22DF OIWA KAZUKI
MY STORY
今後に繋げたいと
去年は……難しいですね。
チームとしてもっと勝ちたかったし、結果を出したかった。
数字で言えば、失点はもっと減らしたかった。
もっと試合に出続けたかったという想いもあります。
6月以降スタメンを外れてからは、いま一度自分の身体と向き合い、準備していたなかで、9月のホーム鹿島戦で約4カ月ぶりに先発しました。
負けたら終わりと覚悟を持って臨み、勝てたことは、自分にとって大きかったと思います。
ただ、その後も出場を続けましたけど、そうなるとやはり最後の2試合、横浜FM戦と神戸戦に行き着きます。
そこですべてへし折られたじゃないけど、考えさせられた。
とくに最終節で神戸と対戦したときは、強度ってこういうことを言うんだなと思いました。
圧がすごくて、「トップ・オブ・トップ」を感じた。
たぶんみんなそうだったと思います。
自分はハーフタイムで交代しました。
前半0-2で、失点にも絡んでいたので仕方ないと受け止めたし、なによりあの45分に出られたことを今後に繋げたいと思った。
もう1回頑張ろうと思ったし、この試合のために出られないときも頑張ったんだと思ったぐらい、うん、自分にとってよかったですね。
MY ASPIRATION 2025
その一員でいたい
神戸戦の記憶はいまも残っているし、もっともっとやらなければいけないと思っています。
自分はポジションを奪いにいかなければいけない状況だと理解しているし、簡単ではないけどそこに挑んでいきたい。
試合に出られるように、ではなく、試合に出てしっかり勝てるように、ですね。
目の前の試合に向けて練習し、出られるように、勝てるように準備する。
まずは1試合1試合だと思っています。
チーム最年長として意識することはとくにないですね。
ただ、「しっかりしなきゃダメだな」という想いはあります。
それは最年長だからというより、自分のなかでの美学のところかな(笑)。
身体についても、年齢で捉えるのではなく、自分のコンディションや状態を見て考えています。
身体の使い方はどうかとか、こうしたほうがスピードが出るなとか、そのうえで筋トレをどうするかとか、そうやって考えるようにしている。
今年プロ14年目になりますが、何歳までやろうとか、全然イメージしていなかったし、なにも考えていなかった。
いまもべつに振り返ることはしないし、気付いたらあっという間に時間が過ぎていて、毎年「また今年も頑張ろう」というだけなんですよね。
ただ、運はあるなと思います。
ありがたいですよね。
いろんなひとのサポートもあるし、縁や運はすごくありがたく思ってる。
自分がどうこうというより、ここまで来られたのは周りのひとたちのおかげだなと思います。
あとはまあ……負けず嫌いなのかな。
根はそうかなと思います。
智さん(山口監督)を男にしたい?
そんな偉そうなことは言えないかな。
選手としてそうなってきたひとだし、監督としてもいつかそうなるひとだと思うから。
ただ、その一員でいたいというのはあるかな。
そう、俺が監督を男にするとかしたいとかはないけど、そうなるときに自分もそこにいたいなと思う(笑)。
今年そうなったらいいですね。
