33DF TAKAHASHI NAOYA
MY STORY
自分らしさを出そうと
率直に言えば、去年はつらさのほうがまさったシーズンでした。
特別指定だった前年にできていたことができず、プレーがうまくいかないもどかしさがスタートから続いていた。
守備やチームとしてのやり方を意識するなかで、自分らしさを見失っていました。
復調のきっかけは、ヨシくん(中野嘉大)と話したときですね。
そのタイミングでいったん自分らしさを出そうという気持ちに切り替わり、次の日の練習試合からどんどん上がっていきました。
自分らしいプレーを取り戻し、試合に出られるようになり、勝利も増えていきました。
ただ、勝っているときはよかったんですけど、結果が出なくなったときに気持ちが下を向いてしまい、その気持ちにつられて自分のプレーも悪くなってしまった。
その時期は試合に出るのがつらいというか、きつい感覚になっていたのは覚えています。
サッカー選手としてどうかと思いますけど、これまで小中高大を通じて何試合も勝てないという経験をしたことがなかったので、ものすごく難しさがありました。
その後、シーズン終盤はまた試合に出られなくなり、悔しい気持ちはありましたが、自分のプレー自体は向上し、練習ではスタメンのほうでプレーすることもあった。
やってきたことは間違ってなかったんやって、自信になりました。
MY ASPIRATION 2025
自分がやらなくてどうする
課題の守備については今年もプレシーズンからこだわり続けています。
チームで守っているときに自分のところで漏れが起きてしまうのは、ポジショニングや意識の問題もあったと思うので、突き詰めて取り組んでいる。
キャンプでは守備の面で去年と違うところを見せられたと思うし、智さん(山口監督)やコーチにも評価してもらえたので、よくなっていると思います。
チームとして組織的に守るところも積み上がっていると感じます。
競争は激しいですが、自分のやるべきことをやり続けていたらいつかチャンスは来ると思っている。
そのときに掴めるかどうかは、それまでの準備やこれからの自分次第。
なので、やり続けていこうと思っているし、アンカーやボランチもできるように頑張ろうと思っています。
今年は残留争いと言われないように、ひとつでも上の順位を狙いたいですね。
個人的には、去年は上がって下がっての繰り返しだったので、今年は試合に出続けることもそうですし、パフォーマンス的にずっと上がり続けたいと思っています。
去年で言うと、ヤーマン(山田直輝)はメンバーを外れても、怪我をしてもずっとブレずにやり続けていました。
ガンちゃん(大岩一貴)もカズくん(大野和成)も、みんなやり続けている。
先輩のそういう姿を見てきたので、自分がやらなくてどうするという気持ちになりますし、今年は自分もやり続けたいと思っています。
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