監督・選手コメント
J2リーグ第30節 湘南ベルマーレvsガイナーレ鳥取 監督・選手コメント
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【監督コメント】
●反町監督 総括
前半と後半が全くまた違うチームのようでしたね。
ここ3、4試合ぐらいずっとそんな感じでして、90分通してできるのが真の強いチームだと考えますと、まだまだ力足らずなのかなと。
お尻に火がついてから「よし、やろうか」という状況だと厳しいですね。もう我々は今の状況から考えると、試合の前から尻に火がついている状況だと。そういう話もしているのですが、やっぱり連戦とい
うこともあり、どこかに自分の逃げ道を探してしまっていると。
そういう展開で失点が火をつけたような形になって、後半盛り返しましたが、なかなか(ゴールが)入らない時は入らないものだなというゲームでしたね。
途中から入った選手が非常にすんなりと良いパフォーマンスを出せたことは、これからに繋がると思います。
天皇杯もありますので、それも少し睨んでそこからやっていかなければならないと。
10月は連戦もあって、大事な月になります。10月が終わった段階でリーグのテーブルというのは大体見通しがついてくる。そう考えますと、今日の敗戦は非常に痛かったなと率直に思っています。
ただ、天皇杯を挟んで目の上のチームとやりますので、これをモノにしていくとしか言いようがないと思います。
ゴールに対する意欲は、後半非常に見られたと思います。それを90分間出すということが必要だと思います。
●反町監督 質疑応答
–ルーカス選手を久々に使ったが起用の意図と評価を。
3連戦なので田原がもうアゴがあがっている状態でしたよね。判断も遅くなってきましたし、フレッシュな選手を早めに使うというプランもありました。ルーカスは雑ですけどスピードとか入っていく力とかゴールに対する執念とか、今日見て頂ければわかるようにありますので自信を持って送り出した。ああいう選手は大きく変化するので、何とかひとつ取らしてあげたいんですけどね。
残念ながらとれませんでしたが、これから終盤に向けて彼も手応えを掴んだ部分もあったと思う。序盤よりも何かこうポイントが少し分かってきたような感じがしていますので終盤に戦力になってくれればなと感じています。
–高山選手は今日はあまりシュートも打てない状態だったが?
毎試合、点を取れるようないいプレーをしていればね、海外のチームでたぶんやってますから。
相手も当然いろいろ研究をしてきて、彼のボールの持ち方とかもらい方というのは研究してくるので、それを超えるようなことをしなければいけないですね。
–後半にコーナーキックが9本もあったがすべて防がれてしまったが?
うちは残念ながら、なかなかセットプレーのキッカーとなる選手がいな状態です。アジエルはゴール前で点に絡まないので、じゃあキッカーだという感じで。
水戸戦はいいボールも入れてましたし、鳥取さんはコーナーの時にキーパーは絶対に出てこないので、
柔らかいボールでもいいと。何回も触って、こちらは高さがないので、触った回数は多いんですけど、ゴールラインを越えなければゴールじゃないので…。やっぱり残念なところでしたね。
–鳥取と2試合やって1点も取れないのは意外に感じるが?
鳥取さんだからどうのこうのというわけではなくて、決定機を決めれらなかったという、その一言に尽きてしまうんですけれど。相手はセットプレーを含め、少ないチャンスで点を取った。
相手が云々と言うよりも我々に問題があったということに尽きると思います。
●松田監督 総括
連戦の3戦目、非常に体が重く切り替えが遅いというのは見ていて感じました。
ただ、一方で湘南も同じ現象が起きている。そういう中で前半ある程度ボゼションができ、自分たちの時間を作れたこと、ここがまずひとつ大きかったのかなと思います。
後半、守りきるというイメージではなく、やはりもう1点取りにいこうというイメージでスタートはしたのですが、相手に長いボールで起点を作られそこからピンチになったシーンが多くなってしまった。
あの辺をもう少しプレッシャーのなかでも、しっかりとボールをまわせる技術、もう1点取りきるゲーム運び、そういうところが今後の課題だと思っています。
ツキもあったと思いますが、ただ全員がしっかりと90分間戦い自分達でもぎ取った勝利であると、そう思います。
●松田監督 質疑応答
–久しぶりの勝利が無失点という形で終えられた感想は?
