37MF SUZUKI YUTO
MY STORY
意識したのは練習の質
終わってみれば、去年は多くの試合に出してもらえたし、自分の目標である、怪我をせずにシーズンを通して戦うことができました。
でも、もっとできたという感覚は強い。
チャンスに関わる回数をつねに意識してプレーしていたんですけど、ゴールもアシストも全然付かなかったし、もっともっと脅威になれたと思います。
湘南はみんなひたむきで真面目、そんな集団だと感じました。
選手一人ひとりがそういうところを大事にして練習している。
反面、真面目であるがゆえに、智さん(山口監督)に言われたことをそのままやってしまうところがある。
たとえば背後に抜けろと言われたら、止まったほうがいい場面でも抜けてしまう。
もちろんチームの約束事やチームでやりたいことはあるけど、それをダミーにしてできること、こっちのほうがいいという判断もあると思います。
去年は副キャプテンも務めました。
いちばん意識したのは練習の質です。
試合でもそうだけど、身体がきついときになにができるかだから、みんなには申し訳ないけどカツを入れたことはたくさんありました。
湘南に暮らした1年はすごく楽しかったです。
シーズンオフの走りっていつも苦痛だったんですけど、この冬は「気持ちいいわー」と思いながら浜や海沿いをずっと走っていました。
MY ASPIRATION 2025
ゴールに迫っていきたい
去年はチームとして右肩上がりのシーズンだったと思います。
ただ、最後に対戦した神戸にはものすごく圧を感じました。
実際、彼らは時間もお金も費やしてサッカーに懸けている。
自分もやっているつもりだったけど、まだまだ甘いなと思いました。
あんな悔しい想いはもうしたくない。
いまは神戸のホームで戦うときに自信を持ってピッチに立てるようにイメージして練習に取り組んでいます。
今年は自分のよさを出しつつ、もっともっとゴールに迫っていきたい。
ゴール前に入っていくことで得点は生まれるわけだし、守備でも攻撃でもその回数をもっと増やさなければいけないと思っています。
それを繰り返していれば必ず数字は出るはず。
自分がウイングバックをやるのであれば、5ゴール5アシストとか、なんらかの形で最低10点に関わらないとチームは上位には行けないと考えています。
やっぱりタイトルを取りたい。
そんなに甘くないし、まだまだ力が足りないのは分かっていますが、でも去年みたいに個人としてもチームとしても成長し、結果を出してどんどん自信を付けていけば、見えない話ではない。
そこまで行きたいなと思います。
そのためには、あとからじりじり上がるのではなく、最初からもっと上に行きたいですね。
しっかり力を付けてきているわけだし、それを結果に繋げて、ひとケタのところで勝負していきたい。
まずは開幕の鹿島戦に向けて頑張っていきます。