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2009Jリーグ ディビジョン2 第5節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第5節
2009年3月29日(日)16:03キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 0 後半 0 |
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12 >> 15 | 勝点 | 7 >> 7 |
27分 34 田原 豊 | 得点者 | -分 - – |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 16 | 林 卓人 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 25 | 菅井 直樹 | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 6 | エリゼウ | 2 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 3 | 渡辺 広大 | 0 |
0 | 鎌田 翔雅 | 18 | DF | DF | 27 | 朴 柱成 | 0 |
0 | 寺川 能人 | 7 | MF | DF | 17 | 富田 晋伍 | 3 |
1 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 31 | 斉藤 大介 | 0 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 11 | 関口 訓充 | 1 |
1 | アジエル | 10 | FW | MF | 10 | 梁 勇基 | 3 |
3 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 13 | 中島 裕希 | 2 |
3 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 18 | マルセロ ソアレス | 0 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 1 | 萩原 達郎 | – |
– | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 23 | 田村 直也 | 0 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 7 | 千葉 直樹 | – |
0 | 中村 祐也 | 22 | MF | FW | 8 | 永井 篤志 | 0 |
1 | トゥット | 9 | FW | FW | 15 | 田中 康平 | 1 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 6,528人 [天候] 晴のち曇、弱風 [気温] 12.3℃ [湿度] 26% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 松浦 敏夫 [主審] 鍋島 將起 [副審] 中込 均 [副審] 五十嵐 泰之 [第4の審判員] 松澤 慶和 [記録員] 二見 一輝
田原選手コメント
これまで決めていなかったので、勝っても個人的には物足りなく感じていました。5試合目にしてゴールが決められ、ようやくチームの一員になれたという気持ちです。
得点だけでなくチームも勝利して結果が出たので本当によかったです。
(ゴールの場面は)自分の走るコースは思い通りで、そこにうまくボールが入ってきたので合わせるだけでした。自分のプレーに集中して、どんな相手にも勝つ気持ちでプレーしています。
今日を機会にもっと自分のいい面を多く出していきたいと思っています。
鳥栖戦に向けてまた頑張ります。
臼井選手コメント
前線に上がる機会が増えたしずっと押し込まれていたわけじゃない。守りに入らず2点目をとりにいった姿勢がよかったと思います。
攻撃面も少しずつよくなってきたので、また続けていきたいと思います。
失点をゼロに抑えられたことがよかった。しぶとくなったと思います。
大輔(村松選手)とジャーンに助けられました。大輔は前にも強いし身体もできている。二人のバランスがうまくとれていると思います。戦術と共に真ん中の二人の存在は大きいと思います。
(5連勝ですが?)みんなでコツコツとやっていることが形になっていると思います。
練習の中でも、連勝しているという浮ついた雰囲気は一切ない。まだまだという気持ちをみんなが持っているのがいいのだと思います。
ジャーン選手コメント
5連勝という数字は素直に嬉しいです。チーム全員が監督から言われたことをしっかりグループの一員として全うしようとする意識統一ができている。
前節も今日も無失点で乗り切れたことは大きい。守備面でもチーム全体でしっかり声がでている。
明日はしっかりリカバーして体を休め、週末の鳥栖戦に向けていい一週間にしたい。
鳥栖はホームで力を発揮するチーム。相手に敬意を表しながらも自分たちのサッカーをみせるためにしっかり準備したいと思います。
野澤選手コメント
序盤、仙台がカウンターでくるから気をつけていましたが、逆にうちもアジエルがフリーになって攻撃に勢いが出た。
序盤はどちらか一方ではなくお互いのペースだと思っていました。流れが悪いときでもゼロで乗り切れる、あるいは自分たちが点を取るまで我慢できるといった面では、いいチームになってきていると感じます。粘り強さや勝負強さが出てきた。
(次節に向けて)一つひとつやっていくとしか言えませんが、C大阪が負けていない以上、僕たちも負けるわけにはいかないし、きょうは仙台というライバルを倒したけど次に勝たないと意味がない。きょう以上の力を出さなければ鳥栖に足元を掬われると思っています。
仙台 手倉森監督 試合後コメント
総評
リーグ戦が開幕して大きな波に乗っている湘南に我々も勝って波に乗りたいと挑んだゲームでした。しかし、湘南はしぶとく勝ってきているチームでそのしぶとさを覚悟したうえでの戦いになる、先制点が大きなウェイトを占めるという話をした通り、逆に最初に1点奪われてしぶとく守りきられたというところですね。
ゲームの中で決定的なチャンスをつくれていないわけではないし、これをやり続けて次に進むしかない。去年一度もなかった連敗を今シーズン早くもしてしまったという悔しさをもって、また1週間準備できるのでしっかりと切り替えてやっていきたいと思います。
質疑応答
-中島選手とマルセロ ソアレス選手の2トップを先発に起用した意図は?
