馬入日記
【馬入日記:3月27日】高山選手インタビュー「“チーム”という感じ」
熊本戦までの5試合を無敗で戦い抜き、次なる戦いは再びアウェイゲーム!
とりぎんバードスタジアムでのガイナーレ鳥取戦です。
高山選手に改めて熊本戦の話を聞きました。
「正直、ヒヤヒヤしました。セカンドボールを拾われることが多く、拾うと相手は前向きでいくので危なかった。かなり蹴ってきたので、そのこぼれを拾ってくるという感じでしたが前半は勢いで負けてしまっていたと思う。自分たちは受け身に立つようなチームではないのに、受け身になってしまったところは反省すべきところ。ただ、試合中に流れが悪くても焦らずにできたとは思います。そのうち流れがくるだろうと思ったし、先制されても賢治さん(馬場選手)が点をとってくれたように、絶対に点はとれると思ったので焦りはなかった」と高山選手。
先制されたことは反省すべきですが、“絶対に点はとれる”という選手の思いや全体の雰囲気は今年の特長と言えるところです。
ここまでの5試合、すべて複数得点という結果にも表れています。
それは何なのかと聞くと、一番最初に出てきた言葉が…
「一体感…かな」と高山選手。
そして「熊本戦だけじゃなくて他の試合でもそうなんですけどいろんな形がある。崩してとってることもあるし、むしろ形になってなくてとれてることもある。なんやかんや、点をとってるというのも大きいかなと思います」
高山選手自身のゴールも望まれるところですが、どの試合でもシュートにクロスに積極果敢。
そして何と言ってもチームのために本当によく走っています。
「きついんですけど、たまに気持ちよくなる時がある(笑)。前半はきついんですけど、後半はきついのを越えちゃう感じです」と一般人にはもはや理解できない言葉!
走っても走っても、ボールが出てこないこともあります。それでも走り続けられる原動力とは何でしょうか。
「守備の時は、自分の責任がまっとうできずチームが負けるなんて絶対に嫌だという思いで走れて、攻撃の時は単純に点を取りたいから走れる…ということだと思う。90分、その繰り返しです。特に守備の時は絶対に運動量を落とせないです」と。
試合の終盤でも攻守にアグレッシブにボールを追う姿があります。
ここまでの5試合を戦ってきて、一番感じることは…
「“チーム”っていう感じがすごく強い。個人で戦ってるんじゃないというところ。例えば、祐三(岩上選手)にアシストした時も、本当なら自分が決めたいから、嬉しい反面、実は少し…いや、めちゃくちゃ悔しかったりするんだけど、でもそういう風に思うのはよくないなと思えるような環境がチームにあります。それは監督の言葉や、今年集まった選手の頑張りがあるから“チームだ”と感じられるんだと思う」
ストライカーらしく「自分がとるんだ!」という想いは持ちつつも、チームとしての結果を求めています。そして、5戦無敗の結果も、みんなで勝ち取ったものだと選手みんなが思っています。
とはいえ、まだまだ満足していないのもチームの共通意識。
「次は鳥取戦。昨年勝てなかったし、僕自身も調子がよくなかったので引き締めて臨みたい。とにかく勝ちたいです」
次節鳥取戦は再びアウェイゲーム。勝ってその後のホーム連戦(4月8日vs町田戦、4月15日vs横浜FC戦)につなげたいところです!