馬入日記

【馬入日記:8月24日】本日ホームで名古屋戦!鈴木淳之介選手インタビュー

今日はホームに名古屋グランパスを迎えての一戦。
「グリーンオーシャンナイト Supported byフジタ」と称して、SHONANユニのプレゼントや試合前には暗転しての光の演出なども行われます。
スタジアムにご来場の皆さん、ぜひ共に楽しみましょう!
(DAZNに加えNHK BS1でも生中継されます!)

さて、今日は鈴木淳之介選手に話を聞きました。
6月以降、コンスタントに出場を重ね、存在感を発揮しています。
自身の手応えとしてはどうでしょうか。

「攻撃面では悪くないとは思います。ただ、まだ細かいところだったり、あまり表に見えてないかもしれないですけど、ちょっとしたスライドができていない場面があるので、そういう細かいところをもうちょっと突き詰めてやっていきたいなと思います。特に身体がきつくなるとスライドできていないことがあるので、そういう時も自分に厳しくしてやっていきたいです」

センターバックとして感じる難しさとは。

「やっぱり全部相手のリアクションで自分が動かないといけないので、裏のボールの対応だったり、そういう部分はまだ難しいです。試合を通して学びながらやっています」

もともと中盤でプレーすることが多く、高い技術力や攻撃面での強みが目立ちますが、最近は要所で相手の決定機を潰すカバーリングなども光っています。

「自分がされて助かるプレーというのは、チームメイトにはしたいと思っています。自分のミスもたくさんカバーしてもらってますし、自分も助けたいという気持ちがあるので、そういうプレーが生まれてるかなと思います」

3バックの真ん中で最終ラインを統率するキムミンテ選手の存在も大きいようです。

「ミンテさんからは“自分の思う通りにやれ”と言われています。ミスをカバーしてもらったり非常に助かっています。前の選手を動かしたり、自分の良さを出すという意味でもそういうミンテさんの存在は大きいと思っているので、とにかく自分を出して頑張りたいです」

さて、今日対戦する名古屋グランパスは鈴木選手にとっては地元が近く幼い頃から親近感を持っているチーム。意識することは。

「小さい頃から応援していたチームですけど、ただ今プロになった以上は関係ないと思ってるので、しっかり倒したいと思います」

岐阜県出身の鈴木選手は何度も豊田スタジアムに足を運び、見ていたチームとの初対戦。

「小さい頃は一度も勝てなかった。小学生の頃は5、6回対戦しましたけど、全部の大会で決勝で負けました。中学はあまり対戦することはなかったですけど、高校では何度かあって勝ったことはなかった。そういう意味でも勝ちたいです。永井選手や稲垣選手は小さい頃から見ていましたし、そういう選手と一緒にやれるというのはやっぱり楽しみです。楽しみながら、しっかり勝ちたい。順位も近いですし、勝てば追いつけるぐらいのとこにいけるので」

気をつけたいポイントは。

「前線に特徴のある選手が多いと思うので、まず1対1を負けないこと。自分たちが攻めている時にリスク管理を怠るとすごい速さでカウンターが来ると思うので、そういうところをしっかりケアしながらやっていきたいなと思います。天皇杯ではセットプレーで失点してしまいましたが、限られた時間の中でもしっかりセットプレーの確認をしました。いつも以上にみんなが気をつけながらボールにしっかりアタックしていくということをやっていければ、ゼロに近づくんじゃないかなと思います」

ところで、鈴木選手はプロ3年目の今シーズンはここまで13試合に出場。特に6月以降はスタメン出場を続けています。
1年目はリーグ戦の出場はなし、2年目は5試合の出場に留まりました。試合数には表れなかった時間をどういう思いで過ごしてきたのでしょうか。

「あまり試合に出てはなかったですけど、出てない時期に腐らずやってきたことが今に繋がってると思います。落ち込むことは、去年もあったし今年も最初はかなり落ち込みました。シーズンの最初に数試合出ましたけどあまり良くなくてそこから離れてしまった。その時は連続でいいプレーができなかったしかなり落ち込みました。4-4-2の時はまだよかったんですけど、3-5-2のインサイドハーフの時によくなくて、あぁよくない時の自分やなという感覚でした」

6月1日のホームでのガンバ大阪戦で3バックの一角として出場。1-2で敗れましたがチームとしても個人としてもよいものを出すことができた試合でした。

「ガンバ戦で初めて後ろで出ました。昨年から後ろはやっていたのでそんなに迷うことはなかったんですけど、公式戦では初めてでしたし、この試合がJ1初スタメンだったので、どれだけ自分が長い時間できるんだろうっていう未知な感覚がありました。すごく緊張しましたけどプレーしていて楽しかった記憶があります」

その試合は大きなきっかけとなりましたが、鈴木選手のプレーが突然よくなったわけではなく、間違いなく日々の積み重ねの先にあったものでした。

「どこかでいいきっかけがないと、なかなか今のように出続けることはなかったと思う。1、2年目の積み重ねがあっての今年だと思うし、それを出せた初スタメンの時のプレーがいいきっかけになって今の自分があるので、過去の自分に感謝したいです」

どんな時もコツコツと積み重ねることは容易ではありませんが、その日々は大切なものでした。そして今もその成長の途上にいます。

「慣れてしまうとなかなか自分の良さが出ないと思っています。というのは、自分ができるっていう満足感を持ってやっちゃうとプレーが安全なほう安全なほうにいってしまうと思う。自分のよさはボールを持った時に出ると思うので、少しリスクがあるかもしれないですけど、どんどん前に発進していくようなプレーをできればいいなと思います」

今日の一戦も、チーム全体で前向きなエネルギーを出して戦います。
ぜひ熱いご声援、よろしくお願いします!