ニュース
2009Jリーグ ディビジョン2 第8節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第8節
2009年4月15日(水)19:03キックオフ 熊本県民総合運動公園陸上競技場
|
0 前半 1 0 後半 1 |
|
---|---|---|
8 >> 8 | 勝点 | 18 >> 21 |
-分 - – | 得点者 | 29分 8 坂本 紘司 89分 20 原 竜太 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 吉田 智志 | 1 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 市村 篤司 | 15 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
0 | 矢野 大輔 | 16 | DF | DF | 3 | ジャーン | 1 |
0 | 河端 和哉 | 3 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 原田 拓 | 29 | DF | DF | 6 | 山口 貴弘 | 0 |
2 | 石井 俊也 | 18 | MF | MF | 2 | 寺川 能人 | 1 |
0 | 藤田 俊哉 | 28 | MF | MF | 7 | 田村 雄三 | 0 |
1 | 山本 翔平 | 26 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
3 | 西 弘則 | 23 | FW | FW | 10 | アジエル | 4 |
2 | 中山 悟志 | 9 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 2 |
4 | 木島 良輔 | 10 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 4 |
– | 木下 正貴 | 41 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | – |
– | チョ ソンジン | 20 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | – |
– | 宮崎 大志郎 | 27 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
1 | 小森田 友明 | 33 | FW | MF | 22 | 中村 祐也 | 1 |
0 | 山内 祐一 | 17 | FW | FW | 20 | 原 竜太 | 1 |
|
|
|
---|
得点経過
|
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
|
|
開催データ
[入場者数] 3,382人 [天候] 晴、中風 [気温] 16.6℃ [湿度] 67% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 三本松正敏 [主審] 野田祐樹 [副審] 村上孝治 [副審] 岡宏道 [第4の審判員] 東真功 [記録員] 松本由美
寺川選手コメント
アウェイにくると、どこも厳しい試合になります。
ただ、自信をもってディフェンスできているし、DFがゼロに抑えて攻撃が点をとってくれれば勝つというパターンができつつあるので、もっと突き詰めていきたいですね。
相手に攻められる時間というのは必ずあるので、そこをしっかり乗り越えなければいけない。
課題を言えば、勝っている時に少しラインが下がりがちなので、もう少し頑張って下げずに高く保ったままプレーできたらと思います。
次はホームでの闘い。とにかく勝ち続けることしかないと思います。
原選手コメント
自分らしいゴールだったと思います。
アジエルが持った時に(シュートを)打つまでのイメージはできていました。
監督からもスペースがあるから裏を狙っていけという指示もあったし、ボールを奪った後にチャンスがあると思っていたので集中して臨みました。
積極的にプレーすることができたし、FWとしてゴールは一番大きな仕事なので、2点目を決めてチームを助けることができたので嬉しく思います。
田村選手コメント
監督から熊本は人もボールも動くチームだと聞いていました。やはりすごい運動量でボールを動かしてきて人数をかけて攻めてきましたが、そういった中で守り切れたというのはひとつ自信になると思います。
熊本はセンターバックの2枚を残して7、8人で攻めてくる感じだったので、ワンボランチでは掴み切れないので、後半途中からダブルボランチに変えて対応しました。お互いにカウンターが多く、展開の早い中でのゲームでした。
今日は、本当に今までずっと頑張ってきた竜さん(原選手)が点をとってくれたことが大きい。1-0の厳しい試合の中、竜さんの1点には助けられました。
村松選手コメント
熊本はボールを繋いできてJ2らしくないチームだと感じました。
攻められている時間も多かったですが、クロスの対応はずっと練習でやってきました。ゼロに抑えられてよかったです。
自分としてはまだ引っ張ってもらっているという意識が強いので、自分からもっと声を出してやっていかなければいけないと思っています。
鳥栖戦で悔しい負け方をしたことで、一人ひとりが鳥栖戦の前の試合よりも守備の気持ちをもって取り組んでいると思います。
個人的にも鳥栖戦は分岐点になっていて、4失点の悔しさから、自分がもっとやらなければいけないんだという気持ちにさせられました。
(連戦ですが?)コンディションは問題ないです。自分は若いので試合を経験してもっともっと成長しなければと思っています。
熊本 北野監督 試合後コメント
総評
ありがとうございました。うちのようなスタイルでやっていたらああなるパターンのゲームでした。でも選手たちは一生懸命やっていましたし、前半は良くなかったですけど、後半はやろうとしているサッカーができていました。負けはしましたが、お客さんは見てて楽しかったんじゃないかなと思います。
質疑応答
-木島選手と西選手を起用したが2人の働きについては?
湘南さんは、しっかりリトリートしてカウンター狙いという感じだったので、サイドから単純に上げても仕方がない。なので、彼らの機動力、ドリブルとそこからのワンツーであるとかそういうところを狙いました。得点にはならなかったんですけど、狙いは出たと思います。
-西選手の評価は?
