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2009Jリーグ ディビジョン2 第24節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第24節
2009年6月28日(日)16:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 0 1 後半 1 |
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50 >> 51 | 勝点 | 17 >> 18 |
57分 5 臼井 幸平 | 得点者 | 69分 36 若林 学 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 武田 博行 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 19 | 赤井 秀行 | 0 |
0 | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 3 | 大久保 裕樹 | 2 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 23 | 米山 篤志 | 1 |
0 | 鈴木 伸貴 | 6 | DF | DF | 4 | 井上 雄幾 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 2 | 岡田 佑樹 | 0 |
0 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 5 | 落合 正幸 | 1 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 15 | 鴨志田 誉 | 0 |
2 | アジエル | 10 | FW | MF | 8 | 栗原 圭介 | 1 |
0 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 36 | 若林 学 | 4 |
2 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 20 | 河原 和寿 | 0 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 29 | 小針 清允 | – |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 6 | 入江 利和 | 0 |
– | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 10 | 高安 亮介 | 0 |
– | 中村 祐也 | 22 | MF | MF | 13 | 本橋 卓巳 | – |
– | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | FW | 14 | 稲葉 久人 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 4,517人 [天候] 雨、弱風 [気温] 20.6℃ [湿度] 77% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 川北 信幸 [主審] 前田 拓哉 [副審] 岡野 宇広 [副審] 伊藤 知哉 [第4の審判員] 亀井 章 [記録員] 岩崎 洋
臼井選手コメント
なるべく積極的にオーバーラップすることを心がけました。
外からだけじゃなくて中からも崩していこうと思ってやっていた結果、いい形で得点がとれてよかったです。アジがいいパスをくれたので、思い切っていけました。GKの逆をつけたのもよかったと思います。
ただ何よりも、追い付かれたことが悔しい。
途中から入ってきた栃木の選手がアグレッシブにきました。ここからも同じようにサイドを狙われるかもしれないけど、そこをなるべく崩されないように修正したい。
前節のヴェルディ戦で敗れて、みんな次は勝たなければいけないという意識でした。
相手も研究してきていますが、そういう中でも勝点を積み上げていかなければいけないと思っています。
野澤選手コメント
気迫が足りなかった。
雨でスリッピーだったこともあり、ミスが多くストレスの溜まる試合でした。
前半0-0でしたが、後半勝負だと切り替えて臨みました。いい形で先制点がとれたのですが。
もう1回考え直さなければいけないと思います。以前は、例えば1点決めた後ももう1点とろうという気持ちが前面に出ていたし、声も出ていた。今日は失点してはいけないという気持ちからかそういうものが少なかった。もっともっと、“勝ちたい”という気持ちの強さが重要だと思っています。
やられる形というのはそれぞれが分かっていると思うので、まずは次の試合までの1週間、相手を上回る気持ちをもう1度みんなで持って、いい雰囲気にしていきたいと思います。
阪田選手コメント
雨だったのでシンプルにプレーしようと思っていました。
クロスから失点してしまって課題がみつかった。最後の集中力の部分、しっかりマークを捕まえるという部分で、しっかり突き詰めていきたいと思っています。
(今後に向けて)次節はジャーンさんが帰ってきますが、自分にできることをしっかりやって、チャンスがあれば今度はしっかり抑えて勝ちたいと思います。
阿部選手コメント
先制点を取って、どんな形でも勝ちたかった。残念です。今日はリズムがなく、クローズしたところもあった。もっとボールを動かしながらパスコースをつくったり、ゴールを狙ったりできればよかった。
少し単調だったと思うし、相手ゴールに向かうときに人数も少なかったと思います。
(次節に向けて)しっかり準備して、つぎもしっかりゴールを狙っていきたい。
栃木 松田監督 試合後コメント
総評
先制されたことを考えれば、アウェイで引き分けというのは成果なのかもしれないですが、90分自分たちのサッカーができたことからすると、非常にもったいない試合だったと思っています。
前半で得点できて、もう少しチーム全体のプレーに質があれば、勝ちゲームにできた展開だったと思うので、その部分が残念です。
ただ、先制された試合で、これまで一度も勝点がとれていなかったので、そういう意味では一歩一歩ですが、前進だったと思います。
質疑応答
-復帰した米山選手とゴールを決めた若林選手の評価は?
