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2009Jリーグ ディビジョン2 第2節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第2節
2009年3月15日(日)13:03キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
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0 前半 0 0 後半 1 |
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0 >> 0 | 勝点 | 3 >> 6 |
-分 - – | 得点者 | 56分 3 ジャーン |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 小針 清允 | 29 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 赤井 秀行 | 19 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
1 | 大久保 裕樹 | 3 | DF | DF | 3 | ジャーン | 1 |
2 | 米山 篤志 | 23 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
0 | 入江 利和 | 6 | DF | DF | 18 | 鎌田 翔雅 | 0 |
2 | 鴨志田 誉 | 15 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
0 | 本橋 卓巳 | 13 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 1 |
1 | 栗原 圭介 | 8 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 2 |
2 | 佐藤 悠介 | 7 | MF | FW | 10 | アジエル | 1 |
0 | 若林 学 | 36 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 0 |
1 | 河原 和寿 | 20 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 2 |
– | 武田 博行 | 21 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | – |
– | 川上 典洋 | 24 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | – |
0 | 向 慎一 | 18 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
0 | 石舘 靖樹 | 11 | FW | MF | 22 | 中村 祐也 | 0 |
2 | 松田 正俊 | 9 | FW | FW | 9 | トゥット | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 5,093人 [天候] 晴、弱風 [気温] 12.4℃ [湿度] 29% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 田中 佳孝 [主審] 飯田 淳平 [副審] 前田 敦 [副審] 浅野 正樹 [第4の審判員] 師岡 利有 [記録員] 諏訪 英司
ジャーン選手コメント
厳しい試合でした。栃木は初戦を落とした次の試合、しかもホームゲームということでかなり前から来るだろうとは予想していました。
特に前半はかなり苦しい展開でしたがそのなかで失点しなかったことは大きかったと思います。
後半、セットプレーから自分が得点を挙げることができ、チームに貢献できてとても嬉しかった。あの時間帯で先制できたのは大きかったと思います。
ただ今日は得点できたことよりもチーム全体で守備の意識が非常に高く、みんなでしっかり守れたことがすごく嬉しい。
まだ2試合消化しただけ。もっともっとチームはレベルを上げていけると思います。
野澤選手コメント
厳しいゲームでしたが、勝てたことはよかったと思う。内容が悪くても、勝つと負けるとでは全然違うと思うので。
相手のペースでやらせてしまった部分はあるけど、みんなで守ろうという気持ちは出ていた。みんなで守った結果の失点ゼロだと思います。
田原選手コメント
相手がスカウティングしてうちのいい所を消そうとしてきたので、率直に言うとやりにくい部分はありました。
ただ、こういう難しい展開ではセットプレーがカギだと思っていたので、そのセットプレーでうまく点が取れて、無失点で勝てたのはよかった。自分としては持ち味を消されてしまったが、チームとして勝てたことは大きい。勝ててよかったです。
阿部選手コメント
ゴールを決められるチャンスがあったので、それを決められなかったことが悔しい。
アウェイだし難しい戦いになるとは思っていましたが決めたかった。ただアウェイで勝てたことは収穫。危ない場面があったので、そこは修正したい。自分としてもシュートをもっと増やし、常にゴールを目指してプレーしていきたい。
田村選手コメント
内容的にはまったく納得のいくものではなく、本当に勝点3をとれたということだけだと思います。
勢いのある栃木を相手に厳しい展開でした。なかなか打開できず、辛抱する時間が続きました。
ノジさん(野澤選手)のセーブにも助けられたし、僕自身もとにかく点をとられないことを考えました。
色々と課題も出たと思うので、岡山戦に向けてまた1週間しっかりやっていきたいと思います。
鎌田選手コメント
自分が出場した試合で初めて勝利することができて、まずはホッとしました。
前半は硬さが出てしまいましたが、後半はある程度落ち着いてプレーできたと思います。まだまですが、自分の持ち味を出すこともできました。
(守備については)相手に一人大きい選手がいたので、中にしぼれというノジさん(野澤選手)からのコーチングに助けられて、うまくポジショニグをとることができて対応できました。
自分自身の調子も上げていって信頼を勝ち取ることができるよう、もっといいパフォーマンスを出していきたい。
それから、サポーターの皆さんに応援してくれることへの感謝の気持ちが伝わるようなプレーをしたいと思っています。
栃木 松田監督 試合後コメント
総評
非常に残念でした。今日は試合前にとにかく栃木のファン、サポーターの皆さんへ1勝をプレゼントしようと意思統一をしてゲームに入りました。
我々のやろうとしたサッカーが内容面でできた分、結果が出なかったのは残念でした。
ただ、選手はよく戦ってくれましたし、このサッカーを続けて結果が出るように精進しなければいけないと思っています。
質疑応答
-前節から先発メンバーを3人入替えたが、成功したか?
チーム状況からすると総入れ替えをしても変わりません。トレーニング、トレーニングマッチで調子のいい選手、勢いのある選手ということで起用しました。期待には応えてくれました。特に入江は相手に問題を起こさせるプレーをしてくれました。他の選手も代わりに出た選手が持ち味を出してくれました。赤井は守備の強さを出してくれました。それに対して持ち味を出して堅守を支えてくれました。河原も若林、松田とポストプレーヤーの周りでアクセントになる仕事をやってくれました。
-中盤を支配していたが、クロスバーやポストにシュートが当たって得点できなかったが、何が原因か?
チームとしては決定機を作る作業しかできないかもしれないです。例えば、松田のシュートはポストに跳ね返り、リバウンドまで鴨志田がつめていた。もう少し内側に入る、それ以上のことができたのか。あと2、3人が詰めていればということも考えられますが、そこを深く考えてやるべきではないですね。何かが足りないということでやっていかなければなりませんが。今日のようなサッカーをすれば、勝つ確率は高くなりますし、勝ち越せると思います。ただし、続けるのは難しいですが、それを目指していきたいなとは思います。
-攻守両面でやりたいことができただけに悔しいのでは?
