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2009Jリーグ ディビジョン2 第28節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第28節
2009年7月19日(日)16:04キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 1 後半 3 |
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60 >> 60 | 勝点 | 26 >> 29 |
37分 10 アジエル 59分 7 寺川 能人 |
得点者 |
84分 26 岡本 英也 89分 19 大久保 哲哉 89分 19 大久保 哲哉 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 22 | 吉田 宗弘 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 2 | 宮本 亨 | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 27 | 丹羽 大輝 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 13 | 柳楽 智和 | 0 |
1 | 鈴木 伸貴 | 6 | DF | DF | 24 | 釘崎 康臣 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | DF | 8 | 鈴木 惇 | 1 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 7 | 久藤 清一 | 0 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 10 | 城後 寿 | 0 |
2 | アジエル | 10 | FW | MF | 11 | 田中 佑昌 | 2 |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | MF | 19 | 大久保 哲哉 | 2 |
2 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 21 | 大山 恭平 | 0 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 23 | 六反 勇治 | – |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 5 | 長野 聡 | – |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 20 | 宮原 裕司 | 0 |
– | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | MF | 26 | 岡本 英也 | 1 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 18 | 高橋 泰 | 2 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 9,013人 [天候] 曇、弱風 [気温] 28.3℃ [湿度] 70% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 松本 孝志 [主審] 廣瀬 格 [副審] 中原 美智雄 [副審] 五十嵐 泰之 [第4の審判員] 蒲谷 卓也 [記録員] 岩崎 洋
坂本選手コメント
流れ的に3点目がとれるだろうという感じで攻めにいっていましたが、残り10分で2-0で逃げ切るという考え方もあった。
福岡もそんなに決定的なものを作れていなかった中でしたが、最後に自分たちの甘さが出たかなと思います。
チームのコンセプトとして、これまでも3点目を取りにいくサッカーをやってきて、それ自体は間違いないはずですが、シンプルにシュートで終わるなど徹底できていない部分もあった。
もうちょっとみせてやろう、というプレーが少しあったかもしれません。
寺川選手コメント
自分のパスミスが続いていたので、前半は走ることを意識してプレーしました。
2-0から2-3の試合はあまり記憶にありません。
全体的に間延びして、プレスにもいけず、どっちつかずになってしまった。そのため相手を自由に走らせてしまったと思います。
もっと意識を統一して、守るのか攻めるのかハッキリする必要がありました。
間伸びしたのは、守るのか攻めるのかハッキリせず中途半端だったために、ボールにいけなくなっていたことが原因だと思う。
すぐに仙台と試合がありますが、勝つか負けるかでチームの精神的な強さが問われると思います。
田村選手コメント
5分で3失点というのは初めてのことです。
リードしているのに、負けているチームが点をとりにいっているような雰囲気で、ちょっと間延びした感じになってしまった。
守るのか攻めるのか、意識統一できていなかったと思います。
もしかしたら油断の気持ちが少し出たのかなと思うし、甘く入ってしまったところがあった。
すべては自分たちがまだまだだということだと思う。
仙台戦がすぐなので、切り替えて臨みたい。気持ちの部分が一番大事だと思っています。
福岡 篠田監督 試合後コメント
総評
選手たちが非常によく走って頑張ってくれたと思います。最後まで諦めない姿勢をピッチで彼らは本当に見せてくれたと思います。また、それをサポートしてくれたサポーターの皆さんに本当に感謝したいと思います。
ゲームは湘南のプレーの質が高く、彼らの良さを消そうと臨んだんですが、非常にプレーの質が高かったです。そこで何とか踏ん張れたということがひとつ良かったと思います。
ただ、毎回ですが先制をされたあと、今シーズンはドタバタと失点を多く重ねる傾向にあったんですが、今日はよく我慢して2点で抑えているということが最後に結果をもらたしたと考えています。1失点目のPKのシーンでは、あそこまで入り込まれてしまっているというのが、今の現状の守備のもろさじゃないかと思います。
また2失点目のミドルシュートを打たれたシーンも戻りきれていなく、失点してしまったことは、次の課題が大きく見えたと思います。
ただ、本当に選手はよく頑張ってくれたと思います。ようやくアビスパらしいというか諦めない姿勢を上位の相手に見せれた。僕らはここの順位にいるわけにはいかないというのを見せ付けることができて非常によかったと思います。中2日でホームでゲームが待っていますので、もう次のことを考えてホームでまた勝てるように全員で一丸になりたいと思います。
質疑応答
-戦術的な部分などでの勝因は? 3得点というのはどの辺が良くてこの結果になったと考えているか?
