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2009Jリーグ ディビジョン2 第21節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第21節
2009年6月14日(日)13:04キックオフ 岐阜メモリアルセンター長良川競技場
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1 前半 1 1 後半 1 |
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20 >> 21 | 勝点 | 46 >> 47 |
41分 19 冨成 慎司 70分 6 秋田 英義 |
得点者 | 42分 8 坂本 紘司 79分 22 中村 祐也 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野田 恭平 | 1 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 冨成 慎司 | 19 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
1 | 野垣内 俊 | 17 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 0 |
0 | 菊池 完 | 3 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 秋田 英義 | 6 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
0 | 橋本 卓 | 23 | MF | DF | 6 | 鈴木 伸貴 | 1 |
1 | 永芳 卓磨 | 15 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
1 | 嶋田 正吾 | 14 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
3 | 高木 和正 | 11 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 2 |
0 | 西川 優大 | 16 | FW | FW | 10 | アジエル | 2 |
3 | 佐藤 洸一 | 18 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 1 |
– | 水谷 允俊 | 21 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | – |
– | 野本 泰崇 | 2 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | – |
0 | 染矢 一樹 | 20 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
3 | 片桐 淳至 | 10 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 1 |
0 | 車 東訓 | 26 | FW | FW | 20 | 原 竜太 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 6,607人 [天候] 晴、弱風 [気温] 29.4℃ [湿度] 39% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 大澤 隆 [主審] 松村 和彦 [副審] 森本 洋司 [副審] 大川 直也 [第4の審判員] 櫻井 大輔 [記録員] 山本 達也
野澤選手コメント
後半とくに暑さが増し、タフなゲームだった。でも、もっと走らなければいけない。
(最近失点が多くなっているが?)最後の部分の問題もあるし、たとえばクロスを上げさせないなど、相手をゴールから遠ざけるために後ろから少しずつやっていかなければいけない。ディフェンスラインを高くとってチャレンジ&カバーするのは、キツイことではあるけれど、相手にかわされて攻め込まれたほうがもっとキツイし、負けたらなおさらです。
ただ、失点したあとの試合の入り方は最近良いと思います。ゴールを決める気持ちと焦らずに回す気持ちのバランスがうまくとれていて、実際今日も結果に繋がっている。それはよくなってきている部分ではあるので、さらにもう一歩先に進まなければいけない。いずれにせよ先に失点してしまうと精神的にも肉体的にも厳しくなる。
セットプレーやクロスから失点しているが、今まではやられていなかったのだから、基本に返り、自信を失わずに頭をリセットできればいいと思っています。
田村選手コメント
相手がサイドからのクロスを再三上げてきて、相手の思いどおりやられたというところが一番悔しいです。
点をとられすぎているという思いと、それでも負けていないという思いもあって、複雑な心境です。勝点3を持ち帰るべき試合でしたが、最低の最低ですが勝点1をとることができた。どのチームも首位を食おうという強い意気込みで戦ってくるのですが、それに打ち勝つことができなければ、まだまだ自分たちはチャレンジャーとしてやらなければいけないんだと感じています。
苦しみながらも勝点を重ねていくというのが第2クールなのかもしれません。
今後も、当然研究されて、相手はうちのウィークを突いてくるとは思いますが、そういう課題を苦しみながらも克服していけば、また第3クールが違うと思います。
次節はやっとホームに帰れます。ホームでは絶対に恥ずかしい試合はできないし、勝なければいけない。
札幌戦まで1週間あるので、しっかり切り替えて臨みたいと思います。
阿部選手コメント
(2点目のアシストについて)自分でも得点をとりたかったですが、祐也(中村)がうまく入ってきてくれたのでパスが得点に繋がってよかった。
ゴールを貪欲に狙っていきたいと常に思っていますが、同時にいい選択をすることを心がけています。2点目のシーンは、自分で無理にシュートを打たずに状況に応じた判断ができたと思います。
途中から入ったので、少し停滞ぎみの空気を変えたいと思って入りました。今日負けるわけにはいかないと思っていたので。ゴールに近いポジションでプレーできたので、前から積極的にいこうと思ってプレーしました。
ただ、試合に勝つことはできなかったので、次は勝てるようにしっかりやっていきたいと思っています。
島村選手コメント
できなかったことのほうが多かったと思います。課題として感じたのは、判断のスピードが遅かったり、シュートまで持っていけなかったこと。また、アジエルからいいボールが出ていたのですが、裏にあまり飛び出せなかった。裏へ抜けたい意識はあったのですが。すべての面でもっと精度を上げていかなければと思っています。
試合の入りは特に緊張しませんでした。ただ、後半に足がつってしまったので、やはり堅かったのかなと。緊張していないと思ったけれど、身体は正直だと感じました。
やっとスタートラインに立てたので、もっとスタミナをつけて、決定的な仕事ができるように頑張りたいと思います。
岐阜 松永監督 試合後コメント
総評
いろんな意味で今シーズンのゲームの中で一番勝ちたかったゲームだったと思います。
結果2-2の引分けでしたが選手たちが持ち味を非常に出してくれて、まとまりのあるサッカーができたかなと思います。
前半、点をとったところ、またとられたところは非常に反省すべきところがあるんですけど、2回のリードをしながら追いつかれてしまったところを課題としてやっていきたいと思います。
そういう中でも、常に、前節の仙台戦であったり、昨年の時期のパフォーマンスと比較すると、選手個々の成長、チームとしての成長を垣間見ることのできる試合だったと思います。
首位をいく湘南に勝ち点1をとれたことを次のゲームに繋げてやっていきたいと思います。
質疑応答
-サイド攻撃が冴えていたが、狙いどころは?
