ONLY ONE STORY presented by FUJITA

16FW NEMOTO RYO

MY STORY

日々分析しながら

昨シーズンはリハビリからのスタートでした。
一昨年に左膝前十字靱帯断裂の怪我を負い、手術後は歩くこともできなかったけど、去年のキャンプではエアロバイクを漕げるようになり、ジョグも少しずつ早いペースで走れるようになって、汗をかく喜びを感じた。

復帰するまでの半年間で、チームを客観的に見ることもできました。
試合を見ながら、いざ自分がピッチに立ったときに、前線でボールを収めるストロングの部分を出していけばチームのプラスになれるだろうと分析していた。
加えて、自分の課題である守備に関しては、ルキ(ルキアン)や(福田)翔生、(鈴木)章斗を見習わなければいけないと思っていたので、彼らのプレーを見て学べたと思います。

ルキと翔生、章斗が2ケタ得点をマークしたなかで、自分は夏に復帰してから1点しか取れなかった。
途中出場が多く、プレーの面でなかなかチームに貢献できなかった試合もありました。
ただ、自分のなかでは日々分析しながらチームの力に変えることはできたと思います。

トレーニングや練習試合を通じてカズくん(大野和成)がアドバイスをくれることもありました。
練習でマッチアップした場面を振り返って尋ねると、フィーリングも含めて全部答えてくれた。
そうしてちょっとずつ自分のよさを突き詰め、伸ばしていけたんじゃないかなと思います。

MY ASPIRATION 2025

証明しないといけない

去年、監督に口酸っぱく言われていた守備の部分やボールを収めて攻撃の起点になるところはかなり積み上げることができていると感じています。
自分のプレースタイルを周りが理解してくれている感触もあるし、トレーニングや練習試合、シュートの自主練も含めて、ネットを揺らす回数が増えている実感もある。

このあいだ町野(修斗)の記事を読んだんですけど、「いま試合で点を取れているのは練習で取れているから」だとあいつはコメントしていました。
たしかに、練習でゴールの形を多くつくり出し、味方から信頼を得ることができれば、おのずと試合で得点を取るところに繋がってくると思う。
練習で決め切ることが試合に出ると思うので、自主練のシュート1本から大事にしなければいけないなと感じながら取り組んでいます。

今年はチームとして去年以上の成績を目指していますし、そのためには得点を取ることが欠かせません。
個人的には2ケタ得点が目標です。
去年3人が取っていることも含め、今年は結果で自分の力を証明しないといけない。
もちろんスタメンで長い時間出たいですし、それによって得点を取る確率も上がってくるはず。
そのためには日々の練習がすごく大事だと思います。

マンネリ化してはいけないですね。
練習きついなって思うけど、当初は歩くこともできなかった。
だから「今日もサッカーができる」って、毎日思いながらやっています。