馬入日記

【馬入日記:7月12日】激闘を制しセレッソ大阪に4-3で勝利!勝点は60に。

090712-1激闘!白熱の首位攻防戦でした!
アウェイで行われたセレッソ大阪との一戦、激しい点の取り合いとなった試合は、4-3でベルマーレが制しました!首位をキープ。セレッソ大阪に勝点差を4とし、重ねた勝点は「60」に到達しました。

開始15分、流れるパス交換から坂本選手のゴールで先制。(坂本選手、2001年の記録だった8得点を早くも更新です)しかし33分、セレッソのCKが直接入り同点とされてしまいます。
さらに後半開始早々の49分、セレッソの香川選手に逆転を許します。それでも59分、ペナルティエリアの中で坂本選手が倒されPKを得るとアジエル選手がきっちり決めて再び同点に。

互いの気持ちがぶつかり合う激しい試合、今度は66分にセレッソにPKを与えてしまいます。
2度目の勝ち越しを許してしまいますが、その3分後、坂本選手が阿部選手の絶妙なクロスをダイレクトで決めて再び同点に!
3-3の引分けのまま迎えた終了間際。77分に投入された永田選手が、86分にゴールを決めて逆転!
永田選手のJ初ゴールが、このビッグゲームの決勝点となりました!

歓喜に沸く長居スタジアム。(そして約700人もの人が集まったという平塚のパブリックビューイング会場!)
気持ちが揺さぶられるような選手たちの執念、勝ちたいという気持ちがすべてのプレーに表れていました。

4-3の勝利。大きな大きな一勝です。

 
090712-2「苦しいゲームでした。湘南らしい粘り強さとか逞しさが出た試合。我々は、技術などではまったくかなわない。これが現実だが、それを何でカバーするのかというと、やっぱり走ることであったり、ボールホルダーを追い越すこと。それをグループとして、個人に頼らずにやっていった結果の勝利。日頃の練習の成果が出て嬉しく思っています」。

試合後の監督会見の言葉。
後半からの阿部選手の投入でリズムが生まれたり、最後に投入した永田選手が決勝弾を決めたりと、この試合も采配ズバリ。

しかしそれ以上に、監督は「日頃の練習の成果が出た」ことを喜んでいました。
そして、「勝ちましたけど、何も勝点6をもらえたわけではないので、そんなに喜ぶことではない。喜ばしいのは選手が生き生きと最後まで活躍したこと」と話しました。

また、「我々は、他のチームのことを気にするのではなく、自分たちの歩む道をしっかり線路を作って行くことが大事。他チームのほうが経済的に有利な面もあるが、サッカーはお金だけでやるものでなく、気持ちでやる部分もある。湘南らしさを前面的に出して、やっていきたいと思います」と力強く語っていました。

※監督の会見コメントはいつも興味深いもの。ぜひ全文、読んでみてください!
http://www.bellmare.co.jp/?p=4992

 
090712-386分、劇的なゴールを決めた永田選手!Jリーグ初ゴールです。
去年のデビューから1年半、決まりそうでなかなか決まらなかった得点が、最高の形で決まりました。

得点シーンは、田村選手の縦パスから、ゴール前で田原選手が粘ります。DFを背負いながら粘りに粘ったところ、こぼれたボールを前に走りこんでいた永田選手がダイレクトで打って、ゴール!

「豊さん(田原)が頑張ってくれたことがすべてでした。豊さんならくるかもしれないと思って、こぼれたところを狙いました」と永田選手。

実を言うと、永田選手はゴールにはなっていないと思ったらしく(だから、喜びのパフォーマンスもなかったのです)、喜ばない永田選手の姿を見た田原選手も「あぁ、ダメだったか」と勘違いしたとか。
「はよ戻らなあかんと思ってたら抱きついてこられたから、“なんで?”と思って、そこでやっと“あぁ決まったんか!”と(笑)」という永田選手。

田原選手と共に「喜びきれなかったことだけが心残り(笑)」だったとか。

途中交代で入ることの多い永田選手、「スタメンで出ていた選手が本当に頑張っていたので、入ったら絶対やってやろうと思っていました。相手を意識するのではなく、自分のできるプレーを精いっぱいやることを考えました。大きな一勝やと思います」と笑顔で語りました。

気温30度の暑い長居での、熱い試合でした。

試合後は歓喜の渦。全員で抱き合っていました。
しかし、ロッカーから出てきた選手たちは「次の試合に勝たなければ、意味がない」と口をそろえ、すでに次へと目を向けていました。

次節は7月19日(日)、アビスパ福岡を迎えてのホームゲームです。ぜひ、今こそ熱戦が繰り広げられる平塚競技場へ!