監督・選手コメント
J2リーグ第4節 湘南ベルマーレvsFC岐阜 監督・選手コメント
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【監督コメント】
●曺監督
中2日の試合で連戦ということで、まずこの前以上に声援を送ってくれたサポーターには心から感謝したいと思います。
試合の内容ですが、いい形で1点目が取れたんですけど、その取ったあとに、少し自分たちで自分たちの首を締めるようなプレーが続いてしまって、リズムを取れなかった。後半、多少修正はしましたが、非常に苦しい試合だったかなと思います。
ただ、その中でも選手が足を止めずに空中戦だったり、セカンドボールだったり、そういうことに反応して、地道に努力したことが、今日の結果につながったのかなというふうには感じています。
●曺監督 質疑応答
–今日は水戸も甲府も負け単独トップとなったが4試合終わってみて合格か?
4回勝って合格じゃないって言うと逆に嫌みになるんで、そういうふうには言いたくないですけど。
今日の試合は過去の3試合と比べて反省すべき点はいっぱいあるのかなとて思っています。
今、選手に話してきたんですけど、おめでとうとは言ったものの、次の熊本戦に向けて自分たちの課題を修正してやっていかなければいけないと思っています。
順位に関しては、当初から1試合1試合の勝点3が重要だという話をしているので、今聞いて1位なんだなと思いましたけど、選手たちも僕も、気にしていないというのが正直な気持ちです。
–中2日で非常にタイトな日程だったが体力的に選手にどう影響したか?
もちろんタイトな日程なので、最後の15分落ちるのが早いかなと思ったんですけど、選手にはタイトな日程は我々にとってそんなにネガティブな話じゃないよという話をゲーム前にもしました。
2日間のオフの後にパワーを出力できるような練習をキャンプから続けてきているので、それに関してはあまり不安はなかったです。
–後半途中から下村選手を今季初出場で投入したがその意図は?
選手を起用するときにいろんなゲームプランとか相手に対してなど、いろいろあると思うんですけど、彼は試合に出られない時間も含めてチームのために良いパワーを与えてくれる選手です。
そういうパワーをああいう時間にポジティブに使ってもらいたいというのがひとつ。
あとは、交代した選手がここ最近ずっと力になってくれているので、ボランチという難しい位置でも彼の経験は活かせるんじゃないかなということで起用しました。
–縦に速いサッカーだが縦に速すぎる面がもったいないと感じた。縦に状態を作るからこそ起こる現象なのか、それとも修正が必要なのか?
基本的にポゼッション率を高くするということは考えていません。相手の嫌なところにボールを持って行くことを狙っています。今日課題なのはその嫌なとこに持って行った後の精度が少し悪かった。
縦に行くこと自体は全然悪いことじゃないと思います。それが湘南で大事にしていることだと思っているので。
あとはそこに入った後にどのようにボールを動かしていくのかという部分が今日に関して言うと足りなかったかなと思います。
そこで失って攻撃が単調になってまた守備に行かなきゃいけないという場面が確かに多くあったので、その辺りのリズムの変化というか、ボールの運び方というのは今日の試合に関してはここ3試合に比べると課題が多かったかなとは感じています。
–岩上を代えたが疲れを考慮して代えたものなのか?
戦略的に詳しいことは言えないですがそれもあります。
27人全員で今シーズンを乗り切るという話をしているので、勝ったからメンバーをそのままで行くわけじゃないって話もしています。前の試合どうだったからというより、この試合でどうなっているのかということを見ています。決して岩上が悪かったわけじゃないんですけど、ゲームプランの中であそこで古橋を入れてもう少し前線をフレッシュにしたいというのが狙いでした。
–ディフェンスラインは全然変えていないがこのままいくのか?
どうでしょうか。控えにいる選手もみんな同じ力を持っているので。
ただ、前の選手と後ろの選手では起用するタイミングとか流れの問題もあるので、その辺はずっと代えないつもりもないですし、逆に代えたほうがいいとも思ってないというか、その時々によってその時のメッセージで使っていこうかなって思っています。
みんな力が変わらないのは間違いないです。
●行徳監督 総括
調子の良いベルマーレが相手で、押し込まれることもあったんですけど、最初にひとつのミスから失点してしまった。
中2日ということで対策を立てたんですけど、それに対して徐々に逆サイドのスペースを使いということは出来ていたのかなと思います。
決定的な場面が何回かあったんですけど、決められなかったということと運がなかった。
残念ながら負けてしまったので次の準備をしたいと思います。
●行徳監督 質疑応答
–この前からメンバーを4人入れ替え今日はその2試合目になるが新しくメンバーに入った選手の手ごたえは?
Jリーグの経験が少ない選手がちょっと多いんですけども、こういう場で揉まれれば良くなる可能性もあるだろうし、そんなには悪くなかったのかなという感想を持っています。
–樋口君がレンタルで来ましたがどうか?
