クラブ/選手
ロゴマーク更新について
湘南ベルマーレは、1月11日(土)よりロゴマークを更新いたします。
また、日本語ロゴ、オリジナルフォント、ブランドデザインガイドラインを新たに作成いたしました。
3.オリジナルフォント
4.展開イメージ
※エンブレムは新たなカラー定義のみ反映しています。
ロゴマーク更新のコンセプト
1.変化への適応
従来のロゴマークがつくられた約30年前から、スマホの出現などのメディア環境の変化、印刷やモニター技術の進化、競合他クラブの進化など、大きく時代は変化しています。
湘南ベルマーレとして、この変化への適応は必須であると考え、大小問わずあらゆるメディアでの視認性、再現性を高めるロゴマークへの更新をおこないました。
2.ルールの再定義
これまでクラブとして、クラブ指定色であるブルーとグリーンの表現色が統一されていない、モニター用のカラー指示色が存在しないといった問題点がありました。
そこで2024シーズンからロゴマークの使い方や写真選定のルール等をまとめた「コミュニケーションルールブック」(※詳細後述)を作成いたしましたが、運用していく中でクラブ指定色のカラー、使用ルールの再定義をおこなう必要性があると判断いたしました。
制作者コメント
今回のデザインは、「ロッテキシリトールガム」「明治おいしい牛乳」などのパッケージデザインをはじめ、NHK Eテレ「デザインあ」「デザインあneo」総合指導をおこなってきた佐藤卓氏、クリエイティブディレクターは湘南ベルマーレのスローガン「たのしめてるか。」や湘南ベルマーレの企業理念、「SPIRIT BOOK」などを手がけてきた吉谷吾郎氏が担当いたしました。
以下に、お二人によるコメントをご紹介いたします。
湘南ベルマーレのロゴデザインについて
グラフィックデザイナー 佐藤 卓
今までの柔らかく優しいイメージを残しつつ、湘南ベルマーレの英字ロゴを、よりスピード感のある洗練された印象に調整し直しました。
そして「湘南ベルマーレ」という和文字ロゴも新しく制作。“英ロゴ”と共に“和ロゴ”も今後はさまざまな媒体で使用されていくと思います。
色も今までのベルマーレカラーを生かし、明度と彩度を調整しメリハリを付け、より視認性を高くしています。
さらにこのタイミングに合わせ、重心が下にある英大文字と数字のベルマーレフォントも新しく制作しました。これらのロゴと共に湘南ベルマーレがより力強く、新しい時代を切り拓いていくことを願っています。
ベルマーレらしく、あたらしいうみへ。
クリエイティブディレクター 吉谷 吾郎
「エンブレム」は、スマホに小さく表示されても見やすいようにシンプルに。けれど、クラブのアイデンティティのモチーフやカラーはそのままに。クラブのアイコンを統一するために「ロゴマーク」はなくしてしまう。いま、そういう流れが国内外のあらゆるスポーツチームにあります。ですが、ベルマーレは、ちがう道を選びました。
この機会に、クラブのプロジェクトメンバーで「どのように現在のエンブレムが生まれて、そこにどんな意味があるのか、なぜ変える必要があるのか?」を何度も話し合いました。結果的には、エンブレムは、変えないことに決めました。同じ地点に戻ってきたようで、「変えない」という前進だと思います。
一方で、クラブの事業目標から逆算して考えたときに、メディア環境や、競合クラブがどんどん変化に適応していく中で、デザインにおける地道なアップデートは必要だと話し合いました。そこでベルマーレのアイデンティティをより濃く、より深く、より広く伝えていくための更新を決めました。
日本語ロゴもつくりました。「湘南」と「SHONAN」はおなじようでちがうよね、という話が打ち合わせの中で出て、「つくってみよう」とチャレンジしたものです。グッズやSNSのコミュニケーションにおいてより親しみやすく、老若男女に愛される存在になると思います。また今回、オリジナルフォントや綿密なガイドラインも制定しました。サポーターのみなさんには気づかないほどの小さな変化かもしれませんが、神は細部に宿るという考えのもと、あらゆる接点で「ベルマーレらしさ」を積み上げていきます。
ロゴマークを変えると、「前のほうがよかった」となるものですが、デザインというものは法人にとって「不易流行」の「流行」にあたるものです。今後も、時代や環境の変化に適応しながら変わっていくことでしょう。では、ずっと変わらない、変えてはいけない、「不易」はなにか。
すべては、「夢づくり 人づくり」「人生と地域を豊かにする、スポーツ文化が根ざしている世の中」「たのしめてるか。」のために。
クラブV.I.検討「あたらしいうみへ。プロジェクト」ご報告
湘南ベルマーレでは2022年に、2030年に向けて35億円規模のクラブを目指すための「Target35」という事業目標を掲げました。
これはクラブのミッション、そしてビジョンを改めて見つめ、ひとつでも多くの勝利をホームタウン湘南地域に届け、夢と感動を提供することを目的として定めたものです。
「Target35」ひいてはクラブビジョンの達成には事業の拡大は必須です。
そのためにはまず、湘南ベルマーレやその価値が広く、正しく認知される必要があります。そのような中、ホームタウン内でのクラブの認知率は60%との調査結果もあります。
こうした背景から、クラブではJリーグ加盟30周年である2023年を機にV.I.(ヴィジュアルアイデンティティ)の整備を検討しはじめました。
V.I.とは一般的に、あるブランドを一貫性や統一性を保って視覚的に表現するためのもの全般(エンブレムを中心としたロゴマークやフォント、クラブカラーなど)や、それらを運用するにあたってのルールを指します。
V.I.検討「あたらしいうみへ。プロジェクト」についてはこちら(ワークショップ議事録)でより詳しくご覧いただけます。
それらの議論を経て、2023年から2024年にかけては現行のエンブレムやロゴマーク、クラブカラーといった既にある意匠は変更せず、まずはそれらを使うことを含む、湘南ベルマーレを視覚的に表現する際のルールを策定することにいたしました。
それが、前述の「コミュニケーションルールブック」です。
一方で、上記「ロゴマーク更新のコンセプト」で挙げたデザイン意匠の時代の変化への適応、ロゴマークの視認性やカラーの再現性の向上、オリジナリティのあるフォント、細かく明確なガイドラインによるクラブブランドの一貫性の徹底にまだまだ改善点があると考え、今回のロゴマーク更新等に至りました。
本報告をもって、クラブV.I.検討「あたらしいうみへ。プロジェクト」の報告とさせていただきます。これまでのアンケートにご協力いただいた皆さま、ワークショップにご参加いただいた皆さまに改めまして御礼を申し上げます。
新たなロゴマークを使用したグッズ販売について
今回のロゴマークを使用したグッズは湘南ベルマーレ公式オンラインストアで本日15:00より販売いたします。この機会にぜひお買い求めください。
湘南ベルマーレ公式オンラインストア