まず中島が過去湘南とやった時の相性がいいこと。また、これからも来る連戦の中でフレッシュな選手が交代した時でも活躍できるということを、どんどんやっていかなければいけない。それを序盤の連戦の中でもやって、勝ち星に繋げられたらチームとしていい状態になるだろうと。
中島とソアレスを先発させて、あの最終ラインの裏にどんどん走ってもらいたかったんですよね。それで走った後に田中にスイッチした時に今度はクサビでターンしたり、クサビに対してもぐりこんで2列目を飛び出させたりというような展開を考えていたのですが、前半、ソアレスの裏に抜ける動きのほうが少し足りなかったという感じですね。
-5試合目で初めて朴選手を起用して攻撃にアクセントをつけるなど使える目途が立ったという印象を受けるが?
交代は両ふくらはぎが攣ったためですが、守備ではクロスをヘディングでGKに返すといった落ち着きだったり、攻め上がるタイミング、アタッキングサードに入った時のスルーパスなど、使い続けることによってもっと連係もよくなるだろうという見通しが立ちました。もっとコンディションとコンビネーションを上げて使っていきたいと思います。
-湘南は監督が代わったが、どんな印象を受けたか?
守備が手堅くなっている印象を受けました。僕らの今年のテーマとしてゲームの中でのコントロールを言っていますが、湘南は野澤、寺川という反町監督と新潟で一緒にやっていたメンバーがコントロールしているというのを非常に感じました。ボールを支配されてもどこかで時間をつくるなど、監督の意図を汲んでピッチに立ってるその2人は大きく効いているでしょうね。
-今日初めて外国籍選手3人がスタメンに入り、ベストメンバー近かったと思うが、今日の敗戦を受けて今後どのようにパワーアップしていくのか?
アタッキングサードまで入り込めているので、そこでの工夫。入り込むまでに立ち止まるのではなくて、動き続けることをしなければいけない。それを今日さらに感じました。
助っ人3人を使ったことでベストメンバーということよりも、まずFWを元気づけなければいけないと思っています。これはトレーニングでやっていくしかないことで、選手たちもやっていることに手応えを感じているし、とにかくやり続けていこうと選手同士でも僕らとの話でもしているので下を向かずにやり続けるだけです。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
しぶとい、しぶとい、しぶとい、しぶといと言われて4試合終わって、また5試合目もしぶといと思われるような試合をしました。ちょっと戦術的なミステイクが今日は何回かあったんですけれどもが、それがあまり目立たずに終わっていったかなと思っています。
今日のゲームはうちのアジエルと仙台の梁のフリープレイヤーを2人置くという、練習の時には違うビブスを着るフリーマンというものですが、そういうゲームになるかなと思っていて、実際そういうゲームでした。アジエルはアタッキングサードでがっかりするような(笑)。それがうまくいっていればもう少し楽なゲーム展開になりましたが。
またむこうの2トップの動き出しが非常に早くて、前節の札幌は1トップだったので2トップに対応するのに少し時間がかかりました。その時にやられていたら、また違う展開になっていたと思います。しぶといというのはそういうところで、これをどんどん続けていってインプットしたものを増やしていって、こちらが言わなくてもゲームの中でうまく対応できるようになってくれば、チームは成熟していくのではないかと。
まだまだ足りない点はたくさんあるとは思いますが、遅い時期に入った田原が点を取れたことは大きな収穫ですし、それなりに評価していいゲームだったかなと。選手にも言っていますが、ほぼ同じ年齢で同じ年俸をもらっていて身長も同じだったら、だいたい1点差になるということを前提でゲームを進めているので、勝ちきれたことは非常によかったかなと思っています。
質疑応答
-ゴールを決めた田原選手の現時点での評価は?