今日はかなりポゼッションができると踏んでいたので、米山の復帰がここに間に合ったのは非常に大きかったですね。落ち着いて後ろからつくることができたし、揺さぶることもできました。最後までディフェンスラインを統率してよくやってくれた。90分ゲーム体力が心配でしたが、経験をもとに非常によくやってくれたと思います。チームに落ち着きももたらしてくれたと思います。
若林に関しては、注文はまだたくさんありますが、無得点だったということからすると彼にとってターニングポイントになってくれたらチームとしてもありがたい。また、得点したという事実が彼に自信を取り戻すことになって、今後のパフォーマンスに生かされればいいと思います。
-それぞれの選手交代の意図は?
栗原のところは、前半に足を痛めていた関係だと思いますが、失点する前から前半のように効いている感じが少なくなったので、本橋をあの隙間でプレーさせて、あまり栗原と役割の変わらないかたちで、ボールを落ち着かせながらラストパスなりシュートなりを打てるかと思っていました。ただ、点が入ったので、攻撃的にということで河原をひとつ落として稲葉を入れたということです。
入江に関しては、あのサイドで展開してクロスを上げる状況が多くなっていたので、入江のクロスの質に賭けました。
高安は、岡田が連戦で疲れていることもあるし、1-1から2点目を狙うために、攻撃的に彼が仕掛けてコーナーなどを取れればまたチャンスになるかと思いました。
-次節は甲府戦と上位チームとの連戦になるが、意気込みは?
また違うチームだし、違うシステムなので、今日のような形にはならないと思いますが、いずれにせよ強敵、上位のチームとやることが自分たちの今の実力を計る上では恰好の相手だと思います。モチベーションもみんな高いですし、もう少しで折り返し地点ですが、J初参入のチームとして蓄積してきた経験やトレーニングの成果が徐々に出てきたと思うので、それを試すには最高の相手だと思います。前節の仙台から始まった対戦は、もちろん楽なことではないが、非常に楽しみにしています。昇格を狙っているチームに嫌がられるチームであれば、我々が非常にいいゲームができているということになるので、そういうゲームをまたこれからも続けていきたいと思います。
-いいゲームをした後の次のゲームが難しくなる傾向にあるが、この1週間をどのように過ごすか?
そう言ってしまえばそうなるのではないかと思うので、今度はそうはならないということでしょうし、成長の証をサポーターにも見せていかなければいけないと思う。以前がそうだったから今度もそうなるというのは、勝者のメンタリティとして持つべきではない。状況や数字、過去のデータなどは存在するが、全ては自分が決めていくと。次に勝つために、勝ちたいと思うから、自分が勝つ試合にしていくという気持ちが一番大事。ですから、そういうネガティブなストーリーはいっさい考えないことが大事だと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
第2クールに入って非常に厳しいゲームになるかなと予想して、色々準備もしてきたんですけども、なかなかホームで勝ちを呼ぶことが出来なくて、サポーター、関係者には非常に申し訳ないなと思っています。ただ、下を向いてもしょうがないのでね、下を向いて勝点をくれるんだったら、思い切り下を向きますけど、そうじゃないので、これをまた次なるエネルギーに向けてどうにかしないといけないという風に感じています。
まぁちょっとリズム…ゲームにはテンポというものがあって、まぁリズムって言い換えても良いんですけれども、それを自分たちで作れないのが、ファーストクールとの大きな差かなと思っていますね。だから、見ているほうも何かどっちつかずだなって感じでいられると思います。そこをちょっと改善しないといけないとは思っています。
そうは言っても、まだ一応首位です。まぁ2時間、3時間後には違う風になるかもしれませんけど、そっちのが良いんではないかなと、思っていますが。とにかく、頑張って邁進するのみです。
質疑応答
-ファウルやミスが多くて崩れた印象があるが、例えば今後上位陣と戦う上でそのあたりの修正点が直らないと今日のような試合が続くのではないか?
