MY STORY

疲労もうれしい出来事

続けて怪我をしたのは、プロになってから去年が初めてでした。
これまであまり怪我をしてこなかったし、そういう年齢に差しかかってきているのは事実だと思う。
ただ、今後長く活躍するためにいろいろ気づけたことはポジティブなところだったと思います。

去年から栄養士を付けたり、自分にかける時間とお金はより多くなったかなと思います。
食生活の改善と普段のトレーニングで、G大阪時代はずっと68～69kgぐらいだったのが、去年1年間で体脂肪はそのままで72～73㎏になり、筋力を上げることができました。
よりパワフルに走れるし、なにより怪我予防になる。
履けなくなったズボンが4つぐらい出てきて、けっこういいモノだったのでショックな部分はあったんですけど、以前の俺の体型に似ている弟に全部あげました。

今年は2年ぶりにキャンプができました。
ここでの貯金が長いシーズンを戦い抜くうえで重要だと思っているので、みんなに負けない気力で必死にやった。
疲労も僕にとってはすごくうれしい出来事。
きついけど、充実感とうれしさがいまの原動力です。

MY ASPIRATION 2025

数字にこだわりたい

去年はシーズン終盤に続けて出場しましたけど、怪我をするのが怖くて、得点など数字に対して目を逸らしていた。
そこはほんとによくなかったなって振り返ったときに思いました。
怪我しないことは大事なんですけど、数字を追えなかったことは、反省点というか、自分のなかで悔いが残っています。

だから今年は数字にこだわりたい。
もちろん怪我せずに1年間ピッチに立ち続けることが最大の目標ですけど、数字の部分は忘れずにやっていきたいです。
具体的な目標は決めていませんが、「シュートを振る」ってところはやっていこうかなって。
その結果どうなるか、自分で見てみたいです。

チームとして、まずはトップ6を目指したい。
上位陣に食らいついていきたいし、去年の夏以降の戦いがスタートからできれば可能なんじゃないかな。
簡単ではないですけど、それぐらいの力はあると思うんです。
状態のいい選手が試合に出ると思うので、刺激し合って、いい競争をして、チームのレベルを上げられるようにしていきたい。
残留争いのチームという印象から脱却したいし、できると思います。

今年は背番号を「7」に変えました。
背番号のせいじゃないけど、去年は不運な部分もあったし、自分の足りないところもあって、続けて怪我をしてしまい、期待されている仕事ができなかった。
尊敬している宇佐美（貴史）さんと同じ番号でもあるし、流れを変える意味も込めて決めました。

去年苦しんで、そのなかでもしっかりやってきたつもりではいるので、今年こそはという気持ちはあります。
今年もそういう年になるかもしれないけど、どんな状態でも自分のできることを1年間しっかりやり続けていきたいです。