、負けても課題を探すのが難しいようなゲームでした。当然悔しいですが前節に比べればよくなっている。ありきたりな言葉ですが、切り替えてやっていこうという言葉で締めくくるしかないかなと思っています。
質疑応答
-ジャーン選手退場後、左サイドは阿部選手が戻っての守備でふたをすることができたが、右サイドでは相手の左サイドバック、朴選手に入り込まれたが?
見ての通り、トップを1人置いて、寺川を右にしました。エリゼウと渡辺広大が今までのスカウトだとあまり2人でハーフウェイラインまで持ち出すことがなかったので、そこで相手に時間を与えてさせておこうというプランでやっていたところ寺川が引き出される形となりました。
逆サイドの場合は、そこにボールが行くとボランチの(坂本)紘司が出ることによってうまく対処できていましたが、右サイドは田村が自分の頭をボールが越えていった時のことを考えてそこに行けなかった。それが右サイドを突かれた理由だったと思う。そこで数的有利を作られてしまった。
そういう風に言われてみれば反省点はそこだが、2点目も結局エリゼウが持ち出してからやられたことを考えると、何か改善はあるのかと言っても1人減った場合にはやむを得ないかなとも思います。そこは確かによくなかったし、1度裏を取られた場面もあったが、あとはちゃんとスライドしながら、臼井と上手くやれていたと思います。