試合情報

【実施報告】茅ヶ崎市で初めて「ベルせん」実施!根本選手&松村選手&髙橋選手が小和田小学校で授業

茅ヶ崎市のご協力のもと、茅ヶ崎市では初めてとなる「ベルせん」が茅ヶ崎市立小和田小学校で実施されました。
「ベルせん」とは、ベルマーレの選手が小学校で夢についての授業を行うもので、松村晟怜選手、髙橋直也選手、そして小和田小学校出身の根本凌選手が訪問しました。

体育館に集まった140名を超える6年生たちに迎えられ授業はスタート。まずは緊張をほぐすために選手たちと一緒にリフティングをしようと3人が提案し、手を挙げた児童と一緒にリフティングにチャレンジ!

みんなで協力し見事チャレンジに成功!盛り上がったところで、選手から夢についての話をしました。
夢を叶えるために一番努力したことは何かを根本選手が話しました。

「小学生の時は周りの子よりもキック力があって比較的ボールを遠くに蹴ることができたので試合に出ることができていたんですけど、中学生の時に腰を痛めてしまったこともあって試合になかなか出ることができなくなり挫折してしまいました。自分の中では苦しくてもがいていた時期でした。そういう苦しいことや自分が厳しい状況だなという時も諦めず、どうしたらうまくいくのかを自分なりに考える努力をし続けることを大事にしていました」

それを乗り越える原動力は何だったのかについては「みんなそれぞれに家族がいたり、先生や友達がいると思います。僕は今25歳ですけれど、自分に関わってくれている人がたくさんいる中で、本当に周りの方に支えられているということを感じる25年間を過ごしてきました。決して当たり前のことではないと思いますしそういう周りで支えてくれる人の存在が原動力となっています」と話しました。

続いて松村選手が話しました。

「自分は“継続する”ということを大事にしています。皆さんも習い事であったり、勉強であったり、楽しいから継続できるということがあると思います。皆さんが今楽しんでやっているものがあるならばそれは良いことですし、それを継続することができたら上を目指すことができると思います。自分はサッカーでプロになりましたけど、今皆さんがやっている競技とか習い事、好きなことを頑張って続けて上を目指してほしいと思います」

怪我や自分のプレーがうまくいかず苦しい時にどうやって乗り越えるのかについては、「自分は去年ですけど怪我をして、根本選手と一緒にリハビリをする期間が長くありました。その時にいつも根本選手であったり、リハビリを一緒にしてくれていたトレーナーの方だったり、たくさんの方々の存在が自分の支えになりました。何よりいつも試合を観てくれている両親にいち早く試合に出て、笑顔を届けたり恩返しをしたいという気持ちが一番支えになったと思います」と話しました。

最後に髙橋選手が話しました。

「サッカーだけをやるのではなくて勉強や色々な遊びもそうですけれど、友達と仲良く遊ぶことや学校生活を楽しむということも、サッカーを頑張ることと同じくらい大事にしていました」

気持ちが少し落ちてしまった時に、もう一度自分を奮い立たせるためには「自分は苦しい時や悔しい時には、何年後かの自分が今の自分を見た時に誇りに思えるような行動をしているかなと考えています。嫌いなことはしたくないものですけど、好きなことをするために嫌なことも頑張って、嫌なことを頑張ったら好きなことをご褒美にやる、というような自分に対してご褒美を設定して嫌なことも頑張るようにしています」と話しました。

髙橋選手と言えばいつも笑顔の印象がありますが、その理由については。
「嫌なことを考えるよりも楽しいことや好きなことを考えていた方が気分も上がりますよね。気持ちが落ちていたら自分も楽しくないですし、周りも楽しくなくなってしまうと思うので、笑顔というのは心掛けてもいますし、自然に出ているものでもあります」

みんなからの質問タイムでは、「ゲームはしますか?」「サッカー以外ではまっている趣味はありますか?」「リラックスする時に聞いたりする音楽はありますか?」などたくさんの質問が飛び出しました。
そのなかで「好きな事を上達させるには何が必要ですか?」という質問が。
高橋選手は「とにかくたくさん練習することかなと思います。ゲームでもそうですけど、繰り返したくさんやり続けることが成長に繋がると思います」と答えました。

松村選手は「好きなことを上達させるために夢や目標を持つことはいいことだと思います。夢は大きいほうがいいと思いますが、その夢を叶えるための目標が高くなってしまうと自分の成長や伸びしろがわかりづらく感じてしまうので、最初は少し目標を低くしてそれをひとつずつ超えていければ成長を感じることができると思います。少しでも成長を感じられたほうがその成長は加速すると思いますし、目標が高すぎると成長を感じることができず途中で挫折してしまうこともあると思うので、最初は高すぎず自分の成長を感じられる目標を設定するのがいいと思います」とアドバイス。

根本選手は「自分が目標としていることや好きなことに取り組む中で、もしかしたらその過程で好きではないことややりたくないことが出てくるかもしれません。でも、その好きではないことに対してもひたむきにチャレンジして克服していくことができれば自然と上達していくと思います」と話していました。
プロサッカー選手も小学生の皆さんと同じことをしていたり、同じような音楽聞いていたりという話をしながら、選手を身近に感じてもらえるような時間となりました。

最後は児童の皆さんと、スタジアムで再会できることを楽しみに、ハイタッチをして終了となりました。
小和田小学校の皆さん、ありがとうございました!