馬入日記

【馬入日記:11月8日】鎌田選手インタビュー「感謝をプレーで」

先週末6日に行われましたFC東京との一戦。立ち上がりから一進一退の攻防を繰り広げ、気持ちのぶつかり合う好ゲームとなりました。
しかし、結果は1-2で敗戦。前半を0-0で折り返し、後半に先制を許したのち一度は追いつくも、再び失点する形となりました。

今回の戦いではシステムを変更。3バックの一角を担った鎌田選手に話を聞きました。
90分間生き生きとプレーし、特に1対1やカバーリングで力を発揮し守備を安定させました。

「公式戦では初めてでしたけど、練習では何度もあのフォーメーションをやってきたので、特別変わったことをやっているという感じはなかったし、全体的にうまくハマっていい部分を出せたと思います。ただ、1失点目は本当に反省しなければいけない。僕が相手に引っ張られて、一瞬プレーをやめてしまいその後にクロスを上げられてしまった。レベルの高いチームと戦うと一瞬の隙でゲームが変わってしまう。そういう勝負を常に経験していたら、あの場面でもしっかりプレーを続けられたかもしれないし、自分の弱さが出てしまったのだと思う。そういうところをしっかり学んで、これから先の試合、これから先のサッカー人生に繋げていかなければいけないと、そう感じた試合でした」

それは、ほんのわずかな時間でした。でもその一瞬も許されないことを鎌田選手自身が痛いほど感じています。

サイドバックの時とは、役割が異なるのでしょうか。
「DF4枚の時よりは少し守備的な役割にはなるんですけど、横ズレがすごいポジションなので時にはセンターバックのような役割も担うことになります。多少違う部分もありますが、逆に攻撃になるとフリーでボールを持つことができることがサイドバックより多いし、持ち上がってシュートまでいくこともできる。守備のところではみんなが声を出しながら足を動かさなければうまくハマらないので、東京戦では全員が同じ意識をもって理解をもって連動した動きができたんだと思う。充実したゲームではあったと思います」と鎌田選手。

攻撃面では、シュート数も決定機もほぼ同数でした。
「攻撃は悪くはなかったと思うんですけど、攻めてる時間に点がとれないのが痛かった。シュートが枠にいっていれば何かが起きることもあるけれどなかなか枠にいかなかった。逆に相手は何本か枠に入れてきていて、そういう違いも感じました」

このFC東京戦で、追い求めてきた昇格の夢は断たれました。
そして、残された試合は4試合となりました。歩を止めてはならないと歯をくいしばり、力の限り応援していただいているサポーターの皆さんにプレーで見せなければなりません。

「昇格はなくなってしまったけど、サポーターの皆さんが応援してくれる限り戦う姿勢を見せなければいけない。4試合と天皇杯で、今年やってきたことをすべて出し切る。足が動かなくなるくらいまで、そういうプレーでサポーターへの感謝を、応援してくれた感謝を示さなければいけない。それが自分たちが絶対にやらなければいけない仕事だと思っています」

この決意は、ピッチで。
残り4戦と天皇杯で内容と共に、今度こそ結果を残すと固く誓っています。