馬入日記

【馬入日記:6月26日】「チーム全体で前を向いて」臼井選手インタビュー

アウェイで行われた徳島戦、0-4で敗れ3連敗を喫しました。
今朝、チームは徳島から飛行機で戻り、午後は馬入でトレーニングを行いました。

次の試合から、なんとしても取り戻さなければならない。その気持ちで、既に3日後に迫ったジェフ千葉戦に向け、リスタートを切っています。

「とにかく、ここで気落ちしないで、チーム全体で前を向いてブレずにやることが大事だと思う。それは、去年の苦しい時を経験して一番感じたことだし、紘司さん(坂本選手)とも、去年の経験を生かそうと話をしました。今日の練習前には選手みんなでミーティングをして、それぞれ意見を出し合った。そういうことが大事だと思うし、よくなるきっかけにもなると思う」と臼井選手。

昇格も降格も経験し、チームの在籍年数も長く紆余曲折を味わっているだけに、悔しさと歯がゆさを人一倍感じていることでしょう。
しかし臼井選手からは、悲観的な言葉ではなく苦境の時こそ前へ進もうというエネルギーを感じました。

「敗戦は本当に不甲斐ないけれど、負けていてもポゼッションはできているし主導権を握れていないわけではなかった。鳥取戦の時は、僕は後半からの出場だったけど、後半開始直後に失点してしまった時、チームが急激にガクっと落ちてしまったのを初めて感じた。でも昨日は、最初で失点してしまったけど、健太郎(大井選手)とも“バランスをとっていこう”と話してなんとか立て直そうとした。その後、いい流れまでは持っていくことができた。その点では、少し進歩はあったと思う。反省すべきはあるんですけど、すべて悲観的に捉えるよりもポジティブに考えてやっていくことも大切だと思う」

そして、「失点もそうだけど、得点をとれていないことも問題だと思う」とも。
「もっと得点をとれるチームにならなければダメだと思う。2009年もシーソーゲームでなんとか勝てるチームになったから結果を出すことができたと思う。もしかしたら、個々のチャレンジが少ないから引いてしまって失点に繋がっているという部分もあるのかもしれないと思う。連敗している時は、何かひとつきっかけがあれば復活できるチームが多いし、リーグ全体が混戦なのでまだまだこれからだと思う」

次節は首位争いを繰り広げているジェフ千葉との対戦です。

「もちろん思い通りにプレーすることは簡単ではないと思う。でも、今ジェフと対戦するのことは逆にいいかもしれない。自分たちが“挑む”という意気込みで相手ぶつかっていきたい。ジェフ戦できっかけを掴みたい。いい方向に向かう試合をしたいです」

全員で話をし想いを確認することで、また新たなものが生まれているはずです。
中3日で迎える次節。限られた時間の中、できる限りのことをして臨む重要な一戦となります。