清水では出番がなくて燻ぶっているということでレンタルで。
高校の年代のときも得点王になったりとか能力が高い選手です。まだチームには入ったばかりで彼も大人しい性格なので、いろんな意味でチームに打ち解けてない部分もありますけど、徐々に良くなっていると思います。
今日もサイドの起点を作ったり、前でシュートを打ったりとか、良い物をもっている。良い状態にチーム全体でしていきたいと思います。
–湘南は調子が良くハイペースで来るがそういった湘南にどういうサッカーをしていこうと思ったか?
まずハイプレッシャーをかいくぐるということですね。
うちがボールを持っているときに、来たときに時間を掛けたら囲まれてしまうので、ワンタッチ、ツータッチでそこを回避する。
そうしたら後ろに人数が少ないのでサイド、特に逆サイドのとこを使うこと。
あとは守備に関してはランニングする選手に対して付くというよりもボールにプレッシャーを掛けなければ後ろはどうにもならないので。
ボールに対してプレッシャーを掛け続けようという話をしていました。
ただ、中2日でなかなかコンディションも上がらなくてしんどかったんだろうなと思っています。
【選手コメント】
●大野和成
前回もオフサイドになってしまったのがあったので今日こそはと思っていました。
曺さんの目指すサッカーはアグレッシブなサッカーなので、DFですがアグレッシブに狙っていこうと思っていました。
ただやはりDFとしては最後の1失点が悔やまれる。なんとか守り切りたかった。
中2日はきつかったですが、相手も同じ条件ですし気にならなかった。
曺さんは本当に一戦一戦が大事だといつも話しているので、その気持ちを強く持って次も戦っていきたいと思います。
●遠藤航
(中2日でしたが?)個人的にはそんなに疲れもなくコンディションは悪くなかったと思います。
今日の試合は90分を通していい時間帯は少なかったと思うので、押し込まれた時にロングボールを蹴るだけじゃなくて、今日は相手のDFラインと中盤の間が空いていたので、そういうところを突いたり、押し込まれた時こそ落ち着いてまわして繋ぐ意識をもつことも大事だと思いました。そこは次への課題として取り組みたいと思います。
毎試合毎試合、自分たちのゲームができればいいけど、今日のような流れの時もシーズンの中ではあると思う。最後のところで体を張って守れていたし、最後に失点をしてしまったけど、そこまで我慢できていたことはひとつ収穫でもあると思う。もちろん無失点を目指してやっていますが勝ち切ることが大切だったと思う。
(ファールが少ないですが?)できるだけ無駄なファールはしたくないのでそこは意識しています。ポジションをしっかり意識すればファールにならなくても止められると思うので。
●馬場賢治
(ゴールについて)ゴールをとる前にGKがこぼしたシーンを見たので、狙っていました。そういう部分ではFWっぽい考えが少しできてきたかなと思っています(笑)
チームとして常に勝点3を求めるという中でやっていますが、自分はそれプラス点をとりたいという意識でやっているし、どうやったらとれるかということも常に意識しています。
(全体について)これからどんどん相手も対策をしてくると思うので、ロングボールが多くなってきて全体が下がることもあると思います。
しっかり守れていたかと言うと課題もあるし、相手のミスに助けられたことやたまたまとれたところもあったと思うので、もう少し強気にラインをコンパクトに上げて、相手にいい状態で蹴らせないことによっていいボールにさせないことも大切だと思います。
(守備と攻撃はどちらに重点を?)どちらも100%です。攻撃的守備というか、攻撃のための守備だという意識です。
敵陣でプレー時間を長くするというチームの目標だったり、攻守の切り替えではどのチームにも負けないという部分では、まだ4試合ですけど絶対に負けてないと思うし、今日初めて近場でFKを与えてしまいましたけど、今までそういうシーンもなかった。いかに敵陣でやれているかということだと思います。僕らはこのやり方を信じてやっていくだけだと思います。
見ている人に感動を与えたいというのが湘南のサッカーの目指すところだと思うので、一生懸命誰も手を抜かずにやっていることが、見てくれてる人の心に響くものであればと思っています。
周りの方の目も変わってきていると思うので、こういう時だからこそ気を引き締めて、継続してやっていきたいと思います。
●鎌田翔雅
今までは自分たちの隙でやられていたが、終盤、相手の勢いが増してゴール前にかける人数も増えて、冷静に対応できなかった。分析されている感じもあった。
うしろから長いボールを蹴られてセカンド勝負になり、前半はその対応があまりよくなくセカンドボールを相手に拾われてしまった。
点を取れていることは自信になるので、チームとしてプラスに捉え、攻撃的なスタイルで次も行きたい。