ニュース
2009Jリーグ ディビジョン2 第7節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第7節
2009年4月11日(土)16:03キックオフ 平塚競技場
|
1 前半 0 1 後半 0 |
|
---|---|---|
15 >> 18 | 勝点 | 7 >> 7 |
22分 3 ジャーン 85分 10 アジエル |
得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 土肥 洋一 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 18 | 永里 源気 | 1 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 14 | 富澤 清太郎 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 32 | 高橋 祥平 | 0 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 23 | 藤田 優人 | 0 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | DF | 5 | 河村 崇大 | 1 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 6 | 菅原 智 | 0 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 15 | 滝澤 邦彦 | 0 |
3 | アジエル | 10 | FW | FW | 11 | レオナルド | 0 |
3 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 9 | 大黒 将志 | 1 |
2 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 16 | 飯尾 一慶 | 1 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 21 | 高木 義成 | – |
– | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 20 | 岩倉 一弥 | – |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 8 | 柴崎 晃誠 | – |
0 | 中村 祐也 | 22 | MF | FW | 19 | 船越 優蔵 | 1 |
0 | 原 竜太 | 20 | FW | FW | 25 | 平本 一樹 | 2 |
|
|
|
---|
得点経過
|
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
|
|
開催データ
[入場者数] 7,105人 [天候] 晴、弱風 [気温] 20.5℃ [湿度] 39% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 川北 伸幸 [主審] 吉田 寿光 [副審] 岡野 尚士 [副審] 相葉 忠臣 [第4の審判員] 内田 和彦 [記録員] 亀井 信也
ジャーン選手コメント
前節はサポーターの皆さんに申し訳ないことをしてしまったので今日は絶対に勝ちたかった。
ヴェルディという強い相手に勝てた、しかも失点をゼロに抑えて勝てたことが本当に嬉しい。相手もいくつか得点チャンスがありましたがしっかり守って仕事をさせなかった。
500ゴールを自分が決めることはできなかったけど、我々のキープレイヤーであるアジエルが決めてくれたのでよしとしたいと思います(笑)。
アジエル選手コメント
試合前からジャーンと「499ゴール目は決めさせるから500ゴール目は決めさせて」と話していたのですが本当にその通りになりました。
J2の5000ゴールの時もそうでしたがこういうメモリアルゴールを決められると自分の名を刻めるので本当に嬉しい。
ジャーンは左足、自分は右足で決められたということも思い出になります。
鳥栖では負けてしまいましたが、自分たちは一戦一戦勝利を目指して全力で戦います。今日のようにたくさんお客さんが入ってくれる中で試合ができるのは幸せなことです。ありがとうございました。
坂本選手コメント
みんなの気持ちの強さもあって、前半はうちにボールがこぼれてきたかなと思います。
(2点差は初めてですが?)いつも先制していてもハーフタイムで監督からは2点目をとりにいこうと指示があるので、自分たちも引くことなく取りにいこうとしました。
そういう部分でも、去年と違う部分が出せたと思います。
勝利することはできましたが、後半は少し緩くなってしまったところもあったし、うまくいかなかった部分もあった。しっかり目を向けなければいけないと思っています。いつものことですが、勝った時にこそみんなで細かい部分に目を向けて次に臨みたい。せっかくみんなで掴んだ勝利なので。
阿部選手コメント
2-0という結果になりましたけど、僕自身もチャンスがあったので決めたかった。
(キャプテンマークを巻きましたが?)特に意識することなくいつも通りプレーしました。選手一人ひとりがしっかりとやっていたと思います。
前節で連勝は途絶えましたが、気持ち的に引きずることなく、今日を新しいスタートだと思って臨んだことがよかったと思います。
野澤選手コメント
鳥栖戦の教訓を生かして気持ちの入ったいいゲームができたと思います。
強いて言えば、前半うちの流れの時にもう1点とれればよかった。後半、相手のペースになった時にゼロでしのいだことは大きかったと思います。
交代で入った選手も自分の仕事をしっかり理解してやってくれていた。交代選手だけでなく一人ひとりが自分の仕事を理解してプレーしていたと思います。
後半の立ち上がりはヴェルディがサイドチェンジからいい形を作っていたけれど、みんながちゃんと狙えて相手のチャンスをつぶせていた。
鳥栖戦との違いはその紙一重だったと思います。
(次節は連戦となりますが?)うちのチームは走れるチームなので、連戦になるほど有利だとおもいます。みんなが他のチームより走れると信じています!