おっしゃるとおりですね。リズムやテンポができないのはまさにそういうところです。奪えるタイミングでファウルして相手にボールを与えてしまう。数えていないですが、おそらく20を超えているでしょうね。23、4になっているのではないか。だいたい20を超えたらファウルの多いゲームになってしまう。湘南はそういうことをしないでボールを奪うと話していますし、ハーフタイムにもそういう話をしました。というのは、こちらがファウルをするということは、相手のストロングな部分を出させてしまうことですから。
それと、失点したところを切り取ってみれば自分たちでリズムを壊しているということですよね。ひとつのプレーの重みがまだやはりチームに足りない。これは私が猛省しなければいけない。だからといって頭ごなしに言ったら余計にミスを怖がってサッカーではなくなってしまうので、そこから学んでいくしかないです。選手だって馬鹿ではないので当然感じていると思うので、うまく話をもっていって、やらなければいけないという風には感じています。
-田村選手を動かすためにサイドからのクロスという対策をどのチームもしているがそれに対して今後システムの変更などはあるか?
可能性がないわけではないですね。向こうも入江を入れて、なんだかどのチームと試合をしてもどの相手も同じだなという、金太郎飴のようになっていますが。システムを変えるのは簡単ですが、選手の個性などを失うことが果たしてこれから戦っていく上でプラスかマイナスかを考えながらやらなければいけない部分は正直あると思います。おっしゃるとおりでそういう練習も話もしているが、直していかなければいけないですよね。
-現在1位にいることに対するプレッシャーは選手にないですか?
どうでしょう。しかし、もっとサッカーに対して真摯に取り組まなければいけないでしょうね。上から目線でやってしまっているのかなというのはあるので。上から目線という意味で、この前、ヴェルディにいいムチをいただいたので、今日はターニングポイントになる非常に大事なゲームだという話もしていますし、もう一度しっかり足元を見つめ直して顔を洗い直して、という話もしたんですが。(選手は)頑張ってはいるんですよ。当たり前ですが。頑張っていても成果に表れない時に叩かれるのは当然であって、ただテンポ、リズムを大事にしなければいけないというのは今日のゲームから学ばなければいけないでしょうね。なかなか、皆さんも釈然としない部分はあると思います。それは私も同じであって、今日の天気と全く同じですね。
-テンポやリズムをつくるうえで期待する選手は。
いや、これは全員だと思います。後ろとかGKとかに限らず、中盤も大事ですし、全員ですね。トレーニングのテンポから変えていかなければいけないと考えれば私もそうだし、スタッフも全員そうだと思いますし。なんだか葬式みたいになってきちゃったけど(会場笑)。頑張ります。人生と同じで、とオシムさんみたいな言い方になりますけど、うまく全部いくはずがないのは知ってるわけであって、私もJ2もJ1でも経験ありますし、どのチームも試行錯誤しているわけです。
逆に僕らが勝っている分だけ、その裏側には当然負けがあるわけであって、その監督は同じようにいろいろ考えているわけですから。ひとつの試練、チームにとっての試練だと思って頑張っていきたい。試練という言い方もまた変ですけど(笑)。とにかく修正するところをしっかり修正して1週間いい準備をして、次は近い場所のアウェイ(横浜FC戦)ですが、たくさんサポーターの方に来ていただいて、最高のパフォーマンスを出せるように頑張りたいと思います。踏ん張り時だと思います。