Diaryスタッフ日記

2018.03.24

【スタッフ日記】クラブ創立50周年史を発表。那須での取材エピソード

長ーーーい期間、制作に時間を費やしたクラブ創立50周年史「BELLMARE 50th MEMORIAL BOOK 1968-2018」発行のお知らせを、昨日ついに発表することができました!

改めてクラブの歴史に思いを馳せると、それは誕生から奇跡のような物語でした。(誕生秘話も50周年史に詳しく記されているので、ぜひ読んでいただきたいです!)
そして、一時期は存続の危機にも直面しました。それでも多くの人の支え、努力により今もクラブは生き続けています。そして、たくさんの仲間と共に成長することができています。
その「50年」という、奇跡とも言える年月をどう振り返るべきか…。大いに悩みました。

悩んだ末に、やはりその時代時代を生きた人々の声をとどけたい、という想いに至りました。
総勢26人にインタビューを行い、たくさんの方からメッセージいただきページ数は180ページにもなりました。なかなかの分厚さで、読み応えは抜群です。
素敵な写真と共に、情景が浮かぶような涙あり笑いありのインタビューとなっています。
ぜひ一人でも多くの方に読んでいただきたい!
そう願いを込めてお届けします。

さて、そんな中から今日は取材のこぼれ話をお届けします!

ベルマーレが生まれたのは栃木県の那須だった、ということをご存知ない方も多いと思います。
50年前のその場所へ。
初代監督を務められた黒木芳彦さんが、今も那須にお住まいということでお話を聞きに伺いました。

お会いした時の感激は、言葉にはできないものでした。
那須ハイランドパークのオフィシャルホテルである「那須高原 TOWA ピュアコテージ」で取材陣を優しく迎えてくださり、50年前のお話を聞かせてくださいました。

黒木さんは驚くほどに詳細に、当時のことを覚えていらっしゃいました。
監督としての仕事もありながら、何と言っても日本リーグを目指すチームをゼロから立ち上げられたのが黒木さんなのです。それがいかに大変なことであったか、それはそれは、想像もできないほどの出来事ばかりでした。
チームを誕生させ、ひとつひとつの壁を乗り越え、日本リーグに4年で昇格させるという今考えても神業のような仕事をされたのです。
そこには、確固たる信念がありました。

このエピソードは、ぜひとも読んでいただきたいと思っています。

那須へと向かう車の中で「当時のグラウンドはもうないだろうなぁ」と話していたのですが、黒木さんから「グラウンド見ますか?残っているんですよ」という言葉が。
なんと、50年前の藤和不動産サッカー部のグラウンドが残っていました。
美しい山々に囲まれた芝生のグラウンド。
「ここで生まれたんだ」と思うと、なんとも言えない感慨でした。

今回の50周年史は黒木さんのインタビューから始まっています。
ぜひ本誌をお楽しみに!