東京V 高木監督 試合後コメント
総評
結果的には負けてしまって悔しい試合でした。選手たちは非常に頑張ってくれたし、サポーターの人たちにも感謝しています。
今日のゲームまで1週間の準備がありましたが、トレーニングでやったことを非常によく理解してピッチの中でやってくれたと思います。ただ、1点目のセットプレーでやられたことが悔やまれるシーンでしたが、その後も選手たちは自信を失わずに攻め続けた。そういう姿勢はここまでのゲームを振り返ってもなかったような姿だったので、選手たちには感謝しています。
ここまで調子がいいチームの湘南を苦しめることができたし、湘南のウィークポイント、ストロングポイントを選手たちが理解してゲームをやってくれた。非常に感謝しています。中3日という非常に短い期間ですが、次のゲームに向けて顔を上げて、またしっかり準備しながらやっていきたいと思っています。
質疑応答
-7試合が終わって、怖いチームも弱いチームも特にはないように感じるが?
結果的に順位表が出るので、そこで色々な順位があると思いますが、判断できるのはそこだけではないですし、やってみて全体のチームが底上げされているとは感じます。例えば、今日でもセットプレーはこれから戦う上でひとつのファクターになると改めて感じましたし、当然我々もセットプレーで取る、守るということもやっていかなければいけない。拮抗した状況の中でワンプレーで決まってしまうようなゲームがこれからもあると思うので、そこも含めてテーブルだけの、順位だけのものではないと感じています。
-ここから上位に十分追いつけるということか?
追いつけるか追いつけないかといったことは、まだまだ残り試合があるので、これから本当にやってみないといけないと思います。最終的に51試合、50試合、49試合といったところで結論は出ると思うので、まだ先の話はなかなか難しいと思います。
ただ、最低今日の内容、ファイトやプレーをしてくれれば、少しずつだとは思いますが、きっと勝点は拾っていけるのではないかと思っています。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
前半は非常によかったですね、ボールの動きも。よかったというのが適切かどうかはわからないですが、ヴェルディさんの方がリトリートしてうちが後ろでボールを回していたので、逆に言うと回させられたという風に思ってもいるのですが、それにしても攻めきる、中盤であまりボールを失わずにアタッキングサードまで入っていけたことはよかったと思います。
コーナーからのラッキーな点でしたが、どうやってコーナーを取ったかということを見返してみると攻めきっているのがよくわかると思います。
後半はいつものJ2湘南に戻りまして、うちがリトリートしたような形になった。というのは、前半は例えばストッパーが持ち出したり広がったりしなかったのですが、ある程度2バックのような形でワイドに広がって両サイドバックが高い位置にいることによって、これはもうどうしようもないですね。どうしようもないからこそカウンターが効くということですよね。「2点目が取れていれば」、なんて監督はよく言いますが、もっと楽に進んだのではないかと思いますが、まだまだそのあたりの力量不足は感じています。
この前の鳥栖戦の敗戦から学ぶことはたくさんあって、それをピッチで出すことができたことは大きな収穫かなと思っています。次は2泊3日で熊本に行きますが、いい成果を経てまたホームに帰ってこられればいいかなと思っています。
質疑応答
-前節の鳥栖戦後の会見で慢心という言葉があったが、そうした気の緩みはあったのか?
