馬入日記
【馬入日記:3月11日】草津に3-1で勝利し、開幕連勝!
2012シーズン2戦目。初めてのアウェイゲームは正田醤油スタジアムでザスパ草津との一戦を戦いました。
結果は…3-1で勝利!開幕連勝を飾りました!!
立ち上がりから主導権を握り、開幕戦同様に相手がボールをもつや否や、素早くプレスをかけて奪っていきます。前半はほとんどの時間を敵陣でプレーしました。
チャンスを多く作る中、29分に遠藤選手のゴールで先制!
右サイドからのFKの場面。岩上選手がゴール前の遠藤選手にドンピシャのボール!「ほしい場所のとおりきた」というボールを遠藤選手がヘディングで決めて先制します。
さらに40分に追加点!馬場選手からの絶妙な縦パスから古林がループシュート!
昨年在籍した古巣を相手にゴールを奪いました。ゴールを決めるとサポーターのもとへ走り、飛び上がってのガッツポーズ!2-0で折り返し、後半へ。
しかし後半3分、草津にCKから1点を返されてしまいます。実はこのCKが今シーズン初めて相手に与えたCKでした。(京都戦でもCKゼロだったのです)
その後、リズムを奪われる場面はあるものの、相手のチャンスをひとつひとつ潰していきます。
一進一退の攻防の中、41分に追加点を奪います。
途中交代で入った宮崎選手から中央の高山選手に繋ぎ、高山選手から左サイドの岩上選手へ。
流れるような連携から最後は岩上選手が落ち着いて決めて3-1に。
このまま2点のリードを守り切り、3-1で勝利!アグレッシブに戦う姿は開幕戦と変わりません。最後まで走り抜き開幕連勝を果たしました。
試合後、曺監督は「湘南らしさと言いますか、最後まで足を止めないで相手より多く走ろうというところで言えば選手にはよくやったと言ってやりたいと思います。ですが、内容的にはまだまだのところがありますので、帰ってしっかりとそのあたりの課題をみつめて、また次に向けて頑張りたい」と会見で話しました。
トレーニングでやっていること、ミーティングで話していること。
監督が熱をもって、日々選手たちに伝えていることが、しっかりと届いている-。
選手たちの迷いのないプレーを見ていると、そう感じることができます。
「選手全員が自分の役割を果たしてくれて、ゲームを楽しんでくれてるなというところを思えば、監督としては有難いなと思っています」と監督。
選手たちが生き生きとプレーする。それはイコール、サポーターの皆さんの「見ていて楽しい!」にも直結しているということを、たくさんのサポーターの皆さんからの声で感じることができました。
しかし戦いは始まったばかり。
「まだまだ」という想いで、また次の試合へ挑んでいきます。
宮崎選手、高山選手との連動した動きからの、実にきれいなゴールでした。
セットプレーのキッカーも任されている岩上選手は、自身の得点のみならず1点目の遠藤選手のゴールのアシストも記録しました。
正確なキック、さらにはあのロングスローも見応えがあり、新人とは思えない頼りがいのある選手です。
ただ、試合後に話を聞くと、本人からは反省の言葉。
「個人としては全然できていなかったし点をとったことが救いでした。チームとしてもグラウンドが悪かったこともあったけど自分たちのスタイルがそこまで出せなかったのでそのあたりは課題だと思っています。前半のような、自分たちの時間の時にいかに点がとれるかが大切だと思う。僕もひとつオフサイドになったのがありましたけど、そこで決め切れていれば流れが変わったと思います」と。
そして、「次はホーム2連戦なので、勝って開幕4連勝ができれば大きな自信にも繋がると思う。また引き締めて臨みたいと思います」と話していました。
そうです!次は中2日の連戦ですが、ホームでの連戦となります。
17日(土)にアビスパ福岡と、20日(火・祝)にFC岐阜と対戦します。
そして。
草津戦は3月11日という特別な日に行われた試合でした。
自分たちに一体何ができるのか-。自問自答して過ごした一年間。
復興に向け、まだまだこれからが大切であるという強い決意と共に、サッカーをやらせていただくことの感謝の気持ちをもってシーズンを戦っていきます。