馬入日記

【馬入日記:12月8日】2024最終戦、神戸戦!福田翔生選手インタビュー

本日、ついに2024シーズンの最終戦を迎えます。
アウェイの地でヴィッセル神戸との対戦となります。(14:00キックオフ)
福田翔生選手に話を聞きました。最終戦を前に、いまの心境とは。

「楽しみな気持ちが強いです。神戸にとっては優勝が懸かった試合ということもあるので尚更楽しみですしとにかく勝ちたいという気持ちが一番ですね」

勝ちたいという気持ちをより強くするのはこんな思いです。

「この今のメンバーでできる最後の試合になるので、本当に噛みしめながらプレーしたい。今年一年、本当にみんなで頑張ってきた。試合に出ている人も出られない人も、みんなで築き上げてきたのが今のチーム。誰一人腐らずずっとやり続けてきたことが素晴らしいと思いますし、だからこそ出る選手が代表してピッチで思いをぶつけなければいけないと思っています」

結果に結ばれず苦しい時期もありましたが、今は一人ひとりが自信を持ってプレーしています。進化の要因とは。

「自信を持つきっかけとしては、やっぱり勝ち出してからだと思います。チーム状況もよくなっていったし勝ち癖もついたと思う。チームとしてコツコツやり続けたこともひとつだし、“勝ちたい”という思いをプレーで表現できるようになった。僕もそうですしチーム全体も、気持ちが本当に強くなったというのが勝てるようになった要因かなと思います。シュートブロックもそうですし球際もそうですし、ワンプレーワンプレーにどれだけ勝ちたいかという気持ちをぶつけられている。もちろん技術も大事ですけど、気持ちの持つ可能性って計り知れないところがあると思うので、やっぱそこじゃないかなと思います」

福田選手自身は前節で二桁まで到達した得点力はもちろんのこと、得点以外にも様々な場面でチームに貢献しています。
今年一年間やってきての自身の進化については。

「初ゴール(4月13日横浜FM戦)を取れてから自信がついたし、自分の能力を解放できるようになったと思います。試合に出続けることによって身体能力も上がりましたし、そこに智さん(山口監督)の指導でアシストなどもできるようになった。この一年を通して、どうしたらチーム状況が良くなるのか、どうしたら自分が良くなるのかを常に考えてやってきたので、それが成長に繋がったかなと思います」

前節の横浜F・マリノス戦のゴールも圧巻でした。

「カミくん(上福元選手)にアシストをつけたいから本当に一発狙っておいてほしいって話をしてたんです。カミくんはフロンターレの時もアシストになりそうでならなかったことがけっこうあったみたいで、じゃあ、俺がカミくんにアシストをつけたいなと思って。そうしたら本当にいいボールがきたので、あとはもうしっかりいいところにトラップすることを意識して、最後は冷静に決められました。あのトラップは学んできたものだし全部イメージ通りでした」

一方で、福田選手のゴールでリードするもその後2失点し6試合ぶりの敗戦と悔しい試合になりました。

「あのまま勝ち切りたかったですけど、失点の部分でひとつの甘さが出てしまった。身体を投げ出して防がなければいけないシーンだったし湘南らしくなかった。ああいう試合でも勝っていくというのは、湘南がもうひとつ強くなるために必要なものだと思っています」

本日対戦する神戸との前回対戦は4月。粘り強く戦い0-0で推移するも93分にゴールを決められ0-1で敗れました。内容的には手応えを感じるも悔しさを味わった一戦でした。

「神戸の印象としては、大迫選手と武藤選手の存在は大きいと思います。個もあるし組織力もあると思うのでかなり手強いチームだと思いますけど、でも俺らもやれる自信がある。自分たちが食ってやるぐらいの勢いを持って戦いたいと思います」

福田選手にはゴールも献身的なプレーもどちらにも期待が高まります。

「ゴールは湘南みんなが本当にひとつになれる瞬間なので決められたらめっちゃ嬉しいし、自分のゴールでチームが勝てたら最高です。守備や献身性というのは、僕たちは人の人生を背負ってると思ってやっているので、必死に戦うのは当たり前のことだし、その思いはずっと自分自身の中にあります」

一年間共に戦い、そして今日も共に戦うサポーターの皆さんへ。

「今日の最終戦は、湘南とは何かというものをピッチの上で表現したいです。本当にその気持ちだけを持って戦います。サポーターの皆さんには、本当に一年間ずっと支えてもらいました。試合に出てる人も出られない人もいる中で、毎日いろんな思いを持ちながら必死に頑張ったみんながいたから今のチームがあると思います。神戸戦では、ピッチに立っていない人の気持ちも分かってほしいですし、その選手たちの分も一緒に後押ししてほしいなと思います」

湘南ひとつに、2024シーズンのラストマッチに挑みます。
共に戦い、勝利しましょう!