Diaryスタッフ日記

2018.04.24

【スタッフ日記】呂比須ワグナーさん「特別である理由」とは?

日本代表が初めてワールドカップに出場した1998年のフランスワールドカップ。
このフランス大会には、日本代表として中田英寿さん、小島伸幸さん、呂比須ワグナーさん、そして韓国代表として洪明甫さんの4人の選手がベルマーレから選出されました。

サッカー選手にとっての夢舞台であるワールドカップに出場する選手が4人もいるということは、サポーターの皆さんにとって、クラブにとって、そして地域にとっても本当に喜ばしく、誇らしいものでした。

その内の一人、呂比須ワグナーさんはひと際ドラマチックな日々をベルマーレで過ごしました。
在籍年数は2年と長いものではありませんでしたが、本当に様々なことがあった2年でした。
本田技研サッカー部(JFL)からの加入、日本人への帰化、日本代表選出、最愛の母を亡くしたこと、ワールドカップ行きを決めた最終予選、そしてワールドカップの舞台…。

文字にするだけでも壮絶で、また忘れることのできない出来事ばかりであることが伺えます。

先日発行された、50周年史のインタビューのために呂比須さんを訪れたのは昨年の12月のこと。アルビレックス新潟のクラブハウスで話を聞きました。
10年以上ぶりの再会となるライターの川端さんとスタッフを温かく迎えてくれました。

思い出話は10代で初めて来日した時のことから。
「日産でプレーしていた時からフジタはすごく強かった。日立に在籍した時には曺さんとも3年間一緒にプレーしたんだよ。ニカノールやベット、エジソンともすごく仲が良かったなぁ」と懐かしそうに話してくれました。

その頃は「日本のごはんは味がないからとケチャップをかけて食べていた(笑)」そうですが、10年後には白米と味噌汁が大好きな日本人になっているとは、本人も思ってもみなかったことでしょう。
決して楽しいことばかりではない、苦しいことも多かったはずの呂比須さんですが「日本に来て本当によかった。大好きになった」と変わらぬ優しい笑顔で語ってくれました。

50周年史のタイトルは「ベルマーレが特別である理由」です。
その理由が何なのか、ぜひ本誌インタビューをじっくりとご覧下さい!

※クラブ50周年史詳細
http://www.bellmare.co.jp/188619