馬入日記

【馬入日記:1月20日】菊池選手の背番号「10」&研修会開催!

練習が始動して4日が経ちました。
選手たち、生き生きといい雰囲気でトレーニングに励んでいます。
明日21日(土)はちょっとお天気が心配ですが、ぜひ馬入へ練習を見にいらして下さい!

さて、こちらの二十歳コンビ・菊池選手と古林選手。

古林選手、昨年は期限付き移籍した草津で中心選手として活躍。経験を重ねて帰ってきました。
「草津では本当にいい経験をさせてもらいました。人にも恵まれました」と古林選手。
そして「帰ってきて、これまでお世話になった人に恩返ししたいと強く感じています。湘南、やっぱりいいなぁと思います」と話していました。

そして、今季背番号10番を背負うこととなった菊池選手。
背番号発表の後、とても多くの反響がありました。菊地選手自身も「ものすごく言われます」ということ。

「昨年は、一年間の中で本当にいろいろなことを考えさせられるシーズンでした。絶対に無駄にしたくないと思っています。アジエルがずっとつけていた10番を引き継ぐことは、光栄であると同時に正直重く感じます。でもずっと憧れていつか追い抜きたいと思っていた存在なので、しっかりと引き継いでいきたい。同じプレーはできないけれど、自分らしい10番をつくっていきたいと思います」

そして、指揮を執る曺監督については…
「尊敬する人が監督となり、楽しみな気持ちです。曺さんは本当に驚くほどいろんなことに気がついてくれる。でも、ユースの時からお世話になっているとか、そういった部分に甘えずに、自分でしっかり気づいていかなければいけないと思っています」と話していました。

今年の選手の平均年齢は23.5歳。若い選手の躍動、大いに期待したいところです。
「まず、築いてきてくれた先輩の存在があるということを忘れてはいけないと思います。それを僕ら若手がしっかり引き継いでいかなければいけないと思っています。昨年はサポーターの皆さんに悔しい想いをさせてしまった。今年はそういうものを吹き飛ばすようなプレーを見せたいと思っています」

10番と共に、様々な想いも背負って、前へ前へと進んでいきます。

さて、今日は午前中にみぞれの中練習を行い、午後は「トレーディングゲーム研修」が行われました。
株式会社ウィルシードさんにお世話になり、考えさせられ、気づかされるビジネスシミュレーションを行いました。

研修の目的は「チームとして最大の成果を出すために必要な要素を考察する」こと。
ゲームを楽しみながら、トッププロプレーヤーとして求められる要素を探っていきました。

ゲームの内容は、グループに分かれ、そのグループをひとつひとつ別の国と見立て、貿易をするというもの。
配られる紙や鉛筆、定規などを使って製品(紙の丸型や四角型)をつくりお金に変えていくのですが、国によってもともと配られる紙などの資源に差があります。
その中で、グループ(国)で戦略を立て、他の国と交渉をしながらいかに多くの製品を作ることができるかを競います。
「ヒト、モノ、カネ、情報、時間」をうまく使い、どのように進めていくべきか。やっていく中で多くの気づきがあるゲームでした。

お昼過ぎからスタートし、研修は実に4時間半も行われました。
長時間でしたが、選手たちは集中して最後まで取り組みました。

前向きに取り組む様子が印象深く、他の国との交渉時はとにかく活発(というかうるさいぐらい!)でした。

最後に、チームが最大の成果を出すために意識していきたいことは何か、ということをそれぞれ考え、ディスカッションしました。
「全体の状況を見て行動をすること。そして現状に満足することなく、気づいたことは自分自身が動いて解決しなければいけないということ。自分たちに置き換えた時、それがクラブをよくしていくということに繋がると思った」と坂本選手。

「チームでしっかり話し合うことは大前提だけど、一人ひとりが自分を磨くことの大切さを感じました」と山口選手。

「連携して助け合うことの大切さを感じた。それを地域の中で活動しているベルマーレで考えると、僕らはサッカーを一生懸命やるということはもちろんだけど、地域、サポーター、スポンサーに対して選手ができることをやっていくこと。地域と連携したそういった活動によってベルマーレの価値は上がるんじゃないかと思いました」と馬場選手。

多くの気づきは、間違いなく今後に活かされるはずです。
同時に、選手同士のコミュニケーションの深まり、お互いの理解、人前で意見を言うということなどなど、様々な学びのあった貴重な時間となりました。