馬入日記
【馬入日記:3月4日】2012開幕戦、劇的逆転勝利!湘南スタイルで躍動!
2012シーズンが開幕しました!
ホーム・BMWスタジアムに京都サンガF.C.を迎えての一戦。開幕戦にふさわしい熱く、ハイペースで目の離せない、そして感動的な試合となりました。
結果は2-1の勝利!優勝候補のひとつとされる京都に逆転勝利を果たしました。
前半の31分、京都の中山選手に先制を許してしまいます。
ファールを受けたというアピールで、全体的に一瞬足が止まってしまいました。その隙を突かれてゴールを許します。
しかしその6分後、同点に追いつきます。決めたのはルーキー岩上選手!
馬場選手のインターセプトから前線にボールを運び、永木選手が左サイドからシュート、DFにカットされますがこぼれ球が岩上選手のもとへ。岩上選手、ダイレクトで左足の強烈なシュートを放ち、見事ネットを揺らしました。
めまぐるしく展開するハイプレッシャーの激しいサッカー。共に“らしさ”を出し1-1で前半を折り返しました。
「この試合、絶対に勝つぞ!!」という曺監督の言葉で締めたハーフタイムを経て後半へ。
後半も運動量が落ちることなく試合を展開。
交代で出場した選手も躍動します。幾度もチャンスを作り、ピンチを凌ぐ中、しかしスコアが動くことはありません。
そして…
アディショナルタイム1分。
自陣でインターセプトした大野がドリブルで持ち上がります。
大野が菊池へパスを送り、パスを受けた菊池が身体を倒しながらも執念を感じるシュート!
これが見事決まり、なんとも劇的な逆転!!
最高の笑顔でベンチへと走った菊池選手と選手、スタッフが抱き合い、重なり合い、喜びを爆発させました。
心揺さぶられる感動のシーンでした。
見事、同点弾を決めた岩上選手
オープンプレーに、そしてセットプレーに、獅子奮迅の活躍を見せました。
昨年、特別指定選手として大学4年時に1試合出場していますが、ほぼデビュー戦ともいえるこの試合で大仕事を成しました。
「自分のところに転がってきたのでふかさないことだけを考えて打ちました。最初に失点しましたが、全員集中力が切れなかったし、負ける気持ちがしなかった。昨年1試合出ていますけど、初出場に近いものがあったので、僕自身は恐れるものも失うものもないと思っていました。だから、下を向くよりずっと前だけ向いてプレーしようと思っていたんです。前向きにプレーした結果がゴールに結びついて、素直に嬉しいです」
シュート、運動量、セットプレーでのキックの精度、さらにロングスローなど、ピッチの上では新人らしからぬ堂々たるプレーでした。
相模石油マン・オブ・ザ・マッチを獲得し、ピッチから出てはにかむ笑顔はルーキーらしいものでした。
京都の強力な攻撃陣のスピードにしっかり対応し、1対1で相手を潰し、何度もピンチを救いました。
「後ろの4人で最後なんとか守り切ろうという気持ちでした。失点以外はいい形で守れたと思います。ただ、失点は相手に隙を見せてやられたし、後半ポジショニングの部分で改善点がいくつかあった。次から気をつけたい。京都はやっぱりうまいです。ただ今日は回されても我慢して粘り強く守れたと思います」
激しい一戦でした。
チャレンジの意識を90分間持ち、一人ひとりがハードワークをした結果といえるでしょう。
最高のスタートを切ることができた2012年シーズン。
寒い中、熱い熱いご声援をいただき本当にありがとうございました。みんなで掴んだ大きな一勝でした。
さぁ、次節はアウェイでザスパ草津戦です。湘南スタイルで勝ちにいきましょう!
※次回のホームゲームは3月17日(土)16:00 vsアビスパ福岡戦です。ぜひスタジアムへ!