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2009Jリーグ ディビジョン2 第3節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第3節
2009年3月21日(土)16:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 0 2 後半 1 |
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6 >> 9 | 勝点 | 2 >> 2 |
56分 11 阿部 吉朗 83分 7 寺川 能人 |
得点者 | 75分 15 関口 圭亮 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 李 彰剛 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 4 | 澤口 雅彦 | 1 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 13 | 金廣 閔 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 23 | 植田 龍仁朗 | 0 |
0 | 鎌田 翔雅 | 18 | DF | DF | 2 | 尾崎 雄二 | 1 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | DF | 28 | 小野 雄平 | 1 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 8 | 保坂 一成 | 0 |
1 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 22 | 臼井 仁志 | 0 |
0 | アジエル | 10 | FW | MF | 10 | 川原 周剛 | 0 |
2 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 19 | 西野 晃平 | 3 |
3 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 11 | 喜山 康平 | 1 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 21 | 真子 秀徳 | – |
– | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 31 | 大島 翼 | – |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 17 | 妹尾 隆佑 | 1 |
0 | 中村 祐也 | 22 | MF | MF | 3 | 玉林 睦実 | 1 |
2 | トゥット | 9 | FW | FW | 15 | 関口 圭亮 | 1 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 4,948人 [天候] 曇、中風 [気温] 13.6℃ [湿度] 60% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 福田 寛 [主審] 岡部 拓人 [副審] 伊東 知哉 [副審] 田中 利幸 [第4の審判員] 大塚 真 [記録員] 二見 一輝
寺川選手コメント
同点に追いつかれた時は焦ってもおかしくない状況だったけど、声を掛け合ってできたと思う。自分としては久々のゴールだったのでよかったし、チームを助けることができて嬉しいです。
連戦になりますが、リズムができて逆にいいと思います。
鎌田選手コメント
前半は相手が蹴ってきたので攻撃よりも味方のカバーなど守備の意識が高くなりました。また自分にとっては今季初ホームゲームということもあって緊張もあり自分の特徴をうまく出せなかった。
後半は立て直して、目指しているサッカーを少し出せたかなと思います。
ジャーン選手コメント
今日も前節に続き難しい試合でした。特に前半は風の影響もあって自分たちらしいパスを繋ぐサッカーを見せることができなかった。アジエルという我々のストロングな選手にうまくボールを供給することができなかった。
風上に立った後半にやっとアジエルにボールが渡るようになり、やっぱりそのアジエルが阿部のゴールを演出してくれました。
苦しい試合でしたが勝ち点を積み上げたのは大きいです。
次は札幌ですがあまり時間がないのでこのままの勢いをしっかり維持して強い気持ちで敵地に乗り込みたいです。
阿部選手コメント
練習していた形から決めることができてよかったです。
前の試合で感じた反省から、準備をして臨みました。結果がついてきたので、これからも自分のプレーをしっかり省みるということを続けていきたいと思います。
前半の立ち上がりは、なかなかボールが動かずフィニッシュまでいくことができなかったのですが、後半は少しずつ変えていくことができました。
(中3日の連戦ですが)コンディションは問題ありません。僕は試合に出られることが幸せなのでたくさん試合があることは嬉しいです。できるだけ疲れを今日のうちにとって札幌戦に臨みたいと思います。
坂本選手コメント
2節の栃木戦は長いボールが多かったという反省があったので、今日はみんなで顔を出して繋ぐことを意識しました。ただそうなると、足元足元になってしまうという課題も出ました。
今回、ひとつチャレンジをしてまた新しい課題を感じることができた。今はそうやって課題に臨んでいくサイクルの時だと思います。この時期に大満足のゲームをするよりも、勝って課題のある状態というのが今はいいと思います。
2節の課題をふまえての3節だし、3節で感じたことをまた札幌戦でトライしたいと思います。
今日の試合は勝負所があったと思います。そこで勝点3をとれたことはよかった。
勝点1に泣く勝負の世界なので、1試合1試合、後から後悔することのないよう常に勝点3を貪欲に狙っていきたいと思います。
(3連勝について)選手たちも浮かれるようなことはないし、もっとできると思う。
サポーターの皆さんにも、もっとできるチームだと思ってもらいたいです。
岡山 手塚監督 試合後コメント
総評
今日で3試合目ですが、ゲームとしたら今日が一番岡山の特徴が出せなかった、逆に言うと出させてもらえなかったのかなと。
ただ、そういう中でも今日初得点を挙げることができたのはよかったことです。自分たちがなかなかボールを奪いきれない、あるいは奪ってもつげないところをもっと修正して、もう少し攻撃する回数やクオリティを上げていかないとなかなか点も取れないだろうし、勝ち切れないという風に思っています。
また中3日で2試合連続でゲームがありますので、しっかりコンディションを整えて、まずは25日のアウェイの鳥栖戦にしっかり準備したいと思います。
質疑応答
-後半の2失点の原因は?
しっかりとマークの受け渡しなどができずに、後半そういう時間帯があったと思うので、そういうところで結局最後に人はいるけども走られてしまう。
2点目に関しては、あそこで取り切らなければいけないし、一瞬ファウルだったかどうかみんなちょっと足が止まったような状況だったと思うので、勝負のかかったところではそういう一瞬の油断というかそういうものが失点につながってしまう。本当に悔しい失点でした。
-個人技に対応できなかったところもあるか?
