Message50周年メッセージ

外池大亮元選手 TONOIKE DAISUKE 1997年〜1999年 ベルマーレ平塚/2006年〜2007年 湘南ベルマーレ在籍

生年月日:1975年1月29日
出身地:神奈川県
ポジション:FW/MF/DF
ベルマーレ平塚・湘南ベルマーレで68試合出場10得点

ベルマーレ創立50周年、おめでとうございます。
僕は1997年にベルマーレ平塚に加入しましたが、選手寮に入り、早稲田大学卒ということだけで「模範にならなくてはいけない空気」の中、ヤンチャで伸び伸びなユース上がりや高卒メンバーたちと共に1年目をスタートしました。自分は実際にはそんなにちゃんとしているタイプではなかったのでかなり苦労しました(笑)

記憶に残っている試合と言えば、1997年のデビュー戦と、2007年引退セレモニーです。
デビュー戦は、なかなか試合に出られない中でようやく巡ってきたチャンス、アウェイ・広島戦で初メンバー入りをしました。
ここでは言えない前泊の夜のエピソードがあり、試合には絶対出られないと思っていましたが、後半途中から出場し、延長で中田英寿選手からのパスを決めて、初メンバー入り、初出場、初ゴール、初Vゴールでした。
前夜の言えないエピソードもあり、初ヒーローインタビューで必要以上の号泣をしてしまいました。

引退セレモニーは、最終戦前日に突然の引退報告に対して、眞壁社長が家族を呼んでくれたり、花束を用意してくれたり、選手会長としての挨拶のタイミングに、引退の話をする場を設けていただきました。
本当に有り難かったですし、あれがあってこそ、引退後のキャリアを胸をはって、気概をもって、臨んでこれたと感じています。

50年と聞いて、自分より生まれる前で、何かのこじつけではないかと穿った見方をしてしまう自分が嫌いですが(笑)、サッカーはずっと続いているから自分の時間が与えてもらえたのだとも強く感じていますので、自分も繋げていける存在になりたいです。

サポーターのみなさん、スカパー!の外池大亮です。スカパー!で「Jのミライ〜サポーター篇」を御視聴いただけたでしょうか。湘南サポーターの皆さんの歴史こそが、選手を育てクラブを育ててきたと思います。その実態をドキュメンタリーにしました。渾身の想いで制作しました。

また、今年から早稲田大学ア式蹴球部の監督も兼務させていただくことになりました。早稲田大から第2の島村毅、後藤雅明、そして山口貴弘、三竿雄斗、横山聡、鈴木修人、斎藤俊秀、大倉智、関智、曺貴裁、水谷尚人、小川岳史、吉川真行、関口潔、外池大亮…を輩出していきたいです!(敬称略、順不同)

引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

【About TONOIKE DAISUKE】
早稲田大学を卒業し1997年にベルマーレ平塚に加入。当初はFWとして活躍し、キャリアの中で中盤やDFなどあらゆるポジションでプレーしました。
1999年、存続危機となったベルマーレにおいて、加入3年目にもかかわらずピッチの中でも外でも存在感を発揮し、何かを伝えようとするプレーや発する言葉に多くの人が胸を打たれました。
2000年に一度チームを離れ、横浜FM、大宮、甲府、広島、山形と多くのチームを渡り歩いたのち2006年に湘南ベルマーレに復帰。「ベルマーレのサポーターはチームのことをいつも“自分のことのように”考えてくれている」と話していたのが印象的でした。プレーではもちろん、選手会長としてもチームを引っ張り続けましたが2007年に惜しまれながら引退。引退後も様々な立場で日本サッカー発展のために力を尽くしています。