いつも対戦する相手の分析をする中で、相手の強いところと弱い部分を確認しながら、我々のスタイルを出しながらどういうところに重きをおいてやるのか、という中では、今日のサイドアタックというのはポイントでした。そういう中で点がとれたということは、チームとしてはよかったと思います。そういう狙いはありました。
-片桐選手の移籍についてコメントを
4年間岐阜の中で貢献してきた選手ですが、我々よりも力のあるチームからのオファーということですので、会社でいえば栄転ということだと思います。選手たちもチームとしても、快く送り出すことができたと思いますし、次に甲府と対戦する時にはこちらが勝ち点3をとれるように熱く戦いたいと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
第2クールに入って、第1クールより、より厳しいゲームが続いているかなという印象を持っています。
徹底して外からのボールを意識してきた相手に対して、思惑どおりにやられてしまったのは、非常に辛いところです。
ただ、我々は火曜日にもゲームがあったので、なかなかうまく修正する時間がなかったのもありますが、修正しきれていなかったかなと思います。また今日は暑かったので、やっぱりこのインターバルの時間差が我々のほうには不利だったかなと思います。
ただ、そこで下向いてということではなく、交代選手が絡んで同点に追いついて、しぶとくアウェイで勝ち点を稼いだことは次につながる部分ではあるかなと、自分に言い聞かせたいと思います。
質疑応答
-Jリーグ初出場、またDF登録でありながらFWとして出場した島村選手の評価を
島村は僕が監督に就任した時はDFでしたが、もともとFWの選手です。ひとりレンタルで水戸に出してしまっているので、前のほうが薄くなってきているということで1ヶ月半くらい前から、FWでもずっと併用して使っています。今日は初出場で初先発ということで、本人にとってはかなりプレッシャーのかかるスタートだったんですけど、自分の持っている力を十二分に発揮して、悪くなかったと思います。最後は残念ながら足がつってしまいましたけど、それまではチームに対するディフェンスに対する貢献度、攻撃に対する貢献度、仕事もしっかり整理してよくやったんじゃないかなと思います。
登録上、DFだったのでDFで出しましたけど、特に意図があるわけではなくて昨日のミーティングから、前でやるという話はしていました。及第点を与えていいのではないかと思います。
-田原選手とトゥット選手を欠いたことによる影響はなかったのか?
あまりないと思いますね。うちは誰が出ても、質と量を落とさないということを意識してシーズン前からずっとやっていますので、自分のやらなきゃいけない仕事もしっかり整理できていますし、それをたとえば勝点3とれなかったことの理由にするのはおかしいと思います。
-センターバックのポジショニングに角度をつけてくさびに対応しているように見えたが意図的だったのか?
嶋田、染谷、高木、このあたりはみんな30m走れるという話をしてそれについての準備はしました。彼らのいいところはドリブルでも入ってくる、オフザボールでも入ってくる。その対処を果たして真ん中の選手がやるべきなのか、それとも外の選手がやるべきなのか。それをまずコミュニケーションとりながら誰がついていくのかをハッキリさせた。1本ありましたよね、それでついていってクロスが合わなかったというシーンが、前半に。ただ、それにもプラスしてツインタワーがいますので、その蓋をしなければいけない。だから、最終ラインではまったく4対4の形になる。但しボランチのところでボールを奪われると危機的な状況になってしまう。それが岐阜かもしれません。うちは今日、ボランチのところでボールがとれましたけど、そこで決め切れなかったのがこういう状況を作ってしまった。なので、その対応自体は全然悪くなかったかなと思います。
-ハーフタイムのコメントで「足が止まったほうが負けるゲームだ」とありましたが、それだけ湘南のほうがハマっていたということか?
うちがいい対応をしていたということですか?うーん、必ずしもそうではないですね。まぁ最後のところはしっかりと対応ができている。
例えば他のチームだったりすると、2、3点とれる(岐阜の)4人だったと思います。うちはそういう面ではしっかり対応できていましたので、そんなに危機的な状況はなかったと思います。
そうした岐阜さんの動きというのは、特に第2クールに入ってから、逆に片桐が入らないことでボールが動くようになったので、持ち手と出し手のタイミングとか、3人目がどんどん生き始めてくる。どんどん危険なチームになると思います。決してお世辞じゃないですけど、第2クール、岐阜は第2クールだけの成績を見たら、かなり上のほうにいくんじゃないかと思ってもおかしくない、非常にハードワークとチームコンセプトのしっかりしたいいチームになってきていると思います。