J2に上がって1対1の個の力ではうちが上回ることはそうはないと思うので、それをグループやチームとして対抗できるようにやっていかなければいけない。それには集中力も必要でしょうし、90分間足を止めずに動き続けなければいけないでしょう。そういうところがこれからの課題でもあるし、奪った後のパスの精度などももっと上げていかなければいけないと思います。
-防げた失点だったということか?
やられる時は色々と原因を探っていくと必ずいくつかあるので、同じことを繰り返さないということがリーグ戦を戦っていく中では必要だと思います。
-岡山の特徴が出せなかったのは湘南がよかったのか、岡山が悪かったのか?
明らかに甲府戦、仙台戦と比べたら、前半はしっかりプレッシャーをかけてそこから攻撃ということが2、3回しかなかったと思う。初めてきちんと奪ったボールを繋げたのはたぶん始まって11分ぐらい。それまでは単純に湘南陣内に単純にボールを蹴りこむか、パスミスになっている状況だった。そこは風の影響もあったのかもしれないし、落ち着いてゲームに入れていなかった感じを受けていました。
-その中で後半1点リードされてからゲームを振り出しに戻したことについてはどう思うか?
2試合チャンスは多少作りながらもゴールがなかったのでそこはよかったと思いますが、やはり試合に勝たないと意味がないので、次はまた勝点3を狙ってアウェイの地に行きたいと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
ゲームが始まる前にいきなり風が強くなってきて、それに対応するのにちょっと時間がかかったかなと思っています。本当は選手がそういうのをスッと感じてできれば一番いいのですが。ハーフタイムにそういうところの話をして徐々にリズムに乗れたのと、1週間トレーニングしてやろうとしていることは後半1点目を取るまでにはできてきたのかなと思います。
逆に点を取った後ですよね。腰が引けてズルズルいってしまうことがあるので、それをどうすればいいのかと監督である私は非常に悩んでおります。
ただ、同点に追いつかれて、「逆転されそうだな」、「岡山がもう1点いく勢いだな」というところで、何とか踏ん張ってもう一度顔を上げてやれるという点は、少なからず進歩した証拠であるかなと。今までだと1-1で終わっているかもしれないし、逆転されているかもしれない。そうした意味ではすこし、この前の栃木戦もそうでしたが、老獪な部分が私も含めてあるんじゃないかなと思います。
次は週中と週末にあるので、今までやってきたフィジカルトレーニングや沖縄でやってきたこと、馬入に帰ってきてから1週間に3試合やったりしてきた成果がここで出ると思うので、コンディションを整えて、あまり大きく修正することはできないですが、うまく修正して、この2連戦をいい形で戦えればいいと思っています。
質疑応答
-3連勝したことと、現役時代に指導を受けた手塚監督と対戦した感想は?
3連勝したことに関しては喜ばしいのかどうかわかりませんが、やってきた成果が少し出て選手にも自信が生まれている。特に監督が代わった時にはどうしてもいままでやってきたことが寸断されて、ゼロから、もしかしたらマイナスから始まるとなった場合には、監督と選手の信頼関係はコミュニケーションをとったりミーティングしたり練習をしただけではなかなかうまく埋められるものではないと思うので、その意味では勝点を取っていることはチームをマネージメントする以上悪くはないと思います。
手塚さんには僕が選手の時にお世話になって、サッカーに対して非常に真面目な方で僕も影響を受けた指導者の中の一人ですが、こうして同じステージでゲームができることを非常に嬉しく思っているのと同時に、岡山さんは初参入でJの経験者があまりいないにもかかわらず、洗練されたサッカーをするという風にずっと思っていました。実際そういう感じで、こちらとしては非常に苦しい戦いになるだろうと思っていて、まさにそうしたゲームでした。
決してお世辞を言うわけじゃなく、前節の栃木と同様、これからJ2の中でかなり力を発揮していける存在だと思っており、手強い相手だと感じています。
-岡山の前線からのプレスや球際が厳しかったことは想定内だったか?
今日は風がああいう状況なので、前からプレッシングに行ったら次のボールを拾いやすく計算しやすいということだと思うので、今までに比べると前からという姿勢はあったかもしれないですね。球際は中盤でどちらに転ぶかわからないようなボールがありましたが、前半は確かに向こうの判定勝ちでしたが後半の最初のほうはうちの判定勝ちだった。そこでうちがリズムをつくったというのもあるので、最終的にはイーブンで終わったかなというゲームだったと思います。
-試合後に円陣を組んでいたようだが?
それには僕は入ってないですね。リカバーをして、もう次の試合があるので早く回復させてやることが必要だということですね。どうしても人間は勝つと調子に乗りすぎるのでしっかり足元を見させるということですね。
-後半に入って両サイドが積極的に上がっているように見えたが、前半は自重したのか、それともうまくできなかったのか?
別に前半粘って、後半行けという戦略的な部分はありませんが、逆にボールが動く、相手が真ん中を守る、するとサイドにスペースが空くという図式でしょうね。サイドに行ってからそこでおしまいではなく、そこから数的優位でサイドを崩せるのが後半20分ぐらいまでありました。それを90分できればもっといいサッカーができると思いますが、それができないのがサッカーの難しいところで、その時間を5分でも10分でも長くして自分たちのリズムでやれるようにこれから努力していければいいですね。