監督・選手コメント

2025J1リーグ第6節 湘南vs神戸戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

雨の中、たくさんのサポーターの前で結果を出せず、残念なゲームになりました。
前半は風下で戦いづらい面もあったと思います。けれど、問題点はそこではなくて、自分たちの準備の仕方や速さのところで、いつもより少し遅れたのかなと思います。そういうところで圧を感じてしまった攻撃面がありました。

守備に関しては、あまり気になるようなことはなかった。けれど、奪われ方、1失点目に繋がるセットプレーでも横パスからのカウンター。2失点目も中途半端なボールからのカウンターだったので、非常にもったいないなと思います。

選手には、やはり奪われ方や技術含めて、まだまだやらないといけないことはあるよ、という話をした前半でした。
後半に関しては、負けているということ、風上ということもあって、少し準備が早くなったのと、関係が良くなった。また、引き出しをたくさん見出すことができました。

残念なのはもう1点足りなかったというところで、最終的に選ぶ、決断するというところはまだまだ上げていかないといけないと思います。選手は本当によくやってくれた中で、まだまだやらないといけないことも多いなと感じるゲームでした。

今後それをどう受け止めるかは自分たち次第なので、しっかりと受け止めて次に向かいたい、そんなゲームになりました。

山口監督 質疑応答

- 昨年のアウェイ神戸戦の敗戦から、今日の試合を迎えるにあたって。

去年は去年のチームなので、特に気にすることはなかったです。けれど、今日選手に伝えたのは、神戸と戦うけれど自分たちとの戦いでもある、ということは伝えました。その反骨心を持った選手がたくさんいる中でのゲームでしたが、まず徹底するべきことをやろうという話はしました。

それは非常に出そうとしてくれたところはあると思います。それが成長に繋がっているかはまだ分かりませんが、結果に繋がらなかったのは一緒なので。まだまだやることが多いなと感じました。

非常にもったいない前半になってしまった。昨年と比較するつもりはないですけれど、やらないといけないことがたくさんあるなと感じるゲームになったと思います。

選手コメント

FW10鈴木 章斗
鈴木 章斗

(前半を振り返って)
少しのことかもしれないですけど、ボールを受ける立ち位置をもう少し修正できれば、後半のようにうまくいけたのかなと思います。

(要因は相手の守備ではなく、自分たちにあった?)
そうですね。前節、前に行くプレーが少なかったので、今日の試合はみんな前に前にという強い意識を持ってやっていた。けれど、それでもボールの状況を見ないといけない。前に前にという意識が少し強すぎたのかなと思います。

(今季初の敗戦となったことについては?)
前節は自分たちのコンセプトである球際などが少し欠けていたなかで、そこはしっかり出せたと思います。けれど、まだ差はあったのかなと思いました。相手の能力でやられたところも多少あるかもしれないですけど、(問題は)そのまえの失い方のところなので。そこを直せば今日の失点はなかったと思いますし、修正すればいい結果に繋がってくると思います。

MF15奥野 耕平
奥野 耕平

(前半をどう振り返るか?)
セットプレーの失点のところは僕の寄せる甘さが出たと思います。もっと寄せるということはキャンプからやってきていたので、まだ課題として残っているかなと思います。2失点目はまだ映像を見ていないんですけど、ボールの失い方もよくなかったと思うし、クオリティにやられたところもある。取られ方は改善しないといけないと思います。

(マイボールに課題がある?)
そうですね、横パスでも何度もイージーなミスがありました。神戸の選手のほうが球際は強く、そういうところで負けている選手も多かったし、テンポがいいのにどうってことのないところで滑って、相手ボールになることもあった。そういう準備のところから負けていたと思います。

(後半は改善されたのでは?)
風上になったのもありますし、神戸さんが4-4-2でブロックを組んでいるなかで、点を取りに行く迫力は3連勝していたときぐらいのものを見せられたんじゃないかなと思います。

(今季初めての敗戦となったが、次にどう向かって行きたいか)
3連勝して期待があるなかで3試合勝てなかったのは、地力がまだまだ甘いところもあります。グラウンドで滑るとか、ヘディングで怯んでしまうとか、球際で勝てないとか、そういうところが90分を通して何回もあると難しい試合展開になると思います。

FW11ルキアン
ルキアン

(ゴールシーンを振り返って)
(畑)大雅とは練習からいつもあのような形のゴールを決めているし、素晴らしいボールをもらうことができた。自分の特徴を活かすゴールができたんじゃないかなと思います。いいボールだったのでヘディングするだけでした。

(今季初先発だったが自身のプレーについては?)
自信はありました。途中出場で結果を残すのはなかなか難しかったですが、チャンスがあれば必ず結果を残す自信はあった。今日はしっかり結果を出すことができたと思います。チーム全体としてはよくない部分もあったと思いますが、自分のパフォーマンスは全体的には悪くなかったんじゃないかなと思います。これを続けてもっともっとチームのために貢献していきたいと思います。

(今季初の敗戦となったが次にどう向かっていくか?)
この敗戦を活かし、次の試合では今日起こしたミスを直して挑んでいきたいと思っています。

DF33髙橋 直也
髙橋 直也

(後半から途中出場、山口智監督から言われたことは?)
智さんから言われたことは特になかったですけど、中盤で受けてボールを散らしてほしいという意図は汲み取っていました。自分が出る意味だと重々承知していました。ボールを持って前に前にというチームの意図もありますけど、そこで1個落ち着かせることやサイドへの展開。後ろにボールを出してから広げることなどを意識してやっていました。

(髙橋選手を経由してスムーズに前進していたが?)
攻撃の潤滑化は自分が出た以上やらないと意味のない選手になってしまうので。そこはやりつつ、球際の部分でボールを前にこぼすことや、相手からボールを奪うところを意識してやりました。できていたところもあったのでよかったかなとは思いますけど、もう1個攻撃のチャンスメイクはやっていかなければいけないと思いました。

(ゴールに直結するようなプレーという意味ですか?)
そうですね、ひとつFWに縦パスを刺すとか、もう少し勝負のパスがあってもよかったのかなと思います。逆に、広げることができたから、ああやってボールを持つことができたとも捉えられます。そこは試合を振り返ってもう1回落とし込んでいきたいなと思います。

(今季初の敗戦となったが次にどう向かっていくか?)
いま3試合勝利なしですが、下を向いている選手もスタッフも全然いないです。チームとして練習からつねにやるべきことをやり続けている自負もあります。そこはブレることなくいままでやってきたことを愚直にやり続けていけば、いい試合はできますし勝てると思うので、自分たちにしっかりベクトルを向けてやっていきたい。次はみんなで勝利を、喜びを分かち合えるように、明日からまたチーム全体でやっていきたいなと思います。