ONLY ONE STORY presented by FUJITA

14MF BARADA AKIMI

MY STORY

細かいところまで突き詰めて

一昨年、開幕前に怪我をしてしまい、いい形でチームに入れなかったので、去年はピッチに立ち続けることを目標にしていました。
実際振り返ってみると、ケアを心掛けて1年間怪我をせずに過ごせたし、試合の出場時間は短かったですけど、できるかぎり自分の力を見せることもできた。
一昨年の反省を踏まえて、改善はできたんじゃないかなと思えるシーズンでした。

チームとしても、いい戦いをした試合は間違いなくありました。
上位陣に対して物怖じせずにプレーできていたと思うし、優勝争いをしているチームに勝つこともできて、僕自身も含めて選手全員、自信を持つことができた。

でも、もちろん自分に満足していないし、15位というチームの成績に関しても納得はない。
とくに悔やまれるのは最後の2試合です。
残留が決まり、そこが目標ではないのに安堵感が出て落としてしまった。
チームとして大きな反省点ですし、サッカー選手である限り、もっともっと追い求めてやっていきたい。
僕はパスにこだわっていますが、たとえばいまの場面は右足につけたほうがいいとか、細かいところの誤差がまだまだあると思う。
ただ逆に言えば、そういうほんとに細かいところまで突き詰めていけばもっと上に行けると思うし、そこまでは来ていると感じています。

MY ASPIRATION 2025

サッカーをどれだけ楽しめるか

今年、チームとしては上を目指さなければいけないと思うので、僕は優勝を目標に掲げていきたいと思っています。
上を見て戦い続ければ、届かなかったとしても絶対いいシーズンになるはずだし、それぐらいの気持ちを持って臨みたい。

より上に行くためには、智さん(山口監督)のもとで取り組んでいることの継続がまずは大事だと思っています。
土台がないと積み上がっていかないし、上にも行けないと思うので、そこを僕は突き詰めてやり続けたい。
チームメイトには練習から要求しますし、相手の要求も聞いて、お互い擦り合わせながらやっている。
以前からそうしていますけど、智さんが監督になって5年目を迎え、これまでやってきたことを伝える役割が自分にもあると思うので、より意識しています。

個人的には、「サッカーをどれだけ楽しめるか」を目標に置いて1年間やり続けたいなと思います。
それが僕のサッカー人生だと思う。
とくにここ最近は、自分の思い通りのプレーができたり、周りの選手とコミュニケーションを取って息の合ったプレーを出せたりするところに楽しさを感じています。

チームは右肩上がりに成長していると思います。
土台があるからこそ積み上がってきていると思いますし、智さんの信念のもと、この5年間で土台は大きくなっていると思う。
その土台の上に細かいところをさらに積み上げていって、より大きなものにしていけたらと思います。