本来であれば、ゲームを0-0で運んでいってというのが理想だったんですが、先にまた先制されてしまってということと、田村選手を何とかうまく剥がすということ、大久保、大山の動きを見て、田中、鈴木を入り込ませるのが目的でした。
ただ、湘南も堅く守備をしてきましたのでなかなか崩すことができずに、最後湘南が疲れたところで、我々のほうが多く走った、長い距離を走ったということが得点に結びつけられたんじゃないかと思います。単純にこれだけやったから3点取れたというわけじゃなくて、本当にちょっとした最後のクロスを上げる前の宮本のフリーのランニングとか、見えないところでのランニングもしっかりとできて、そこが良かったんじゃないかなと。
-岡本を投入してから一気に流れが良くなったと思うが、彼にはどういう指示を出したのか?
彼の特長はスピードと背後に飛び出すということ。あとはシュートも非常にいいので、そこを求めました。湘南が疲れているところで飛び出す動きをとにかくやってくれと。宮原がいいボールを出したし、選手はちゃんとやってくれたし、得点ができて本当によかったと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
悔しいっていう事は間違いないですね。コメントするのが難しいゲームなんですけれども、サッカーというのはやっぱりメンタルスポーツなのかなというのを、つくづく感じたゲームでもありました。
2-0になった所から、心の隙がたくさん生まれて、それがプレーの隙に移ってしまったというのは否めなくて、これを修正できなかった私にも大きな原因があるかなと思っていますね。
次はアウェイ、時間が短いので少し話をして立て直していければいいかなと思っています。今日は1万人近く、夏休みでたくさんのお客さんに来ていただいたんですけれども、勝つことができずに非常に悔しく残念に思っております。
質疑応答
-連休でリフレッシュを図ったと思うが、前回につづいて結果が出なかった要因は?
結果でものを言うのは簡単なのですが、僕は神様も信じませんし、選手の状態を見ながら判断していますし、そうした中でこれからの連戦も踏まえてリフレッシュしたほうがベターだと思いました。次は仙台なんですけれども、上位とのゲームの前に非常にいい薬を飲んだかなと思っています。
-2-0になった時点で心に隙ができたとのは自身の責任があったということだが、これは具体的にどういうものか?
あまり言いませんが、向こうはもちろん2-0だからカウンターを狙っているわけじゃないんですよ。向こうの残っている選手にボールがいって、我々が戻るパワーが欠けてしまったと。
例えばこれが1-0で負けているんだったら、もっと手堅いゲーム運びができたと思うんです。2-0だったがために、しかも見ての通りアビスパのディフェンスはかなりもう崩壊状態でしたよ。皆さんが見てもわかっていたように、「これはこのままいくんじゃないかな」と思うのが普通ですよね。そういう皆さんが思っている、サポーターが思っている、我々が思っているというのがサッカーでは非常に怖い。2-0だったというのは、そこからの戦い方をもっとね。シーズン前に1度そういう話をしたんですけれど、もう1回整理しないといけない。高い授業料を払って次に生かせればいいですね。
-日本代表の岡田監督が首位に相応しいよく走る非常に素晴らしいサッカーだと話しており、2点目を取るまで非常によく走っていたと思うが、どの辺から歯車が狂ってきたと感じるか? またメンタル以外での技術的・戦術的な部分での問題はなかったのか?
サッカーのゲームというのはある意味で個性を全部出さなければいけないんですが、その個性を全部自分たちが出すことによって、チームが歪んでしまうということもあるんですよね。
2-0になった時点で色気を出してやってみようと。ちょっと前半からあったんですね。正直今日のゲームは見えないところで。だからハーフタイムでは結構厳しいことを言ったんですけれども、色気、色気、色気がついちゃって、ユニフォームがピンク色になってしまって、それでそれが全体的に『みんな色気を出してるから、俺も出そうかな』という感じになってしまったのは間違いない。
そこでしっかりプレーできるかどうか。もちろんしっかりプレーしている人もいるんですけれど、しっかりプレーできていない人がひとりでもいるとサッカーというのはそっちに引っ張られてしまう。僕は出ている人がしっかりできていないなら代えちゃえばいいんですが、そんなことを言っていたらみんな代えなくちゃいけなくなっちゃう。話をして我慢をして修正ができたら、次の課題に向かっていこうと。ちょっとその部分は私もいい勉強をさせてもらったかなと。今までこんな短い時間でひっくり返されたことはないので、僕ももう1回顔を洗って出直したいと思います。だから、どの辺というのはちょっと難しいですね。
-今日のような負け方をした場合、次に向けての選手の心理状況にどのように影響してくるか?
サッカーには負けと勝ちと引き分けしかないわけであって、負けたら次に負のスパイラルにいくような選手だとしたら、それは次の試合に使えないと思う。それに打ち勝って、「よし次やってやろう」という気持ちを全面的に出せるかどうかですよね。
それに日にちとか時間とかは関係ないと思います。明日の朝に顔を見て、下を向いているような選手は残念ながら連れていくことはできないですね。「よし、やってやろう」という選手を連れていくしかないですからね。サッカーというのはそういうものです。