見てもらった通りだと思います。
-鳥栖戦に向けて変える所はあるか?
人に関しては調子を見て替わる可能性もありますが、替えない可能性もあります。やり方自体は全く変えるつもりはありません。
-ディフェンスの対応については?
2失点したのでいいとは言えないですが、彼らなりのパフォーマンスは出ていたと思います。
-人もボールも動くサッカーを体現されていると思う。前半よくなかったということだがその問題点と、ハーフタイムにどういう修正をしたのか?
前半はボールは動かせているんですけど、人が今ひとつ動けてなかった。それは出した後に動いて、出した選手のスペースに次の選手が入ってくるというのが前半は少なかったということです。ハーフタイムに、味方を信じてスペースを空けろと指示をしました。それでだいぶ流動的になったと思います。ただフィニッシュまで行ったもののゴールを割れなかったということです。
-トレーニングではどんな風に選手に浸透させているのか?
ワンタッチからスリータッチまで制限のある中で練習しています。人と人の関係を3人目4人目まで追及しているところです。一番重要なのは20mのパスです。ここ3試合ではよさが出てきたと思います。うちはみんな仲がいいし練習中にもよく言い合っています。そうやって理解を深めています。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
うちの選手で、ひとり胃潰瘍になった選手がいるんですけど、僕もその仲間入りしたくなるような試合でした。
ここ最近の熊本さんの試合を見ていると、非常に攻撃のアイデアとかリズムとか、エネルギーなどがあるのは分かっていましたので、こういう流れはある程度予想できたんですけど、特に後半はしんどかったですね。
(熊本は)中2日にも関わらず、前にエネルギーが強い分だけ、こちらとしては、攻撃で同数とか数的優位を作れる可能性があったんですけど、なかなかうまくいかなかった。これはチームがまだ盤石ではない証拠でもあるのですが。
ただこうした連戦で勝点3を取るという事は疲労の回復にもつながりますし、次への新たなエネルギーにもなると思うんで、次のホーム、岐阜戦になりますけども、頑張りたいなと思います。
質疑応答
-胃が痛くなる試合だったということだが、守備も崩れていないし攻撃面も速い攻めで崩していてに悪くなくハマっていたと思うが?
そういう視点で見ればそうなのですが、前半でもベンチから見て誰が入れたか分からないようなゴールだったのですが、そうではなくいい形で狙っていたゴールが取れなくて、そういうこともちょっとストレスでした。
今日、ゲームの中で初めてダブルボランチにしました。熊本さんの木島選手などが中に入ってきたり引き出したり、出て行ったり他の選手が入って来たりと前の選手が非常にローテーションしてきました。そこは田村ひとりじゃ見きれなかったので、ダブルボランチにして、そこでブロックを作って、真ん中のところを3人から4人にした方がいいかなと。熊本は2バックみたいにして両サイドも上がってくるので。
ハーフタイムコメントにもあったと思いますが、サイドの対応をしっかりやろうと言ったんですけど、数的不利でも対応できるかなと思ったんですけど、いよいよ押し込まれちゃうと対応できなくなってきたので、そこは数的に同数を作れるようにしたために、そんなに大きな崩れはなかった。ただ、木島選手はドリブルで2、3人抜く力がありますし、西選手も同じように1人で突破できる力があるのでその対応に苦労しました。足を出すとFKやPKになってしまう。そういうところではちょっと、胃腸薬が必要かなという試合でした。
-原選手を投入して決定的な2点目を決めましたがこのあたりは?
中村もそうだったんですけど、原もそうですが、途中から入った選手が少ない時間でも点を取れるっていうのはもう嬉しくて涙が出そうですよね。
つまり途中から入るということは、なかなかゲームに入れないうちに試合が終わってしまうことがある。例えば今日などは、田原がぶつかり合いでファウルを取られて向こうのフリーキックになったりしていましたが、セットプレーで彼の高さが必要だったこともありましたし、最後の5分はもう、相手は2バックみたいな形で攻めてきたのでビルドアップもままならないと思いました。そこでプレッシャーかけた方が逆に相手の攻撃のパワーは前線で抑えられるんじゃないかなと思ったのです。とにかく原は追うことができるので、本当は10分前くらいから出そうと思ったんです。でもまだセットプレーの問題があったのと、連戦で誰か1人足がつっちゃった場合を考えて、残り5分まで我慢しました。理想的にいい段階で点が取れて、これがまたチーム全体の底上げ、またはいい雰囲気になれると思います。
J1だとサブの人数が多いのですがJ2は少ないので、サブメンバーの選択は難しいところです。原はそれでも腐らずにやってきた。そういう成果がこの1点には集約されてんじゃないかなと。特にポストに当たって、こっちに行くかあっちに行くかという時にゴールに吸い込まれるのは、アイツの執念があるんじゃないかなと思います(笑)。
彼にはつらい時期もありましたけど、これを機に先発争いにも入ってくると思いますし、明日からまた元気にトレーニングできると思うので、非常に嬉しく思ってます。