人間というのは調子が良い時には初心に帰るということを忘れてしまいますので、この前の敗戦を受けてということでは(東京Vは)恰好の相手でした。東京ヴェルディは強い相手ですし、去年はJ1でやっていたわけですから、周りがよかったですね。非常に集中してメンタル的にも良い準備が1週間できましたし、前の試合で非常に高い授業料を払いましたが、それが今日の勝利に繋がったと思います。そういう意味では僕もかなりミーティングで力を入れて話したつもりですし、選手もやはり練習から前向きに取り組んでくれたことは良かったと思います。それが成果につながったことはなお良い。
ただ、これで勝ってまた(同じ過ちを繰り返す)というのはありがちなので、またもう1回しっかりと褌を締め直してやっていきたいです。
-単独首位に立ったが?
暫定ですよね特に意識はしていないです。これが51節だったらいいのですが。プロ野球のペナントレース並みにJ2はありますから、1試合1試合であまり一喜一憂しないようにしています。
-ゴールデンウィークに試合が集中しているが?
ゴールデンウィークにホームが2試合続くことが非常に大きいですね。人ごみの中を新幹線や飛行機に乗るのはそれなりに疲れるので、ホームでできるのは非常に大きな喜びですし、今年は12連休などでたぶん平塚の方も色々なところに遊びに行ってしまうかもしれませんが、なるべく高い位置にいれば興味もこちらに向くと思いますので、そこまで頑張りたいと思います。
-今日は鎌田がメンバーから外れまたが?
ゲームのパフォーマンスというよりも「やってやろう」といったエネルギーが漲っていないことが僕は嫌でした。まだ10代の選手ですし、もっと自分から進んでやるとかミスを恐れずにやるのであればいいのですが、ビクビクしてやるようなら説教したほうがいいと思って説教しておきました。
-前節の敗戦の反省を活かしたと思うが、何が良くて勝てたのか?
今日のひとつのテーマはオフとオンの1対1というところでした。そこを強調して話をしたつもりではいます。つまりこの前のゲームの失点の場面を見ると、ボールに対する執着心が足りなかった。それはボールに対してだけではなく、人に対しても執着心がなかった。そこを改善しないかぎりダメなのかなと。ベーシックな部分、基本的なところをもう一回見直さなければいけない。それを強調して相手に1対1で負けない、勝つというポジティブな話をしてピッチに送り出しました。それがかなり効いたのか、非常に堂々と今日はやっていたのではないかと思います。
-大黒をふたりでマークして仕事をさせなかったように思うが、最初からの予定か?
ふたりでマークというか、むこうが1トップで両サイドがかなりワイドになっていたので、真ん中は大輔(村松)とジャーンがうまく受け渡しをしながら対応できていたと思います。大黒はオフ・ザ・ボールの動きに関していえば教科書になるような選手なので、今日はうちの試合に行かないFWの連中には試合を見なくてもいいから大黒だけ見ておけと言っておきましたが、それをふたりがしっかりインプットしてゲームでアウトプットできたことはこれからにも繋がるのではないかと思います。
-ラッキーな形でセットプレーから点が入ったということだったが、色々工夫されていたように思うが、それに対する評価は?
いや、色んなことをしていたのはヴェルディさんのほうかなと思っています。昨日は非公開だったのでおそらくやっていたのでしょう。こちらのほうが高さがあるとよくああいう手を使うんですが、ひとつ手の内を明かすと、向こうはコーナーキックでボールを奪ってから大黒に当ててのカウンターが強い。そこで最初にショートコーナーをやって、うちの幸平(臼井)が行くことによって、大黒が戻らざるをえないような状況を作らせれば向こうの攻撃が半減できると思ったので、それを最初にやりました。
とにかく自分たちの良さを全面的に出すと同時に相手のストロングなところを消していきながら考えてやっているつもりではあります。でも特にやってないですよ。結局、今まで点を取ってるのはドカンという形ですからね。