創立50周年おめでとうございます！

私がベルマーレに加入したのは2011年。チームは前シーズンにJ2へ降格となり、新たにJ1昇格するべく集まった多くの新加入選手のうちの一人でした。2011年から2014年までの4年間を過ごしました。

忘れられない試合と言えば、実は昇格をした試合や勝利の試合ではなく、2012年にアウェイで行われた北九州戦、2-3で敗れた試合が個人的にとても印象に残っています。
自分のミスでチームが敗れるということがこれほどまで辛く、責任があることなんだと痛感した試合でした。
それでもポジティブな意味では試合に出るということは、責任を持つということ、また“自分のプレーでチームを勝たせたい”という気持ちをより強く持つことのできた瞬間でもありました。

サポーターの方にはスタジアム、馬入で声をかけていただきました。
優勝、昇格、降格いろんなことがかかっている時でも「とにかく健康に楽しそうにプレーしてくれよ！」と言われたことをよく覚えています。とても救われました。
その方が今でもスタジアムで応援している姿をDAZNやSNSで見かけると嬉しい気持ちになります。

ベルマーレの歴史の一部に選手として携わることができてとても幸せです。これからもずっと続くベルマーレの歴史をファンとして楽しみに見ています。

【About ABE NOBUYUKI】
2011年にFC東京から加入した阿部選手、2014年までの4年間、湘南ベルマーレとして大きな転換期にあった時代にチームを支えた選手です。
まっすぐで誠実で、一生懸命。誰に対しても分け隔てなく親切に接し、どんな場面でも真剣に物事と向き合い、本当に多くの人から愛されていました。実は表に出ないところで闘病する子どもたちをサポートしたり、2012年に昇格を決めた町田戦では町田の選手を気遣ってピッチの上では喜びを抑えたり…常に人間性にあふれた行動が印象的な選手です。
現在はAC長野パルセイロでプレーする阿部選手、ますます輝きを放つことを願って。