馬入日記
【馬入日記:10月2日】猪狩選手、巻選手、岩尾選手が練習試合で戦列復帰!
今日、ヴァンフォーレ甲府との練習試合が行われました。
この試合で、長い期間リハビリを続けてきた猪狩選手、そして巻選手、岩尾選手が3人揃って戦列復帰を果たしました!
猪狩選手は実に1年ぶりの試合。
そして巻選手と岩尾選手は約3ヵ月ぶりの試合となりました。
本人たちはもちろんのこと、チームメイトやスタッフにとっても本当に嬉しい出来事。
途中交代でピッチに足を踏み入れた時には仲間からの拍手が起こっていました。
1年間ものリハビリ期間を過ごした猪狩選手。
昨年の9月11日(土)に行われたジュビロ磐田戦で負傷。右ヒザの前十字靱帯損傷で9月30日に手術を受けました。
「9月30日にオペをしたので、ちょうど1年ですね。嬉しい。相当嬉しいです。今日、プレーした時間は短かったけどやれたことに安心したという気持ちもあります」というのが率直な感想。
ケガから復帰する時というのは、当然怖さもあったと思いますが…
「ずっと小川さん(PT)やコーチングスタッフから“焦らずしっかりやろう”と言ってもらっていました。エルシオさんからも“チームのためというよりも、まず自分が慣れるためにやりなさい”と言ってもらったので、そんなにガチガチにならずに、自分のペースでやればいいのかなと思って試合に入れました」と。
後半の最後10分ちょっとの出場でした。懸命にピッチを走りボールを追い戦いました。
「思った以上に走れたし、ボールをもらうタイミングとか、“あぁこういう感じだったな”と思って受けられました。自分のやりたいドリブルとか仕掛けていくプレーができれば、サッカーの楽しさをもっと感じられると思う。でも、まず今日は本当に楽しかった。10分ちょっとだけど、最高です」と笑顔。
終わった後もみんなから声をかけられ握手をかわしていました。このインタビュー中も反町監督が前を通り「ガリ!」と呼んで握手をかわすと「ここからだな」と声をかけられていました。
長いリハビリ期間、頑張り続ける原動力となったのは何だったのか、と聞くと。
しばし考えて、こんな答えを。
「チームのみんなかな。それは間違いないです。いつも気にかけてくれたし、ケガをしてるからってチームの外から見ているような感じはまったくなかった。サッカーの仲間として、いつも一緒にいい雰囲気でやらせてもらえた。だから本当に頑張ろうと思えた」と猪狩選手。
今後、どんなプレーを見せていきたいかと聞くとこんな風に話していました。
「アグレッシブにいきたいです。ビビったプレーはしないで。もう、どんな場面でもビビらずできそうだなと思える。これ以上に辛いことはないと思うし、思い切ってぶつかっていける」
アグレッシブなプレーは猪狩選手の信条です。そのらしさを思い切り発揮してほしいところ。
でも、本当ならば逆に怖さが出てもおかしくないとも思えます。
「最初は多少怖さがあっても仕方ないと思うけど、でも、それが自分の好きなプレーだし、そういうプレーを出してこそ自分がサッカーをしていると思える。もちろん、ヒザは注意しなければいけないから今までと違ったステップとかを考えながら気を遣ってやらなければいけないと思うけど、根本的な自分らしいプレーは変えたくない。そのためにリハビリをずっとやってきたので」ときっぱり。
精神的な強さが増した印象を受けます。
「これからです。今日も、出場はラスト10分足らずだったし。でも、着実に一歩一歩いきたいと思っています」
みんなが復帰を待っていました。
一歩一歩、進んでいってほしいと願うばかりです!