もともと運動量は多くないですが、真ん中でいわゆるポストプレーをするタイプですね。そこで時間をつくることがオープンプレーでは彼の仕事の大半です。ここのところあまり収まりがよくなかったですが、今日はアクションが速くてそこそこボールも収まって形はつくれていた。
まだ、例えばアジエルや阿部とのコンビネーションなど、まだいまいちの所があるので、それを上げていく必要がある。セットプレーも、エリゼウがジャーンに付いてきたので、そこはイーブンだなと。豊のところには渡辺が付いてきたので、そちらの方が可能性があると思ったら実際そういう展開になりました。彼の良さは出たでしょうね。
-後半、仙台がパワープレーを仕掛けてきた際の指示は?
いや、ゲームが始まったら選手各自の判断に任せると。あそこの場面でDF島村を入れて高さ対策でエリゼウに付けるという方法もあったのですが、そうすることによって逆に気の緩みが出るようなゲーム展開だったのでやめておきました。十分対応できる力を持っているし、最後の踏ん張るところもできているし、GKとの連係もそれほど悪くないのでそのままやっていこうかなと思いました。
-C大阪も5連勝で首位を走っているが、これからの見通しは?
見通しがわかればいいんですけどね(笑)。第1クールは自分たちの地盤をしっかり固めて右肩上がりと考えていたことを思うと、出来すぎなぐらいかと思っていますが、さらに上積みをしていかなければいけない。チーム内の競争も含めてもっと上質なサッカーをできるようにやっていかなければいけない。
ただ、結果がついてくれば選手のモチベーションも高まるので私としては非常にマネジメントしやすいですよね。しかし、このまま続くわけは当然ないので、そうした時にいかに湘南の地力を発揮できるかということでしょうね。
-鈴木(伸)など故障者の見通しは?
鈴木(伸)はもう十分できます。選手にも言っていますが、私は勝ってるからメンバーをいじらないということはない。よりいいサッカーを目指すことを考えれば勝ってもメンバーを代えますし、負けてもメンバーがそのままということもあります。パフォーマンス次第で、チーム内の競争はやっていかなければいけないと思います。
-浮かれるなと選手に言いましたか。
もしそういう選手がいれば言いますが、逆にこのチームはあまり慣れていないので(笑)、そういう感じはないですね。あれば当然言いますが、今のところトレーニングに対する姿勢や私生活、テレビ・新聞のインタビューなど日増しに増えていきますが、きちんと対応できてるし、浮わついた選手は簡単に言えばメンバーを外せばいいだけの話ですから。浮わついていることはないです。
-試合ごとに選手が乗ってきている、集中力が高まっているといった手応えは感じるか?
昨年、仙台戦でロスタイムにやられたということも選手に話をして、よりパワーアップした湘南をつくらなければいけないとシーズン始めにまずその仙台戦の失点シーンのビデオを見せた。精神面ではかなり強くなってきているのではないかという風に感じています。
-アジエルにボールが入ると一度スローダウンさせてからまたスピードを上げたりするが、そうしたものは監督の攻撃のイメージ通りなのか?
いろいろ制限してしまうと彼の良さがなくなってしまうので、去年はMFをやっていましたが、なるべく前で高い位置でボールをもらえるようにということですね。今までの得点を見てもわかるように彼からの1本のパスでGKと1対1というシーンを何回もつくっているので、前の三角形は今のところ効率よくできているのではないかと。
ただ、今日の場合は信じきって坂本や寺川が上がった時に取られてしまうと、当然後ろに5人しかいないという危機的な状況になってしまいますね。もっと力を発揮できるとは思っていますが、その意味では今日は攻撃のアクションに入った時に、もともとそんなにスローダウンする選手ではないのですが、今日は相手が挟みに来ているような状況ではスローダウンすることが多かったですね。もっと前に出て相手の裏をとるようなプレーもできるんですが、そういう話はもう少ししていかなければいけないでしょうね。
-勢いに乗っている一番の理由は何か?
「試合の運命はトレーニングで決まる」という話をいつもしていて、選手たちはトレーニングに対して真摯に取り組んで集中してやってる。また、ゲームになれば各々の責任、自分のタスクをしっかり把握してやっている。そのチームワークでしょうね。それが明確で選手も自信をもって自分の仕事をやっていける。それと今日も2点目を取りに行きたかったんですが、腰が引けたような戦いではなく前へ前へという意識が根付いてきて、それがチームのエネルギーになっているのではないかと思っています。