27FW LUIZ PHELLYPE
MY STORY
日本に戻りたい
私が生まれ育ったブラジルのミナスジェライス州はとても落ち着いた地域です。
ひとがよくて、食べ物が美味しい。
大好きな故郷です。
その故郷を離れ、私はこれまで、ベルギーやポルトガル、ギリシャなど、いろんな国のいろんなチームでプレーしてきました。
さまざまな場所でプレーすることでその国の文化も学べますし、なによりサッカーが好きなので、自分がプレーできる場所をいつも探している。
アンゴラに行った理由も、ポルトガルで試合に出られず、出場機会を求めたからでした。
初めて日本に来たのは2022年、FC東京で半年間プレーしました。
ヨーロッパにいると、なかなか日本のリーグを知ることができません。
ただ友人たちから日本の素晴らしさは聞いていたので、サッカーはもちろん、国自体を知りたかった。
期間が短く、試合数も少なかったですけど、日本に来てよかったと思っています。
実際プレーしてみて、Jリーグはレベルが高いと感じました。
加えて、日本はクラブも社会もルールを守る国。
たとえばブラジルではスーパーが空いているべき時間に空いていないことがありますが、日本はそういうことがない。
街もすごく綺麗だし、規律がしっかりしていて、私はすごく好きです。
また日本に戻りたいと思っていたので、去年湘南から話をもらったときは、他の国からも誘いはあったけど湘南を優先しました。
ただ、それまで3カ月無所属だったので、来た当初は正直コンディションがよくなかった。
今年はそういうことがないように状態を上げて、もっと出場時間を増やしたいと思っています。
MY ASPIRATION 2025
サッカー人生を楽しむ
湘南は若い選手が多く、チームのスタイルにフィットするために全員が努力していると感じます。
成長が期待できるし、ポテンシャルも高い。
FW陣もそれぞれ特徴があり、求められていることをしっかり遂行できる。
チームにとってすごくいいことだと思います。
私の強みはフィニッシュのところ――点を取ることですね。
これまでトレーニングのあとに欠かさずシュート練習をしてきたので、その積み重ねが活きていると思います。
ゴールを奪うために大事にしているのは、動き出すタイミングやスペースを見つけること、その瞬間の動き出し。
加えて、いいパスをもらえるように周りとの連係にも気を配っています。
影響を受けた選手はロナウドですね、ブラジル人の。
クリスティアーノではないです(笑)。
去年は出場が限られたので、今年はもっと試合に出て、ゴールを決めて、たくさん勝ちたい。
湘南の選手はみんなポテンシャルが高いので、きっと良い成績で終われると思っています。
私もベテランと呼ばれる年齢になってきました。
プレーできる時間は残り少ないかもしれないですけど、サッカー人生を楽しむことだけを意識している。
好きなサッカーをできるだけ長くやりたい。
それが自分の夢です。
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