監督・選手コメント

J2リーグ第36節 湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティス 監督・選手コメント

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【監督コメント】
●反町監督 総括
こういう天候なので面白い試合は期待できないかなという感じでしたけれども、実際そういう試合だったかなと思います。相手は2本のシュートが入ったというそれだけで、我々は1本のシュートしか入らなかったという、単純に言えばそういった試合だったかなと。ただそういうこともモノに出来るチームと出来ないチームの、チームの勢いというかそれが如実に現れたのかもしれない。
2試合連続でひっくり返されるというのは、我々の力不足だということは十分認識しなければいけない。
天皇杯があったからということはまったく理由にならない。120分やったからといってまったく理由にならない。
少しぼーっとやっているような感じも見受けられたし、それは、こんな雨の中、雨に打たれながら応援していただいたサポーターやお客さんに本当に申し訳ないなという感じがしています。
あとホーム1試合、アウェイ1試合という2試合になりましたけれども、全力で持てる力を出して行くしかないっていう風には感じております。
また、天皇杯も残っておりますので高いステージに行けるように、これはまた準備していきたいと思っております。

●反町監督 質疑応答

–今日のコンディションを含め試合前に選手にどんな言葉をかけたのか?

今日の場合はチーム戦術というよりは、ゲーム戦術を先行しなければいけないと。つまりこういう雨と風という状況ですね。
それからもうひとつのゲーム戦術というのは、サッカーというのは90分の中で得点を争うゲームなので、得点とか時間帯によって大きく考え方を変えていかなければいけないと。
それを横浜戦の時は少ししっかりと頭の中に入れながら試合をできなという感じがしますから、そのふたつをしっかり考えながらやらなければいけない。
後半の20分過ぎから少し風がやんできましたよね。そうするとまたそれも考えながらプレーしなければいけない。
意識はしてやっていたとは思うんですけれども、一歩一歩やっぱり中盤のこぼれ球とか、向こうはもうこれは徳島の特徴なんですけれども深くまで入り込まないで、45度から全部入れてくるのでその次のボールの対処とかそういうのがどうしても遅れてしまった。
たしかに向こうのチームにとっても難しかったし、前半2点とらないと今日は難しいなというふうにはベンチで言っていたのですが、それが1点で終わったというのが残念でした。

●美濃部監督 総括
試合が始まる前から天候が非常に荒れていて、風も強いしピッチもかなり水を含む状態だった。
やる前から本当に難しいゲームになるだろうなと、湘南と試合をするにあたってしっかりやってきた色々な対策は、ほとんど使えないような状態で自然状況との戦いがひとつあった。
その中でどのように自分たちが戦ってやっていかなければいけないかということが非常に大事なスタートになったと思います。
なおかつ、前半風下で苦しいボールを入れられて、失点してしまって非常に勝つには難しい状況が増えたんですけれども、ハーフタイムに自分たちが昇格したいなら、こうゆう状況を乗り越えて、たとえそれが難しくてもそういう姿勢を見せてほしい。もっと戦う気持ちを前面に出して逆転までもっていってほしいと選手に伝えた。本当にそれをやってくれた選手に感謝します。
戦術的にも前半自分たちがやられて非常に嫌だった形を、相手は当然後半嫌なわけで、2トップにして長いボールを入れていき、セカンドを拾ってというイメージがしっかりとできて、それで押しこめて点がとれて非常に良かったと思います。
難しい戦いが続きますけれども、なんとしても昇格したいと思っています。
それから、プライベートな話ですけれども、僕の非常に大切な人が2日程前に亡くなりまして、今日お葬式があったんですけれども、いつも陰ながら応援してくれていました。本当にその人のためにも今日は勝利したかったので、自分も含めて選手にも感謝したいし、いいゲームができたと思います。

●美濃部監督 質疑応答
–前半は苦しい展開だったがハーフタイムでの選手達の様子は?

ハーフタイに帰ってきた時は、やはり先制されて自分たちの思うように前半できなかったので、かなり頭が下がっている状況でした。先程言ったようなハッパをかけたら後は選手たちが自分たちでやろうぜやろうぜという雰囲気を出してくれたんのでいけるかなという感じはありました。

–徳重選手の評価は?

後半ポジションを少し内側に取れという話をしていて、そこからセカンドをうまく拾ってミドルシュートを何回も打ってくれた。ちょうど本当に自分が期待しているようなプレーをしてくれたし、ここにきてベテランですけれども非常に大きな働きをしてくれたと思っています。

-来週ホームで鳥栖戦だが鳥栖をどのように評価しているか?

鳥栖に関してまだ自分の中ではしっかりと分析はしていないし、明日もゲームありますからそれを見てしっかりと考えたいと思います。
今は相手どうこうより、順位が下位のチームであっても鳥栖であっても次のゲームは非常に重要になってくる。
残り2試合必ず2つ勝たなければ昇格できないと思っていますから、鳥栖はいいチームで難しいチームだと思いますけれども、何としてもホーム最終戦ですし勝ちたいと思います。

【選手コメント】
●永木亮太
こういった天候だったのでやることははっきりしていたのですが、後半、耐えられずに2失点とられてしまった。ピッチコンディションや風や雨の状況もあったのですが、なかなかボールが繋げず、セカンドボールやこぼれ球を拾おうと意識してやったのですが、そこのボールコントロールがもっと必要だった。
セットプレーから何回かチャンスがあったし、そこで追加点を奪えればよかった。後半は風下だったので押される形は予想できたのですが、大きくクリアするなどもっと徹底してやれていれば2点をとられることはなかったと思います。
反省点ははっきりしているので、残された2試合は全力で、100%出し切って戦いたい。勝点6を絶対にとれるように準備したいと思います。

●遠藤航
今日はシンプルに戦うことを意識していました。前半は風上に立ったのでうちのペースでできたと思うのですが、風下に立った時にキックミスがあったりヘディングで飛ばせなかったりとちょっとしたミスが目立ってしまったと思う。前節も内容が悪くない中で負けてしまい、もっと細かい部分を突き詰めなければいけないと思います。
試合中に風はの状況なども変わったので、風はどういう風に吹いているのかとか、頭を使ってやらなければいけなかった。
リーグ戦は残り2試合になりましたが、内容以上に結果にこだわって戦っていきたいと思います。

●山口貴弘
こういった天候の中、もっと気を配ってセカンドボールの部分などを徹底しなければいけなかった。
追加点がとれなかったことよりも、後ろとしては1点をとってくれたのでその1点を守り切らなければいけなかった。絶対に相手にやらさないという雰囲気をもっと後ろが作らなければいけなかったと思います。
この試合を絶対にとるんだという気迫をもって戦っていかなければいけないと感じています。