悔しいです。こちらに原因がある。サッカーとはそういうもの。何かが足りないと思います。個人個人が鏡を見て毎試合反省をする。自分には嘘をつけないので足りないものというのは分かってくると思います。これでは足りない。頑張っているが点を取れないこと、勝てないということで不十分だと。私自身も含めて取り組んでいくしかないと思います。誰のせいでもないですから。
-先発で起用した入江、赤井、河原に試合前どのような言葉をかけたか?
赤井には特にはありませんが、選んだことがメッセージになったと思います。それに応えてくれました。入江はとにかく周囲とのコンビネーションで神経質な顔をしていましたが、思い切り良さが持ち味なので試合が始まったら思い切りいけば上手くいくと。アグレッシブな気持ちを買って起用したのだからと。
-選手たちは落ち込んでいるのでは?
選手が一番悔しい気持ちを持っていると思います。落ち込んでいますが、全く下を向く試合をしたわけではありません。逆に頭を上げて胸を張って帰ろうと。こういう試合を続ければ勝てると。
ただし、何かが足りない。両方からバランスよく考える必要があります。ツキを問題にするならば、今日の試合はサッカーの神様に貯金をしたと。いつか貯金を下ろして大切な時に、劣勢でも勝つ試合の時に貯金した分が戻ってくると思います。ハードワークは結果にならなかったが、無駄にはならなかった。実際に45分いい試合ができましたし、悪くありませんでした。ただ、何も手に入れていないと。ロスタイムも入れて95分やりきる。90分やれたことを新しいチームにとってひとつの成果として捉えていこうとは話しました。
-次節のC大阪戦への意気込みは?
湘南もJ1を具体的な目標にしているチーム。ただし、我々の組織的なサッカーで対抗し、勝利するプランが通用しないことはない。それが今日の試合で証明できました。C大阪だから負けていいという理屈は成り立ちません。自分達の戦い方、武器を携え、強い気持ちを持ってアウェイでも向かっていく。格下の相手だからという隙ができたら突くべきだし、そんなことはないかもしれませんが、チャレンジ精神を持ってやっていきたいと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
ゲームには勝ちましたが、勝った気がしないゲームでした。ただ、J2はだいたいこんな感じだなと、記憶の底にあるものを取り出したようなゲームでした。
昨年ですと追い付かれ、最後に粘れなかったように感じていましたが、少し精神的に強くなったのかなとは感じています。
栃木さんは1節に比べると、見違えるようなチームになっていました。あまり試合中に驚くことはないのですが、今日は眼の玉が飛び出るほど驚きました。前半の苦しい時間帯、まぁ45分全部ですけれども(笑)、ゼロで粘り腰をした感じでした。後半の最初の15分だけが私たちのペースで、そこで点が取れたのが大きかった。あとの30分はまた栃木さんのペースだったので、土俵際で粘って千秋楽を終えたようなゲームでした。
ただこういうゲームは絶対にあるので、勝点3を取って帰ることが大切。昨年までアウェイでは強くなかったようなので、少しは自信になったのかなと思います。
質疑応答
-先週の試合で「やりたいことができなかった」と話していたが今日もやりたいことはできなかったということか。
(取材に)粘り強く通ってください(笑)。
51試合あるけれど、その中で思ったとおりの試合ができたとコメントできるのは、2試合か3試合くらいだと思います。だいたいは試行錯誤しながら勝っても負けても反省の弁を述べるわけです。試行錯誤をして、身の丈に合った、しかも見に来てくれたお客さんが躍動感を感じてもらえるようなゲームを目指してやっていきたいと思います。
-栃木に対してどのあたりに驚きを感じたのか?
まず、よく戦術的に研究をしてきて、我々のウイークポイントを突いてきました。詳しくは次のゲームの相手のヒントになってしまうのでコメントできませんが、かなり
の時間、意識してやってきました。
元々、選手はJ1、J2で長年プレーした選手がほとんどですので、個人の質は高いです。チームのコンセプトを持ち、特に今日は攻撃に関して同じベクトルを持っていたので鬼に金棒なわけです。それぞれの個性を活かしつつ非常にいいアタッキングフットボールをしてきました。両サイドバックの二人を替えることは荒い治療かもしれません。でも、それは(栃木にとって)奏功したと思います。我々が後手を踏んだのは間違いないです。
-前半うまくいかなかった要因は?
ハーフタイムに言いましたが、長いボールに頼りすぎてしまった。自分たちのボールになった時に中盤や前の方の選手が動こうとしない、追おうとしない、関与しない。
それによってDFラインから縦一本という最もやってはいけないプレーになってしまった。チームのコンディションが悪い時でも前を向いたり、ボールを拾えたりということはありますが、今日は向こうのダブルボランチと両サイドのMFが軽快で、球際のところで全部負けていました。それによってうちの中盤が動かされ足を攣ってしまった。そういうゲーム展開でした。球際の部分と言うと簡単なのですが、リアクトを早くする。それから長いボールに頼らずにボールを走らせることです。
-田原選手からトゥット選手への交代は早かったと思うがその狙いは?
田原と大久保は昨年一緒にプレーした仲なので、田原のプレーをよく分かっています。前線でボールが落ち着かずに自分たちのリズムができなかった部分があるので、アクティブな選手を入れることで前線を活性化したかった。むこうが前掛かりに来るのは当たり前であって、トゥットの裏に出る力はカウンターチャンスを作れるので、最後は上手くいきませんでしたが、思い通りの展開にはなったと思います。