そうですね、やはり自分たちは失点をしてリズムを崩すので、そのためには失点しないことが一番であるので。本当に無失点ということは評価できると思います。
プレッシャーがしっかりといけている時間が多かったので、最終的にはそこが無失点につながったと思っています。
【選手コメント】
●遠藤航
前半がうまくハマらず、どこでプレスにいくべきかというところがはっきりしなかった。後半のようなサッカーを前半からできればよかったと思う。
相手のFWがボランチのサイドまで落ちてきて、中盤で数的優位を作ろうとしていた。そこで僕や健太郎さん(大井)がいくべきかどうかはっきりできなくて、数的優位を作られズルズル下がってしまったところがあった。
(ハメド選手については?)ドリブルがうまかったし、技術の高さは感じました。起点を作られたのでそこを抑えられればもっとよかったと思います。
今日のようなゲームを落としてはいけなかったと思う。後半あれだけチャンスがあっただけに決定機で決めていれば、ということも感じます。
●ルーカス
言葉で言い表すのは難しいほど、公式戦に出場するということは特別なことです。スタジアムの雰囲気や試合の中での雰囲気など本当に別物だと感じています。
試合に入る時は、できるだけ前で起点を作りたいと思っていました。後ろに引いている時間が長いとDF陣も大変だと思ったので。そして何が何でもゴールをとろうと思って入りました。
忘れてはいけないのは、今日の結果は0-1で敗れたということ。でも全員が勝ちたいという気持ちを見せていたと思う。
やはり自分はサッカーが好きで、サッカーをすることは楽しいし仲間を助けるために走っている。硬くなるのではなく、リラックスして自分のストロングポイントをどんどん出していけたらと思っています。
時間が過ぎるにつれ日本のサッカー、ベルマーレのサッカーにアダプトしてきていると思いますし、仲間と共に練習をして、その中で慣れようともがいてきました。そういう意味では前回出場した時とは違うものが出せたとは思います。今日は本当に気持ちを入れて戦ったが結果を出せなくて悔しい。
●永木亮太
前半に相手の思うようにやられてしまい、うちのプレスが全くハマらなくてどうしていいか分からない感じになってしまった。後半、ポジショニングを変えればああやって修正できるので、前半から自分自分たちで気づいて修正できればよかったのですが。
前半は相手のボールに対するプレッシャーもはやく、ゲームコントロールされてしまった。思い通りにパス回しもできなかったし、ボランチから崩していくという攻撃ができなかったことが反省点です。
後半はグギョン(ハン)をワンボランチにして紘司さん(坂本)と僕の2枚が前にいく形にした。リスクを背負って前に厚みをかけるようにしたら、それがうまくハマった。シュートがたくさん打てるようになったんですけど、決め切ることができなかった。決めるべきところで決めなければいけなかった。
●石神直哉
久々に使ってもらって、個人的にもチャンスだったしチームとしても勝たなければいけなかったので、最低限、勝利という結果を出さなければいけなかった。個人としてもアシストなどの結果を出さなければという気持ちで入りました。
前半、右サイドも左サイドも数的優位を作られてしまって、うまく守れないしボールをまわされているという場面が多かった。
後半、システムを変えて、前の追い方を変えてからはかなりやりやすくなって僕らのリズムになったんですけど、得点を決め切ることができなかった。
前半に自分たちでうまく変えて対応できればよかったのですが、そのまま何も変えられなかった。相手をこうやってハメにいこうとかそういうものがなく、45分間過ぎてしまった。ベンチからゲーム中に細かい修正をするのは難しいと思うし、それは自分たちで気がついて変えられるようにならなければいけない。自分たちは本当に勝っていかなければいけないと思うので。